徒然なるままに・・アメリカ、そして日本

二度のアメリカ生活。
ボストン・オハイオ州・フィラデルフィア郊外に住み、
2010年夏、日本に帰国しました。

Cancun その5

2010年01月03日 | 旅行記
ジャングルツアーが午前中だったので、一旦ホテルに戻り着替えてから、またダウンタウンに繰り出しました。
目的地は、ショッピングモール。その名も、Las Americas

ホテル街からモールへ乗り換えなしで行けるバスは、多くありませんでした。降りる所もよく分からず、キョロキョロ。ばらく乗っていたら、見知らぬ人に肩をたたかれ、「どこに行くの」と聞かれ「ショッピングモール」と答えると、「ここで降りるんだよ」と教えてくれました。そして、バスの運転手さんに「降りる人が居るよぉ~」とまで言ってくれました。おまけに、周りの人達も「人が降りるよ」と言ってくれ、満員のバスの中、通路を開けてくれました。なんて親切な人達。

このモールのバス停、分かりにくいのです。

 

帰りもバス停を探していたら、見知らぬおじさんが、「ホテルに行くバス停はこっちじゃないよ。あっちにずーっとあるいて行くんだ」と教えてくれました。そちら方面に歩いて行くと、後ろからクラクションが。 振り返ると、さっきのおじさんはタクシーの運転手さんで、「ホテル街まで$10でどう」だって。はめられたなとは思いましたが、乗せてもらう事にしました。
おじさん曰く、ショッピグモールまでお客さんを乗せて行ったらしいのですが、そのお客さんから2時間後に迎えに来るように言われているらしく、その間の2時間、バス停まで歩こうとしている私達を載せて稼ごうと思ったらしいです。ふ~ん。

そのおじさんは、カンクン育ち出そうで、若い時にはカンクンはまだ開発途中で、野生の猿も住んでいたそうです。その猿たちはどこに行っちゃったんでしょうね。またちょっと罪悪感。
また、おじさんによれば、ダウンタウンのシーフードは新鮮だけど、ホテル街のシーフードは冷凍物だから、ダウンタウンの方が安くて美味しいとの事でした。
驚いた事に、英語ぺらぺらのこのおじさんは学校には行っていないそうです。彼の年代ではそれが当たり前だったそうですが。どこで英語を勉強したのかと聞いたら、独学だそう。素晴らしいですよね。
そんな会話を楽しみながらなら、タクシーも値段次第じゃ、悪くないかもしれません。

そう言えば、マーケット28に行った時にも、陽気なタクシードライバーが$7でホテル街まで載せてくれました。「一人$7じゃないよね」と確認してしまいましたよ。その時の運転手さん、元DJとかで音楽大好きおじさんでした。音楽をガンガンかけて、車もガンガン飛ばしておりました。ちょっと怖かった…。
その時のおじさんも話し好きで、「新婚旅行はカリフォルニアに行ったんだよ。子供三人居るけど、離婚してねぇ~。」なんて陽気に話してましたよ。

いろいろなガイドブックを見ると、ダウンタウンからホテルまでタクシーだと、だいたい$12-18と載っています。でも、「言い値」で乗せてくれる場合もあるようです。

カンクンのショッピングモールには何件か行きましたが、どこも同じような感じでした。結局、何も買わずに、ブラブラしただけで終わってしまいましたね。
お土産と言えば、Watersports@Cancunが紹介してくれていて、その中からいくつか。それと、虫刺され。
どこへ行っても「物より思い出」の我が家です。 今回は、かゆみもプラス。


   

最後の夜にホテルのビーチサイドのレストランで食事をしたのですが、そのお店全面ガラス張りで、ビーチがよく見えるのは良いのですが、暗くなったら蚊が入り放題。例えレストランと言えども・・・しかもホテルの素敵なレストランと言えども、カンクンに虫よけは欠かせません。
一番沢山刺されたのが末娘で、「若者は美味しいのかねぇ~」と妙に感心してしまいました。

最終日は、午後のフライトだったので、午前中はホテルのビーチでのんびり。夜になってフィラデルフィアに下り立った時には、吐く息が白くて「帰って来ちゃった」感バッチリでした。
またチャンスがあったら行きたいカンクン。フルーツも抱負で、毎朝フルーツ山盛り食べていたカンクン。
でも、末娘の高校受験等を考えると、今年は帰国も視野に入れなければなりません。のんびりしている場合でも無いのです。そういう意味で、これがアメリカ生活最後のバケーションになるのかもれしません。

