ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

鳥の引っ越し②と、思い出の童話②

2019-10-04 23:29:01 | 家庭内野良荒鳥

午前中、雨と落雷あり、その後、快晴。30-24℃

暑かった、明日は33℃の予報ですw 10月にですよ、もう。

昨日の新聞で、びっくりが2点。

サクサクと。ラジオ体操は「第3」まであって、その「第3」こそが、とても体に良いらしい。探せ、探すんだ!

ついでに、チーバ版でアイアンマン発見。

86歳、トライアスロンに挑戦!「これほど夢中になったものはなく、毎日が充実している。今が青春だ」

>これほど夢中に、そういう物が一つでもあると人は幸せだと思う。私は、私は、この年齢まで生きられたなら、まだまだ一杯練習出来るんだ、と。

 

さっきから ずっと同じページ ぼんやり眺めている 

(略)

心は いつからか 君で一杯になっている  

(小田和正「まっ白」)

 

本当に練習が辛くないのだ、楽しいのだ、そして歌詞のように、いつも練習を想っている。

今月は13日と20日に待ち望んだコンサートがある、幸せ過ぎる。特に20日の一般市民のコンサートは、あの感動からもう一年経った、あの憧れの人達に近づきたい、私も、少しは成長したのだろうか…。

 

さて、今日も鳥の引っ越しです。

シロボタンインコの凡太♂ 大好きな色です。

 

コザクラインコ、シーグリーンの林檎♂

ラブバードって本当に雌雄関係なく、仲がいいんです。元は集団で暮らしています。

一羽飼育だと、とても飼い主に慣れますが、やはり鳥の心情は寂しいんですよね、だから鳥の幸せを思って仲間と入れます。まぁ、今後はもう飼わない予定なので、いずれ一羽になることもあると思いますが。

  

 

 

この大きさの籠に2羽ずつ、鳥の大きさに対して、とにかく大きくて掃除が大変、冬の暖房も大変ですが、良く動く鳥ゆえ、幸せそうなんですよね。

マメルリハのてぃふぁにー♀ 個体的にもとても小さい、そして性格は臆病、売れ残っていました。

マメルリハのぐりーんぴーちゅ♀は、すっぽんの様に噛みついてきたので、そのまま捕獲。この鳥も良く動きます。ブランコが大好き。

昨日のソデジロインコの旧ちゃん、新ちゃん両方♂は落ち着いてきました。あまり機敏に動かない、床にも絶対に降りない、いつも天井付近にいる鳥です。だから高さを減らせた。

インコですが、オウムや人間のように、手を使います。

 

向かって右が旧ちゃん、左が新ちゃん。

新ちゃんは、昨夜見回りに行ったら「おはよ、おはよ。」と騒いでいましたw

毛引きが嫌なので、大量のおもちゃを入れています、それらを昨日と同じく熱湯で洗い、空の籠も何度も拭き掃除、鳥の為に洗剤を使えないので、本当に大変、リウマチの右手が動かなくなって、疲れました。 

壊れた一番大きな鳥かごを分解します。

私の趣味は、日曜大工と昔は自転車に乗る事でした、これは先月、バイクと自動車整備が趣味の従弟から貰ったもの、この他にも、家中が工具箱だらけです。(因みに、スナップオンの工具高くね?)

女性であろうが、出来る事はやる、それは私のスタンスでした。今はもう、身体が動かん。みゃー大工の大工の部分が、近頃しないので、もう消えてしまいましたが、私は化粧道具には興味が無いが、工具が大好きです。うぃーん。

もう底が亀裂が入って、駄目です、金網は丈夫なのですが。どこか、部品どりします。

鳥の移動は終わりましたが、まだまだ終わりません。今日はここまでにしておきましょう。

明日はレッスン日、今日はバイオリンも弾いていない、心から練習しなくては!と渇望があるのです。バイオリンが人参になって、家事に対しての重い腰を上げさせているのでした…。

サンルームからは、もう月が昇っているのが見えた、

ゴミゴミした街だけど、ここで頑張るしかない。

自分で美しい思い出と景色を作るのだ。

夜、バイオリンを練習していたら、窓から、三日月に寄り添う金星が見えた。

庭に出て撮影。光害でたいして撮れない。

見上げると、自分が練習している、部屋の明かりが見えた。

そして、サンルームの窓には、三日月が逆さまに、映っている。

 

 

 

 

お待たせしました!(待っていなくてもw)

昨日の記事の続きです、とにかく小分けで行きます。

 

 

【モモちゃんとあかね 椋鳩十】②

「美しい猫だなあ。」

思わず私は呟きました。

日本語がわかったのかどうかわかりません。けれど、私が猫を美しいと思っている事がわかったのでしょう。

水兵は猫を指さして、笑ってみせました。

私は手まねで、これはお前の猫か、と尋ねました。

水兵はそうだ、というようにうなずいてみせ、遠く、遠く、海の彼方から連れて来た猫だと、彼もまた、手まねで私に話すのでした。

やがて水兵は立ち上がると、私に挨拶して歩き出しました、が、なんと思ったか、ひっかえしてきて、その白い子猫を、私の膝の上に、ちょこんと乗せ、

「この猫、貴方の赤ちゃんに、あげようと思う。」という意味のことを、手まねで示すのでした。

そうして、若い水兵は、そのまま振り向きにもせずに行ってしまいました。

オランダの水兵から、この猫を貰ったのは、ももの花の咲く頃でした。それでモモという名をつけました。

あかねに牛乳を飲ませる時には、いつもお皿に牛乳を入れて、あかねと一緒に牛乳を飲ませました。

あかねにウェハースをやる時には、モモにもウェハースをやりました。

白い子猫は、ウェハースをぽりぽりとかじるのでした。

こうしてモモは、あかねと一緒に、子猫の頃から暮らしたのです。

こんな具合にして、十三年も一緒に生活したので、モモはすっかりあかねに懐いてしまったのでしょう。

夜になると、さっさとあかねの床の中に入っていくのです。そして、あかねと一緒に寝るのです。が、その寝方がまた、大変人間臭いのです。

あかねの手枕でなければ寝ないのです。

あかねがわざと胸の上に手を組んでいると、モモはあかねの指をくわえて、ぐいぐい引っ張るのです。

「いたたた……」

と言って、腕を伸ばすと、

「ニャア…。」

とても甘えた声を出して、あかねの腕に頭を乗せ、手枕にして寝るのです、人間のように、身体も足も、ぴーんと伸ばして眠るのです。

掛け布団の上に、頭をちょこんと出し、あかねと頭を並べて、朝まで眠るのです。

他の猫があかねの寝床に入り込もうなら、大変です。

ぱっと目を覚まして、ひげを横にぴっと広げ、まっかい口を引き裂くように広げて、唸り声をたてるのです。

その時の顔の恐ろしさといったら……。常日頃の、美しく上品な様子は、どこかに消し飛んでしまいました。

野生の猛獣の怒った顔、そういう顔そっくりになってしまいます。私達でもぞっとするような、すごい顔になるのです。

他の六匹の猫達は、仕方がないというように、あかねの布団を取り囲んで、畳の上に眠るのです。

白い花びらに囲まれて眠るように、あかねは猫達に囲まれて眠るのでした。

 

 

つづく。

コメント
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