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24節気の健康と食養:夏至から小暑まで

2018年06月20日 | 24節気の健康と食養

 24節気の健康と食養:夏至から小暑まで

 芒種(ぼうしゅ)の次にやってくる24節気が夏至で、毎年6月21日頃(2018年は6月21日)になります。
 気温もどんどん高くなって、この先、小暑そして大暑でもってピークを迎えるというのが、中国中心部の気候で、梅雨はありません。中国で梅雨があるのは、長江下流域とその西方の中国南部だけです。北海道を除き、全国的に梅雨がある日本ですから、中国とは季節の捉え方が随分と変わったものとなります。
 芒種の頃から夏至、小暑、大暑と3つ先の節気までの1か月半、ジメジメとし、気温も梅雨明け後にグーンと上がり、まるで季節感が違いますから、日本における対処法は異なったものとなります。

 芒種から夏至そして小暑までは昼の長さは1年で最も長くなる時期です。よって、活動時間はとても長くなり、夏:心の季節ということもあって、心臓の働きも活発になります。人の体は、夏:心の季節に十分に対応していることでしょう。
 
これを踏まえた夏の養生法を下記の記事で紹介しています。参照なさってください。
  
立夏は夏の入り、五味を上手に夏食に。先ずは「心」が求める苦味です。

 ここでは、夏至から小暑までの養生について、前回の芒種とかなり重複しますが、夏の季節として特徴的なものを紹介することにしましょう。
 昼がとても長くなりますから、その分活動量が増え、心臓も長時間働かされます。よって、エネルギー代謝をスムーズにしてあげる必要があります。
 芒種の頃から旬となっているのがタマネギです。タマネギにはこれといった栄養価はないものの、特有の刺激臭「硫化アリル」がビタミンB1を活性化させ、これによってエネルギー産生回路を円滑に回す、つまりスタミナ食になりますから、心臓にとって実に望ましい食品といえます。旬のタマネギを大いに食したいものです。
 つの味「五味」についても頭に置いといてください。漢方では、五臓のバランスを整えるため、夏は<主・苦味、従・辛味、添・甘味>この三味の組み合わせを最適としています。料理は、この三味を頭に置いて行っていただきたいものです。

 次に、夏至の頃には既に梅雨入りしており、梅雨時の養生について説明します。これの詳細な解説は、次をご覧いただくとして、ここでは簡潔に要点を述べます。
  梅雨時の健康法は「湿熱」疾病と「冷たい物中毒」の合併症からの脱却
 梅雨に入ると「湿熱」で「脾=胃」が弱ってきますから、胃に負担がかからないよう、油っこいものを避け、よく噛んで食べるのが第一となります。また、この時期、通常はエネルギーの消耗が少ないですから腹八分とし、食欲も落ちてきますから、美味しく食べられるものを少しずつあれこれ食べるのが良いということになりましょう。
 そして、梅雨の晴れ間には少しはお日様に当たりたいものです。骨を丈夫にする活性化ビタミンDは皮膚で太陽光線により作られるのですからね。特に朝日を浴びるのは重要です。というのは、「幸せホルモン」セロトニン(これは「睡眠ホルモン」メラトニンに変化)を体内で十分に作るには、先ずは朝日を浴びるに限るからです。これについては「セロトニンとメラトニンを十分に出す生活習慣を」で解説しましたのでご覧になってください。
 しかし、晴れた日の屋外は、蒸し暑さが相当なものとなります。体に熱がこもることもありましょう。軽い熱中症です。よって、この時期は旬が盛りとなったキュウリを毎日いただくと良いです。体の芯を冷やしてくれる夏野菜の一番手として登場するのがキュウリです。

 汗をかきますから、毎日入浴したいですね。
 でも、長湯すると体が熱くって烏の行水で終わっていまっている方が多いようです。
 しかし、胃腸がけっこう冷えていることが多く、長湯して体の芯まで温めたいです。そのためには、のぼせそうになる前にあがり、冷水シャワーをたっぷり浴びましょう。これで体にこもった熱が取り除けます。
 なお、この時期から冷房が入り、そうした環境で丸1日仕事をなさる方は、体の芯が冷え切っていることが多いです。そうした方も、この入浴法がベストで、温めの湯に長く浸かり、汗が出だしたら体の芯が十分に温まったことでしょうから、湯上がりに冷水シャワーを気持ちいい程度に浴びます。すると、皮膚がしまり、熱を閉じ込めてくれます。
 いずれの場合も、初めて全身に冷水を浴びると心臓麻痺を起こしそうになりますから、先ずは手足だけ、次に下半身だけ、といった具合に少しずつ体を慣らしてください。
 初めて冷水シャワーに挑戦なさる方は、次の記事を参照ください。
 今がチャンス!始めましょう、冷水シャワー。万病に効果あり。ただし、夏を過ぎても毎日実行。

 なお、冷房で体が冷える方は、日中は貼るカイロをお尻の両脇(「気をつけ」の姿勢を取ったとき凹む位置)あるいは下腹部に貼られるといいでしょう。これで、特にお腹が温まり、結果、全身を温めてくれます。下痢症の方にもお勧めの方法です。

 最後に、今回も、うちの自家栽培野菜などの状況をご紹介させていただきます。
 キュウリは第1弾がこれから最盛期を迎えます。この時期の終盤には第2弾が採れ始めます。紫ナスも取れ始めました。そして、トマトが初生りする時期です。
 こうして、順次、夏野菜の種類が増えていきます。
 一昨年から栽培に取り組んだチマサンチュ(韓国では焼き肉にこれを巻いて食べることで有名)が大きく育ち、まだ株の選りの段階ですが、今後は下のほうの葉から順次もいで、おひたしや味噌和えにしたり、生食したりしています。菜っ葉類が少ない夏ですから貴重な葉野菜ですし、夏にふさわしい苦味食品です。
 なお、フキはここ2年栽培場所をころころ変え、成績が悪く、収穫はもう少し後になりますが、夏にピッタリの苦味食品です。
 これ以外にもありまして、時期外れですが夏大根の収穫ができるようになりますし、間もなくニンジンや夏キャベツの収穫ができましょうが、今年はちょっと遅れそうです。
 一番うれしい収穫物は、昨年に引き続きビワの実が生ったことです。夏至の頃が旬のビワ。今年は去年の3倍、数十個が生り、近日収穫します。

 次回は、「小暑」(7月7日頃)の健康と食養です。

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