薬屋のおやじのボヤキ

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お母さん、高血圧の薬、お願いだから飲まないで

2014年11月03日 | 高血圧

お母さん、高血圧の薬、お願いだから飲まないで

 息子が母親の健康を心配して、どれだけこう訴えかけても、当の母親は“聞く耳持たん”という状態で、息子は悶々とするだけ。どうしたらいいだろう…。
 そこで、何かいい知恵はないかと、その息子さんがこのブログにコメントされ、薬屋のおやじである小生に、その対処法を聞いてこられました。
 しかし、小生も3年前まで、何度も「おふくろ、高血圧の薬、飲むの止めろ」と忠言するも、「お医者さんからいただいた薬は飲まなあかん」と言い張り、小生の言うことは完全に無視。あるとき、頭にきて「俺の言うことを聞くのか、医者の言うことを聞くのか、どっちや!」と迫ると、「そりゃ、お医者さんに決まっとるわ」と、しゃあしゃあと宣う。
 ガックリである。
 お医者様は正しく新興宗教の教祖様。お医者様が言われた言葉は神様の言葉であり、信じきって一切疑わない。いただいた薬でたとえ副作用が出ても、それは別のことが原因しているものと考えてしまって、お医者様が「年ですねえ、それは何とも」とおっしゃれば、「はい、もう若くはありません」と納得してしまう。
 おふくろは、そうした新興宗教の信者であるがゆえに、脳がそのような思考回路になってしまっているとしか思えず、よって、なすすべがなくなり、それ以降は、血圧のことはもう何も言わないことにし、以前から飲ませている降圧剤による副作用(めまい)を消す健康食品(イチョウ葉エキス)を毎日必ず飲むようにさせるだけに止めました。
 それからしばらく経過して、小生を無視した
バチが当たったのか、イチョウ葉エキスの効果が行き届かなくなったようで、おふくろに酷いめまいが来て、1か月ほど寝たり起きたりの不自由さを余儀なくされてしまいました。おふくろは、そのとんでもない目に遭って、やっと小生の言うことの方が正しいのではないかと思うようになったようで、この災難に遭って以降、パタリと医者通いを止めてしまいました。
 そのとき、おふくろは93歳で耳も遠く、別居の独居生活で、1日1回は顔を合わせることにしていたのですが、会話らしい会話ができないものですから、医者通いを止めた理由を聞き出すことができず、また、下手に聞くと「医者に連れていけ」となってしまいそうで、はっきりとした理由は不明のままで今日に至っています。

 というような状況でして、お尋ねの息子さん(30歳前後)の母上(60歳)に、何とかして降圧剤を飲まなくさせるいい方法というものは、小生の頭に湧いてきそうにありません。
 かと言って、あっさりギブアップし、“わかりません”と回答してしまっては、いかにも情けないです。そこで、小生から、その母上にラブレターを出し、それを読んでいただければ、ひょっとしたら考えを改めていただけないだろうかと思い、以下のとおり、お手紙をしたためたところです。その効果はいかに。全く自信がありませんのでご容赦ください。

      * * * * *

 突然お便りを差し上げる失礼をお許しください。私、薬屋のおやじ こと 三宅和豊と申します。岐阜で薬屋(三宅薬品)をやっている66歳の高齢者です。
 先日、貴女様のご子息から、貴女様が飲んでおられる降圧剤による副作用が心配で、どうしたらよいか、私のブログへのコメントでもって、ご相談を受けました。
 それを読ませていただくとともに、ご子息が立てておられるブログも拝読させていただきましたが、御子息の文章力はなかなかなものですし、その内容からしてとても理知的であり、また、物事の判断力に優れたものがお有りだと感じました。これは、貴女様の子育てが上手であったからでしょう。敬服いたしております。

 さて、ご子息が言われますには、貴女様は高血圧であるがゆえに、降圧剤を毎日欠かすことなくお飲みになっておられ、どうやらその副作用で「気分が悪くなって寝込むことが度々」といった症状が出ているようでして、たいそう心配しておられます。
 私のところへは、こうした類のご相談が、ご来店のお客様以外に、ネットを通して月に1、2件は来ております。
 私の今までの接客経験からすると、降圧剤を飲んでも全く副作用を感じない方もありますし、一方でもっとひどい副作用で苦しまれている方があったりと、人によって千差万別ではありますが、降圧剤は無理に血圧を下げるものですから、降圧剤を飲むことによって体調が良くなることは決して有り得ないものであることを痛感しております。

