※童話紹介を先に、日常の出来事はあとにしています。童話は、10月3、4、5日からの続きです。
【モモちゃんとあかね 椋鳩十】④
うちの六匹の白い猫は、皆モモの子供や、孫や、そのまた孫の子供達でした。
けれども、猫は一人前になると、こうした血縁関係は、無くなってしまうものです。ところが、モモはそうした血縁関係といったものを、心の奥の方で感じていたのでしょうか。もっと他の力が、モモにそのような事をさせたのでしょうか。
今でも私は不思議に思っているのですが、私の家では、一枚の大皿に、猫達のご飯を入れてやるのです。猫達はそのお皿の周りに集まって、ウウ、ウウと唸りながら、お互いに自分が先に食べようとしたり、時には喧嘩したりして食べるのです。ところが、いつの時も、モモだけはその仲間に入りませんでした。
モモは争いあって食べている、六匹の猫の、後ろの方に控えて、ちょこんと座っているのです。
六匹の猫がたらふく食べて、大皿から遠ざかると、モモは初めてのそのそと、ご飯の方へ歩み寄っていくのです。
また、こんな事もありました。
モモは別に躾けたというわけでもないのに、行儀のよい猫でした。どんなに素敵なご馳走があっても、私達の食卓の物をとって食べた事がありませんでした。
そのモモが、私達の隙を狙って、食卓にとびかかると、皿の上の魚をくわえて逃げ出したのです。
その素早かったこと。あっという間の出来事でした。
私も妻もあかねも、「あっ！」と驚いてしまいました。
あかねは、モモを可愛がっていただけに、モモのこのやり方に腹を立てたのでしょう。
「モモ」
と叫んで、モモの後を追っかけました。モモは次の間に駆け込みました。次の間の本立ての脇にはニ、三日前から、赤ん坊が生まれそうになっているミミを、竹ごうりの中に、ぼろきれを敷いて入れてありました。
モモはくわえていった魚を、そのミミの前に置くと、竹ごおりの外から、ミミをじっと見つめているのでした。
一体、猫達の心の中に、他の猫に、同情するなんて心が有るものでしょうか。しかし、こんな事をしたという事も事実なのです。
あかねは、このモモを疑って、済まぬ事をしたと思ったのでしょうか、抱き上げると、モモの顔に自分の頬を押し付けて、
「ね、ね、ごめんね。」
小さな声でつぶやくのでした。
つづく。
曇り。23－22℃
昨日と違い、ぐーんと気温は下がり過ごしやすい、こうでなくちゃね。
相変わらず林檎が、春と間違え、次々に咲いている。
昨日のY君の件もあって、「人はなぜ舞台であがる」のか、昨夜から午前中まで、それをずっと調べていた。
「バイオリン 発表会 あがる」で検索すると、あらゆる活動、運動の中で、楽器演奏が舞台で一番あがる、特に弦楽器、というデータがわかった。（楽譜を忘れる、頭が白紙になるというのとは違う、楽譜は全然わかっていて、勝手に手がわなわな動く弓の震えが特に問題。だから途中で演奏が止まる）
どうやら練習量や時間量は十分な、有名な巨匠達でさえ、晩年まで震えながら弾いている事もわかった。勿論どこからでも弾ける練習とか、暗譜とか、そういう対策は、私はすでにやっている。
そして、これは脳の問題であり、セロトニンを増やす、有酸素運動などのことも書いてあったが、結局、プロのバイオリン演奏家があれだけの練習量でも克服できず、多くがβブロッカーを飲んで演奏している事がわかっただけでも、自分を精神論で責めずに済んだ、なんとも救いがあった。
アマなんだから飲まないで済むように、場数を踏むなど、あらゆることはするが。勿論、有名な下の本はいずれ読んでみたい、古本を待つしかないが。
練習を少しして、出かけた。
涼しくなった、少し運動がてらショッピングモールを歩く。
ユーモアに笑う。
そういえば、進むにすれて、楽譜が細かくなり、リピートも無いのに同じところをうっかり弾いていたりｗ、ひーひー言っているw
先生に「今からこれで、どうするんだ」とつっこまれてしまうが、今の眼鏡の軽い事！（対策として、私が眼鏡をかけるか、楽譜を模造紙に大きく書き出すしかあるまい…。）
