徒然なるままに・・アメリカ、そして日本

二度のアメリカ生活。
ボストン・オハイオ州・フィラデルフィア郊外に住み、
2010年夏、日本に帰国しました。

コンサート at the Mann Center

2010年06月22日 | Philadelphia周辺情報
Fairmount Parkの中にあるMann Centerでは、夏の間、フィラデルフィアオーケストラの野外コンサートが開かれています。
野外コンサート好きの私、去年はついぞ行くチャンスを逃してしまいましたが、今年は、友人マダムの提案で、実現出来ました。
私たちは「芝生席」のチケットを買ったのですが、なんと驚いた事に、芝生席のチケットでグリーンシートと呼ばれる、座席にも座れると言う事でした。私も、途中、グリーンシートに座ってしばし曲を楽しませていただきました。



この日のコンサートは、トランペッターChris Bottiの演奏でした。
以前も何度か彼のポスターは見た事があるので、きっと有名な人なのねと期待していた私。期待どおりの演奏でした。それに、ルックスも素敵です。眼鏡を忘れて、はっきりくっきりは見えませんでしたが、ぼんやり見える立ち姿すら、素敵でした。
音楽もさることながら、過去のエピソードなどもドラマチックに語ってくれました。最後は、オーケストラが舞台から引き上げてから、客席に向かって「Who is musician?」と話しかけ、トランペットを演奏していると言う女の子がいて、客席のライトをつけ、まさしくステージと客席間で会話し始め、最後には客席におりてトランペットを演奏していました。大きなステージよりも、お客さんと近いところで演奏するのが好きな人なのかも・・と思いました。
「トランペットに自分の人生の全てを注ぎ込んでいる」と語る彼の演奏は、きっと忘れならない物になると思います。人生の全てをかけられる物を持っている人の、その演奏を聴けた事、とても嬉しく思います。

余談ですが、このコンサートの少し前に、フィラデルフィアオーケストラに2012年から音楽監督として、ヤニック・ネゼ・セガンと言う若い指揮者が加わる事になったと言うニュースを聞きました。
シャルル・デュトワは、2008年から4年契約と言う事でしたが、その後の更新はないと言う事なのでしょか。彼も、今年で74歳ですもんね。

このコンサートの間、私たちは芝生席に陣取り、持ち寄ったお料理も堪能いたしました。
私はたいした物は作れませんでしたが、マダム達は手を抜きません。すっかりご馳走になってしまいました。
コンサートが終わろうかと言う頃、「あ、忘れてた」とおもむろに大きなとらやの羊羹を取り出し、ざく切りにしてお土産に持たせてくださった、おもしろマダム。これから羊羹を食べるたびに、この時の事を思い出すでしょう。いただいた羊羹は、美味しくいただきました。羊羹と共に笑いの提供、ありがとうございました。

 

良い音楽を聴き、美味しいお食事、そして、面白い・・・いえ、素敵な友人達と過ごした時間。忘れませ~ん。

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