と言うわけで、カンクンの旅のご報告も、これでおしまいです。
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Cancun その4

2010年01月03日 | 旅行記
波が荒くて日程を変更したジャングルツアーの日です。この日は波も静かで、いいお天気になりました。
このジャグルツアーも遺跡巡りの時と同じWatersports@Cancunにお願いして予約していただきました。

このジャングルツアー、私達が予約した時間帯には、5づのグループが参加していました。シュノーケルをするポイントまでは、各グループ自力でモーターボートを運転して行きます。
高校時代レガッタをしていたので、ボートやモーターボートは珍しくないのですが、運転した事はありません。もちろん、夫もモーターボートを運転するのは初めて。それでも車を運転する要領()で、運転してました。ジャグルツアーに参加に際して、免許証の提示も求められず、どういうルールになってるのかは不明です。

運転についての簡単な説明と、手信号の練習の後、ガイドさんを先頭に、5艘のモーターボートが一列に並んで進んで行きます。最後尾にも、もう一人ガイドさんが着いて来てくれるので、安心です。
そんなにスピードは出さないだろうと高を括っていたら、とんでもない どんどんスピードを上げて行きます。途中のマングローブで、反対方向から来るボートとすれ違う時には、こんなにツアー参加者を信用していいのか…と思ったりしました。このツアー、予想以上に安全で18年間無事故だそうです。
初めてモーターボートを運転した夫でしたが、そんなに車の運転とは変わらないのかな

 

シュノーケルのポイントにボートを停めて、しばしの間シュノーケリングです。我が家は全員シュノーケリングは始めて。もちろん、フィン(足ひれ)もシュノーケルも着けたのは初めてで、最初はどうやって動いたらいいかわかりませんでしたが、しだいに慣れる物です。
片言の日本語を話すガイドさんが、「お客様、こちらです。」と案内してくれます。とても素朴親切で、海の似合うおにいさんでした。片言の日本語ですが、彼の人の良さはよく分かります。
海の中には、何人か人が居ると言うのに、恐れもせず、魚が沢山泳いでいます。良く考えれば、海にすんでいるのは魚の方だから、私達の方がお客なのよね。招かれざる客にならないと良いけど…と、思いながら魚を見ていました。紫と黄色の奇麗な魚、ロブスター、ウニ、ヒトデなども見られました。
もっと若い頃に体験していたら、スキューバーダイビングなどにも挑戦していたかもなぁ・・と思ったりしました。

意外だったのが、シュノーケリングの後、ボートによじ登るのが大変な事。ガイドのおにいさんが、私の体重ももろともせず、引きずりあげてくれました。 もしかしたら、ガイドのお仕事で一番たいへんじゃないといいけど…。

帰りのモーターボートの運転は、もうお手の物の夫。すっかり若大将気分でした。(ちょっと、古いですか)このスピード感と解放感、とっても気持ちよかったです。

について
海の中の写真は、水中でも撮影出来るレンズ付フィルム(使い捨てカメラ)を使って撮りました。持っているデジタルカメラは、防水対応では無いので、ジップロック式の袋のようなものを買う事も検討しましたが、旅行に間に合わなかった事と、そんなに使用頻度は高くないだろうと言う事で、見送りました。
現像にまだ出していないので、どんな風に写っているか分かりませんが、楽しみです。
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Cancun その3

2010年01月03日 | 旅行記
さて、今回の旅行の最大の目的、遺跡巡りの日がやって来ました。遺跡については、インターネット上の情報を事前に読んで行けば、英語のツアーでもいいかと思っていましたが、夫がインターネットでWatersports@Cancunという会社を見つけ、利用する事にしました。我が家は「チチェンイッツァ遺跡+エクバラム遺跡日本語ツアー」に参加しました。
Watersports@Cancunの店長さん、遺跡について良く調べておられて、詳しい資料もいただいて、とても興味深く拝見させていただきました。ちょっとした知識をインプットしてから出掛けると、更に遺跡巡りが楽しめます。感謝です。