楽譜入れの鞄も欲しいが、基本、男物とかスポーツ用品が好きだ。
背中にバイオリン背負って、さらにリュックは背負えないが。
結局、自分はTシャツは男物の無地のSサイズ、あとはUNIQLOウィメンのほぼ無地の組み合わせで一年中過ごしているが、関東は夏が長くなったし（ゴールデンウィーク～今年は10月の昨日まで夏！と、半年は夏なんだと勝手に認定して）夏物はあった方が良いかな？
冬物はタウンコート3種とセーター、ジーンズで、マフラーを沢山編んだりしたが、そんなに量はいらないのだ。
そういう訳で、夏物のたたき売り場で、三分の一、四分の一に下がっている、きちんと裏地のついた（縫製とか、ここ大事）、ふわふわなシフォンのようなひだの多いスモック風で、水色を基調にした幾何学模様のブラウスM、白地で裾に涼し気な花の手書き風プリントのチュニックLを婦人服売り場で購入。これって、叩き売れても、もう布代にもならないのではないか？
多分、私の年齢層が着る、母の日に娘がプレゼントするようなタイプの、しかし私は滅多に着ない、柄が入った洋服を初めて買ってみた。年相応のチャレンジをしてみる。
（家に帰って試着したが、こういうコクーン風にふわっと、ウエストとお尻が隠れるのはイイが、丈が長いだけでなく、ギャザーやひだの小細工で、横の太さの欠点をカバーしすぎのミセス用の洋服を着てみると「これが当たり前になると、どんどん人間は堕落して太るな、腹筋運動なんてしないよなー、」と思ったし、自分の良さを生かしていないな」と思った。今年はこのまま置いて、来春に襟を魔改造して、来夏に大いに活用しようとは思う。私の地味な洋服の群れの中に吊るされ、一際、柄が光り輝いているのだけは確かだ。）
安価な洋服を、つい来年の為に買ったが、目的は紅玉だった。
ついに出まわりはじめており、しかし残りは3つ、買い占めた。
庭はスダチだらけで、活用法を教えていただいたが、2つで一袋138円、お高いんだなぁ。庭に落ちているのに。
外に出ると、なんか賑わっている。「2019 ローカルヒーロー祭り」を覗いてみるも、そもそもローカルヒーローが解らーん＿|￣|○
だから、本当に適当に貼っておきますね～
どれが有名なヒーローなのかすら、わからんのです。
個人的にツボ１
個人的にツボ２
素晴らしい！
併設の映画館。大体ここで映画を観ることが多い。
キアヌ・リーヴスさまぁ～♡
両方みたいが、今日は我慢。
①結論、楽しそうなこの人たちに、「あがる」ことはあるのかと思う？私もするべきだ！と、これが、「あがり対策」になるならばである。
②そして、顔をこれだけ隠していても格好よく思われる、「それはスタイルである、」と。
身長も大事だが、「姿勢、締まったウェスト、お尻のあがり具合と、どういう形であろうと鍛えているのがわかる肩幅」これに尽きる、皆の衣装が肩幅を強調しているではないかっ、お尻やウェストの点では、自転車乗りよ、出番だっ！
不細工でも、禿げでも、イイ歳でもだよ、それは治らなくても、この中にいるスタイルの良い連中は光っている、どれが悪でどれが善かわからぬこの私でも、スタイルのいい子には、クラッとした。
これ、かなり努力しているんだなぁと。（むしろ、仮面の下の素顔を見たくないというか。）
因みに会場のデブとマッチョの比は歴然、追っかけに太っている人が多く、マッチョ、細マッチョは演じている方に多かった。
夜はギーコギーコ練習した。
とにかく、私の今の願望は、今後は本番であがりたくない、βブロッカーも飲みたくない。
そして、「痩せ願望も無いが、あんまり太りたくもないなぁ」と。今日、中高年のミセス用の服を買ってみて、「楽なのは良いけど、太さへの姑息な小細工に、こりゃ油断大敵ｗ、これでは飽食するわー、」と、
「まだ、若者が着る細身の洋服や、細身のジーンズが好きだからこそ、我が親族に多い糖尿や血液検査の異常を何とか防いでいるのだろう、」と自戒の意味も込め、そう思うわけだ。
