ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

ゴッホはどうすれば幸せだったのか?

2019-10-02 23:47:16 | 日常

快晴。29-21℃ 相変わらず日中暑い。

増税前の駆け込みAmazon、下が鳥の餌、上が午前中届いた鳥かご。

イタリア製の鳥かごは人間の身長程あるが、華奢で弱いのだ、錆びるし壊れて来た。しかも鳥によっては、上ばっかりにいて、その広さを使わない。

2つ残して、1つ廃棄、大きいのはマメ、ラブバード、この2種は意外と小さいのに運動量が凄い、広い小屋を上下運動で使いこなしている、ソデシロはオカメインコ用の今回のに移す。

「歳を取ったな」と思うのは、こういう物が即開封でなく、しばし愚図愚図と片付けられない、全ての品において、梱包を解くのさえ面倒だと思う、届くまでは待ち望んでいるのに。ネットしていなかったら動かないんじゃないの?自分w

物を組み立てる事も、昔は大大大好きだったのに今は面倒に、取説書は大嫌いになった、父の痴呆の始まりがそうだった。娘の私もなるのではないかと思う。

とにかく、お洒落ではないが頑丈、日本製の老舗の良さ。

鳥を飼うのは、熱帯魚同様、中のレイアウトが楽しいのだが、それが、いきなり楽しくないお年頃になった、一発で上手く取り付けられないとイラつくのだ。

おもちゃも鳥が使わねばがっかりし、即は捨てられない、邪魔くさいというか。インコはそれでもおもちゃと遊ぶ方だと思うが。今日はここまで。

古い小屋の物も洗って取り付けてあげよう、ぼちぼちやるしかない。熱帯魚は20年やって辞めたが、鳥と言う生き物は、まことに可愛いとは思う。ただ、やはり、どんな生き物でも飼うのは大変。これで終わりにしたい。飼える年齢も考えないと、動物側が悲劇になる。

 

庭の伐採した木+抜いたものなども45ℓ、4袋出して、だが全然先が見えない、庭ボーボー。

台風15号で痛めつけられた林檎が開花していた。

そもそも林檎や薔薇には、近頃過酷な温暖化、ここよりもっと涼しいところが木も嬉しいのに、望んでもいないのに、無理に植えられている。

こういう姿を見ると、人も最後まで足掻き続けるべきだと思うし、自分が生きている間だけでも、テッポウ虫を使用済みのバイオリンの弦を使って取ったり、良い状態に維持してあげなくてはと思う。つい、忘れてしまうのだ。

ターシャ・チューダーが、終の棲家で庭づくりを始めたのは57歳、神様だって過ぎた年月は戻せない、向くのは過去(栄光も、悲劇も合わせ)ばかりでない、前を向いて残りをどう生きたいか。

自分は、自分の持てる資源で、今からどう生きたいか、少しは成りたい自分に近づいて終わるかだけである。

 

 

きーじ君が、待ちくたびれていた。

猫飼いは皆、猫を抱っこして寝る秋になってきたね。

でわ、腕枕して寝ている角度で。

きゃわわ。

猫が飼い主の脇の下にすっぽりと収まり、猫の頭も、飼い主の首の当たりにある時はいい、だが、やつらも寝返りを打ったり、移動をする。

つまり、猫のお尻が、私の顎の下に来る時もしばしばである。

私の足を枕に、顔や腕に肛門、この時が、嫌でたまりません…w あー、いかん、遊んでしまった。

今日も猫の爪のような見事な三日月ですね。アッと言う間に一日オワタ。

 

さて、

とても印象に残った映画『ゴッホ ~最期の手紙~』について。

これね、決して面白い映画ではないですが、

油絵を描いた事がある人、ゴッホファンや絵画好きの人、いや、生き方が不器用だと自覚しているとか、生きずらさを抱えている人、現状に満足していないで苦しんでいるとかあれば、退屈でも観てみると良いかと。

 

この映画を観て、自分が感じたことを書くと、

映画はアニメーションなんですが、使われているのはセル画でなく、油絵を125人の画家が集まって制作した、動く油絵なのです、画家集団のゴッホへのオマージュなんですね。画面では有名なゴッホの代表作が、次々に動き出し、会話をし、ゴッホ好きなら、そこでもう圧倒されます。