 降圧剤の様々な副作用というものは、次のように考えられます。
 今まで高い血圧でもって全身に十分な血流が確保されていたものが、降圧剤で血圧を下げれば部分的に血流が不十分な所が生じてきて、その箇所が酸欠状態となり、正常な機能が発揮できなくなって、その箇所が悲鳴を上げていると思ってよいでしょう。
 こうした障害が
その発生箇所により様々な症状となって現れるのですが、人によって千差万別です。部分的に血流が悪くなってくる箇所というものは、人によって違ってきますし、同じ人であっても年の経過でもって、その箇所が変わってくることもあるからです。
 また、動悸がして心臓が苦しくなるということが起きる場合もあります。これは、血圧低下を心臓がキャッチして血圧を上げようとするも、降圧剤が効いていて血圧を上げられず、心臓がもがいていることの現れです。

 以上、降圧剤の副作用の概略を説明しましたが、これは比較的短期間に現れるものです。ところが、降圧剤を何年も飲み続けていると、別の大きな問題が発生します。
 その原因の一つは、先に申しましたとおり十分な
血流が確保されず、全身の細胞が酸欠気味になっていることです。もう一つは、「抑える」という薬は、解熱剤や鎮痛剤なども含めて皆そうですが、全身の細胞のエネルギー生産をも抑えることになってしまいます。この二つが相まって、細胞の老化現象がじわりじわりと進みます。自覚症状としては、体のだるさ、動きの鈍さ、頭がぼんやり、といった加齢現象の促進です。これは、副作用の枠外の扱いにされてしまってしまっていますから、たちが悪く、単に「年だから」で済まされてしまうのです。
 私は、これが一番怖いと捉えています。寿命がどれだけか縮むのはまだ良いとしても、自立生活ができる健康寿命が大幅に縮み、寝たきりそしてボケが長く続くという
恐れが非常に高くなるからです。年老いたら、いっそのこと高血圧で血管が切れたり詰まったりして、ピンピンコロリといったほうが家族にも迷惑がかからず、そう願いたいものです。
 現に、ピンピンコロリ運動で有名な長野県では、お年寄りたちの合言葉は「脳血管障害で95歳で死のう」です。なお、一人当たりの老人医療費が最も少ない都道府県は長野県です。

 真っ先に降圧剤の悪い点をいろいろと申し上げてしまって、ひどく気分を害されたことと存じますがお許しください。
 それでは、お医者様がなぜに降圧剤をおすすめになるのでしょうか。
 十分にご存知のことと思いますが、ポイントだけを簡単に述べさせていただきます。
① 
血圧が高いと血管壁に内圧がかかり、血管破裂の危険性が高まります。その危険性を減ずるには血圧を下げねばなりません。
② 血管のどこかに詰りそうなところが生ずると、そこで流れが細くなって不充分な血流しか得られず、その先の箇所が酸欠になっていることを体がキャッチし、血圧を上げます。血圧が高いままだと、その詰りそうな箇所からコレステロールなどの塊が剥がれやすくなり、万一剥がれたら血栓ができて脳梗塞や心筋梗塞になってしまいます。
 昔は栄養状態も良くなく、年を食うと血管壁がボロボロになりやすく、①により脳出血や冠動脈破裂の危険性が高かったです。一方、今日では過栄養によって血管壁にコレステロールなどが張り付きやすく、②の危険性の方が圧倒的に高いです。
 よって、昔は①の理由により、高血圧の方は降圧剤を飲む必要がありました。とてもじゃないが、毎日美食して過栄養にし、血管壁にコレステロールなどを張り付る(これはボロボロの血管の接着剤になる)なんてことは金銭的に全く不可能でしたからね。
 じゃあ、今はどうなんでしょうか。①はよほどのことがない限り心配に及びませんから、「粗食で腹八分、適度な運動」でもって、②の危険性を減ずるのが最善の道となります。それには相当な期間を要しますから、危険性がある程度回避されるまでの間は、緊急避難的に降圧剤を飲まなければならないケースもありましょう。