当日は、朝7時半過ぎ、ツアー会社のバスがホテルまで迎えに来てくれました。そこからひたすらジャングルの同じ景色の中を入る事2時間、チチェンイッツア遺跡に到着します。
途中立ち寄ったトイレ休憩では、トイレの水が流れにくい(タンクに溜まる水がチョロチョロなので、なかなか溜まらない)、便座がついてないのでスクワット状態で用を足さなければならないなど、ちょっとだけエキサイティングな経験をしました。一緒になった他の会社の日本語ガイドの方が、「こんな事、当たり前です」とたくましさを発揮してくれました。

1988年に世界遺産に登録されたチチェンイッツア遺跡は、ククルカンのピラミッドが有名です。このビラミッドはもちろん修復(1927-1933年)されていて、ここでもアメリカのカーネギー財団が中心となっていたそうです。全て修復されず、部分的に発掘されたままの越しているのは、予算が無かったからでは無く、オリジナルとの比較が出来るようにするためだそうです。

 

このピラミッドの他にも球技場や、天文台、他にもいろいろ建造物があります。マヤ文明といえば、いけにえの習慣が取りざたされる事が多いですが、文字を持っていたり、天文学に長けていたり、かなり進んでいたように思います。日本もかなり昔から文字はありましたが、天文学はどうだったのだろうでしょうね。

チチェンイッツア遺跡の後は、セノーテ (cenote) という地底湖へ。ユカタン半島は、地盤が石灰岩なので、水がろ過され地底湖が出来るそうで、至る所にあるらしいです。
我が家は、泳ぐ準備をして行きませんでしたが、泳いだ人曰く、水も奇麗でそんなに冷たくは無かったそうです。記念に入っておけば良かったかなぁ…と、ちょっと後悔。

 

上からダラァ~ンと伸びているのは、木の根です。すごいですよねぇ。崩れやしないかと、ちょっと心配。

昼食タイムはバイキング形式でした。ジャングルの中に突如として小奇麗な建物が現れた事に、ちょっとしたショックを受けました。バスから見える集落は、けして豊かとはいえない様子ですが、観光客用のレストランなどはとても奇麗。罪悪感のような物を感じました。
あ~、それなのに、私ってば昼間っからビールを頼んでしまいました。 バケーションと言う事で、お許し下さい。
そして、そこでオハイオの元ご近所さんと遭遇 世界は狭いですねぇ~。

このツアーの最後のとり、実はもっとも楽しみにしていたエクバラム遺跡です。

 

チチェンイッツア遺跡ピラミッドにはもう上れませんが、このエクバラム遺跡の神殿にはまだのぼる事が出来ます。しかも、チチェンイッツア遺跡のピラミッドよりも少し高いそうです。登れないと聞くと、どうしてのぼりたくなるのが人の常。「なんとかと煙は高いところに上りたがる」とは言いますが、私も御多分に漏れず、高所恐怖症のくせに登りたがってしまいました。

 

エクバラム遺跡はトロール王朝の時代の遺跡で、神殿の中ほどの屋根で保護されている部分は、王のお墓だそうです。神殿の前には、木で覆われた小山が左右にあります。そこも遺跡があるだろうと予想されているらしいです。
神殿の上からは360度見渡す限りジャングルが望めます。トロール王朝の時代とそう変わらないのかもしれません。この豊かな自然が、豊富なフルーツなどの食物をもたらし、命を与えてくれているのですよね。あとどれくらいこの景色を保てるのだろうと思わずにはいられませんでした。

さて、「行きはよいよい、帰りは怖い」です。末娘はへっぴり腰で階段を下りていました。もちろん、私も。


良く考えたら、日本語ツアーなる物を利用したのは、サンフランシスコで夫と別行動した時に「モントレー&カーメル」にまだ小さかった子供三人と参加して以来10年ぶりでした。
当たり前なのでしょうけれど日本語ツアーって、疑問に思った事を質問すると、すぐ答えてもらえて理解出来るっていいなぁ~と思いました。それに、やはり日本人経営なので、親切。 その都度、的確な支持をしてくれます。それに必ず一家に一台カメラを持って参加しているので、いいポイントで家族写真を撮ってもらえます。感心したのが、バスドライバーさん。ガンガン大型バスが追い越して行く中、ご本人も早く帰りたいでしょうに、とっても安全運転で無理な車線変更をする事無く、とても快適な旅でした。
コメント (4)
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