 映画『ゴッホ ~最期の手紙~』日本版予告編

※映画の制作風景 

Loving Vincent - Wroclaw painter training

あくまでも、私の解釈ですが、

ゴッホは幼年時代に母親に望まれていない、死んだ兄の代わりにはなれないと子供心に思ってしまうスタートを切り、愛着障害ありか?しかも大人になると就職も失敗し、父親にも期待外れだと思われる。(ゴッホは伝道師時代、人柄的には、貧しいものに分け与えたりの紳士だと思います。)

自分は、誰にも必要とされていないと思う中、その中で、彼の唯一の理解者が、弟のテオでありました。ゴッホが28 歳で画家になって以降、経済を支え続けるのですが、二人は共依存関係だったと思う、ちなみにゴッホの死後半年で弟も亡くなります。

(思うに、ゴッホには生きて絵を描いていてほしいですが、ゴッホがあの時点で自殺せねば、弟亡きあと、ゴッホは暮らせないとも思うわけです。ああああああああ!死後だいぶたってから評価され、売れるって!)

ゴッホの大量の手紙は有名です、私も17年のゴッホ展の図録で幾つかそれを読みましたが、残された手紙からは、(ゴッホは職業では挫折し)未だ絵も売れず画家でも挫折寸前状態は、流石に彼も自覚していたと思われますが、

とにかく残された手紙においては雄弁でした。弟に当てた膨大の手紙を読むと、苦しいお金の無心だけでなく、あらゆる将来の夢を書いています。自分を奮い立たせています。風景の描写は詩的ですらあります。(「それが病気なんだ」と言ってはなんなんですが…。)

日中は絵を描いて、夜は弟に手紙を書くサイクル、大量の絵800枚描き、大量の手紙を弟に送り、耳を切り、やがては、ピストル自殺します。

そしてこの映画は、ゴッホの死後から始まっています、『自殺する前に書いた、弟に当てた最後の手紙を届ける旅、そこには何が書いてあったのか』、これが一見この映画のテーマのようでも、

【なぜ彼が自殺したのか、本当にゴッホは自殺したのか】が、この映画の本当のテーマだと思います。

特に、登場人物のゴッホの主治医のガシュは、自分も画家になりたくてなれなかった人物、ゴッホに、嫉妬や羨望もあったと屈折して描かれています、死後ゴッホの絵を独り占めしたように描かれてていますし、その娘とは、使用人とは何かあったのか?とか、

逆に、宿屋の御主人と娘は、ガシェを嫌い、ゴッホの良き理解者であり、娘は「ゴッホは紳士だった、と。」この二人には、ゴッホの最期も少し救われてホッとします。

結局、精神を病んでいるうえに、弟のテオを愛するあまり、自分はテオの重荷なんだと、追い詰められてられていくゴッホ、

それをを助長させる人物や、自殺に使われるピストルは誰のものなのか、自殺にしては銃口の向きがおかしいなど、静かな推理が、ゴッホ名画の中で、ゴッホが描いた人物画の登場人物で、続いていくのです。

(アニメなので吹き替えで聴いても良いか、字幕が名画を汚さない。しかし、声は吹き替えでない方がやはり素敵です。)

 以上がネタバレギリギリの私の紹介ですが、あくまでも、見間違えている可能性もあり、もっと、詳しい記事はこれです。

 

※製作者側メッセージとしてはココ 『ゴッホ ~最期の手紙~』 

http://www.gogh-movie.jp/

 

※映画『ゴッホ〜最期の手紙〜』全編が“動く油絵”のアートサスペンス、巨匠ゴッホの死の謎に迫る

https://www.fashion-press.net/news/32375

 

 

 まだ見ていないが、これも、興味あるぅうう。

【公式】『永遠の門 ゴッホの見た未来』11.8公開/本予告

 

 

 

【お笑い】 

ゴッホファンなら、失われた耳を生やしてみよう、そうだな、ヨーダで特大だ!!

(沢山ある、いくらか切ってもイイゾ)

 

ゴッホを、何としても幸せにしたい私であった…。ただしお笑いで。

コメント (3)
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