 こうしたことから降圧剤が必要になるのですが、降圧剤が必要となる血圧の値はいくつでしょうか。それは、基準値をオーバーしたときであると、誰しも思っておみえです。
 しかし、そうではありません。ベテランの脳外科医などがその臨床経験からおっしゃるには、常時血圧が200を超えるという状態が続けば危険性が出てくる場合があるが、200を下回るようであれば、ほとんど心配はいらないとのことです。
 私の若い頃(貴女様も)は、血圧の標準値は「年齢+90」と言われていました。60歳であれば150が標準で、160あっても気持ち高いかな、で済んでしまっていたのです。
 その後に基準値が設けられ、上限は160に設定されましたが、平成12年には140へと引き下げられました。
 この基準値なるものが曲者です。本来の基準値(血液検査項目の大半)は、健康な人の膨大なデータを整理して、下限・上限の各2.5%をカットした残りの95%の人が納まる数値の最大値と最小値を言います。
 これを血圧について算出された東海大学の大櫛教授によりますと、例えば60-64歳女性の場合は上限値が159、65-69歳女性の場合は164と出ています。
 このように、血圧の本来の基準値は年齢とともに上がっていくものなのです。

 では、なぜに現在の基準値はかくも低く設定されたのでしょうか。
 
これは国際的なもので、WHOの勧告に基づき、先進各国は皆、日本とだいたい同じような基準値を設定しています。
 そのように設定した理由は、先ほど説明しました②によります。先進各国とも、国民は飽食と運動不足が進んで、血管壁がコレステロールなどでベトベトになっており、血栓ができやすく、現実に心筋梗塞・脳梗塞の発生が急増してきたのです。よって、こうした血管性疾患がこれ以上増えないよう、世界中の人々に警告を発せねばならなくなったのです。
 その目安として、一番に取り上げられたのが、当然のことながら血圧の数値です。そして、「血圧140で要チェック」としたのです。

 ここから先の取り組みが、先進各国で異なったものになりました。と言うより、日本とそれ以外の国が異なったものになった、と言ったほうがいいでしょう。
 日本以外の国は、血圧140で要チェックとなったら、お医者様がたっぷり時間をかけて生活習慣指導を徹底的に行われます。決して、即、降圧剤投与ということはありません。これは、初診料が日本の10倍程度と高いですから、少ない患者であってもカウンセリングに十分な時間を割くことができるからです。また、保険制度の違いがあって、やたらと薬を出せない仕組みになっています。
 一方、日本の医療制度は先進各国と大きく異なったものになっていて、薄利多売方式ですから、生活習慣指導に時間を割いていては患者をさばききれませんし、また、どんどん投薬の処方箋を書かなくては、お医者様は食っていけないのです。
 よって、これは、お医者様の経済事情によって異なりますが、「血圧140で要チェック」=「即、降圧剤投与」となってしまう傾向が大きくなってしまいます。
 ちなみに、先進各国の人口(OECD加盟国:1245百万人)に対し、日本の人口は128百万人で、ほぼ1割なのですが、降圧剤の世界生産量の約5割を日本人が消費しているという、実に歪な医療が日本では取られているのです。クスリ漬けの日本の医療と言われるゆえんがここにあります。なお、日本以外の先進各国では、降圧剤を飲んでいる人の割合は(過大に見積もったとしても)日本人の約10分の1という計算になります。

 もう一つ、先進各国と日本の違いがあります。
 それは国民性によるものなのですが、健康に関して先進各国では、「自分の健康は自分で管理して、自分で責任を持つ」という考え方が強いです。それに対して日本人は「自分の健康はお医者様にお任せ」という考えになっています。
 これは、健康に限らず何事も自己責任で行うという個人主義的考えを持った先進各国の人々に対して、日本人は自己主張を控えて多数に従うという集団主義的考えをまだまだ濃厚に持っていますから、自分一人で物事を判断するのを避ける傾向にあり、健康に関しても、厚生省や医師会の指導指針に従っておればよい、となってしまうのです。そのほうが迷わずに済み、何も考えなくて済みますから、うんと楽できます。

 さて、貴女様のかかりつけのお医者様はどんな方でしょうか。患者さんのことを真剣に考えてくれて、(もしそうであれば、やたらと降圧剤はお出しにならないでしょう)、安心して本当に頼れるお医者様でしょうか。それとも、医院を開設した借金がまだ残っており、検査機器の高額なリース料も払わねばならず、処方箋を書きまくらねばならない経済状態にあるお医者様でしょうか。ここら辺りは概ね察することができましょう。

 自分一人で物事を判断するには、入ってくる様々な情報に絶えず注意し、どれが正しくて、どれが間違っているのかを日々知恵を絞って考えねばなりません。
 これは、私とて日本人ですから、その連続となると息が詰まりそうになります。
 そこで、判断基準として何か簡単なものを探し出す必要があります。

 こと降圧剤に関して私の最も簡単な判断基準、それは、降圧剤の世界生産量の約5割を日本人が消費しているという実態、これは絶対おかしい、と強く感じました。
 だから降圧剤は飲むべきではないと、わりと簡単に結論付けられたのです。
 そこから先は、稼業が薬屋ですから、多少はあれこれ勉強して、皆様に、そして今回は貴女様にどれだけかは理解していだだけるよう、ここまで長々と高血圧に関した医学的説明をさせていただきました。

 しかし、これがために、かえって貴女様の心を混乱させてしまうかもしれません。
 でも、貴女様には、しっかりしたご子息がおみえですから、自分の不安・迷いをご子息にぶつけて、解決策を見出していただければ、私としても安堵できます。
 自分一人で物事を判断するのは日本人にとっては実にきついことですが、二人で一緒になって考えれば、かなり楽になりますし、より良き解決策も生まれ出ることでしょう。
 貴女様が「気分が悪くなって寝込むことが度々」ということが金輪際なくなりますよう、陰ながらお祈りいたしております。そして、ますますご健康になられますよう、併せてお祈り申し上げます。

      * * * * *

(追記)
 以上の内容は、別立てで開設しましたホームページの高血圧についてのページを要約したものです。そちらもご覧ください。
  生涯現役をサポート:三宅薬品のHP 健康情報 高血圧のページ

 


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7 コメント

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Unknown (さくら)
2014-11-03 13:19:52
こんにちは。
初めてコメントさせていただきます。
まずお礼を言わせてください。
薬屋のおやじさんのブログのおかげで、母の降圧剤服用をやめさせることができました。
ありがとうございました。

そして質問なのですが、今度は『心拍数が高い』と病院で言われ、8月末よりビソプロロールフマル酸塩錠5mgを朝食後一日一錠飲んでおります。
ちなみに1日心拍数を測る機器を付けて生活した結果、200を超えていた時があったとのことでした。母曰く200越えは犬の散歩時だろう、とのことです。先生は『100を超えている時が有るから飲みましょうね』とおっしゃったそうです。
このままこの薬を飲み続けてよいのだろうか…と心配で質問させて頂きました。
返答を頂けましたら有難いです。
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さくら様へのご返事:手を変え品を変え (薬屋のおやじ)
2014-11-03 14:20:16
ビソプ…は不整脈用剤として処方されます。
不整脈がひどいようなら飲む必要があるかもしれません。単に心拍数が高いだけなら、何も問題ないです。
「100を超えているときがあるから飲みましょうね」はひどすぎます。
小生の友人(39歳)で同業者ですが、平常時の脈拍が100超になるも、どってことなくバリバリ仕事をしています。
なお、この薬は降圧剤の働きも持っています。心臓の拍動を無理やり抑える薬ですから、降圧剤としては一番たちが悪いです。
それに、処方されているmg数は3種類ある中で一番強烈なものです。いきなりこれを処方するとはなんと恐ろしいこと。
こんなことをする医者に付き合っていると、殺されますよ。
この薬は直ちにきっぱり止め、別の医者に変えてください。
(参考)この薬の概要説明は、ネット検索してご覧下さい。「おくすり110番」で検索すれば、トップに出てきます。開いたら、右側にある「ハイパー薬事典」をクリックし、「ビソプ」で検索すればズバリ表示されます。
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Unknown (さくら)
2014-11-05 19:32:22
返信をありがとうございました。
「ハイパー薬事典」も見ました。

母にこの旨を伝えましたところ、『3・4日止めてみたことがあるけれど、心臓がバクバクしたからまた始めた』とのことでした。
もしや薬の副作用なのでは?と邪推してしまいます。
処方された量の多さには少し驚いていました。

ちなみに年齢は66才です。

度々ですみませんが今一度返信いただけませんでしょうか?
(私個人の考えとしましては、調子が悪くなったから医者に掛かったのではなく、検査の結果で薬を飲む、というのがしっくりこないです。)
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Unknown (さくら)
2014-11-05 19:43:56
すみません、重要なことを書いていませんでした。
母は7・8年前に健康診断で、心房細動と言われております。
返信する
さくら様へのご返事:心房細動による頻脈 (薬屋のおやじ)
2014-11-06 10:08:19
お話から類推するに、お母上は「心房細動による頻脈」と考えられますが、「軽度」のものでしょう。
でも、薬を何も飲まないと、ときどき「心臓がバクバク」しては、それが気になって仕事も手につかないでしょうし、ストレスも高まります。
「心房細動」の原因は色々ありましょうが、心臓の筋肉が元気を失っていると考えて良いでしょう。脈拍数が高くなるのも、それに起因しているかもしれません。
心臓の筋肉に元気を与える必要があります。一番簡単な方法は、腹式深呼吸です。これで、血液中に大量に酸素が送り込まれますから、心筋が働きやすくなります。
連続して長くやりすぎると、逆に酸素過剰になりかねませんし、腹式深呼吸の効果は短時間で消えます。
1時間に1回、時報がなったら深呼吸、といった具合で行われるといいでしょう。
そして、これは薬屋からの提案ですが、心筋の滋養のなる生薬を毎日飲み、心筋に元気を付けてあげることです。
一番のおすすめは「救心製薬の救心」です。ドラッグストアで安売りしているかと思いますから、安価な所を探してみてください。
処方は1回2粒1日3回となっていますが、1日1回2粒を朝食の2時間後(空腹時)に飲まれるといいです。
そして、救心を飲んでいても心臓がバクバクしだしたら、お医者さんからいただいた不整脈用剤を飲んで安静にする。この薬は無理やり心筋の働きを抑えるものですから、連用すると、より心筋を疲れさせますから、予防的に飲むのは避けるべきです。加えて、降圧剤としての作用により血流を悪くし、心筋が酸欠にもなりますからね。
なお、「今日の午後は普段より体を動かさねばならない」という場合には、救心を昼食2時間後にも2粒飲まれるとよいでしょう。
何にしても、血流を良くして心筋に十分な酸素を送り、生薬「救心」でもって心筋の活動を助けてあげることです。
もう一つ薬屋からの提案として、高齢者となると全身の血流がだんだん悪くなってきます。その助っ人が「銀杏葉エキス」です。これはすぐれものです。このブログのサイドバーのブックマークに「銀杏葉百科事典…」が入れてあります。参考になさってください。
母上様のご健康をお祈りいたしております。よろしくお伝えください。
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Unknown (さくら)
2014-11-07 00:09:27
度々の返信をありがとうございました。
早速母に腹式呼吸を勧めました。
生薬等の提案もありがとうございました。
ビソプが危険を伴う薬だということも幾分かは理解したようで、『今日は飲まなかった』と言っておりました。
このまま飲まずに済むとよいのですが…

いろいろ丁寧に教えてくださり本当にありがとうございました。
薬屋のおやじ様も、お身体ご自愛ください。
これからもブログ楽しみにしています。
返信する
健康寿命 (もののはじめのiina)
2015-11-01 09:02:24
病気というほどではないけれど健康でもない状態の 「未病」を解消して、

   健康寿命を伸ばし元気にいきいき長生きしたいものです。

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