以前も書いたが、ハイスクールは単位制で、夏休みにも単位をとる事が出来る。ただし普通に学校に通うのは、高校までが義務教育なので無料だが、夏休みの単位は1教科につき、$250の費用がかかる。
これは、1教科を1日朝8時から12時までの4時間、3週間かけて終わらせてしまうと言うもの。まるで、詰め込んでいると言う言葉がぴったりだなと思う。
ちなみにハイスクールを卒業するには、決められた数の単位を取る事と、高校2年目の秋に受ける”卒業試験”に合格しなければならない。つまり、それさえ満たせば、4年間の高校教育を3年で卒業する事が出来る。
特に、日本から親の駐在に付いてきている子供達は、普通に4年間高校に行くと、卒業するのが6月で、日本の同級生の子供より遅れてしまう事が多いため、アメリカの高校を3年で卒業しようとする子供が多い。
もちろん、アメリカ人の中にもこのクレジットを取るためにサマースクールに通う子供達も沢山いる。やはり、早く卒業するためなのか、夏休みが長いからなのか、理由は定かではないが、沢山の子供達が夏休みにも色々な授業を受けに通っている。
長い夏休みとは言え、子供達もなかなかご苦労様なのである。
我が家の長女は体育と保健体育、長男は体育のみに通った。
体育はバレーボール、ソフトボール、テニス、フリスビー、フィットネス、卓球などの種目を1週間に2-3種目、ローテーションしてやったらしい。ルールなどに付いての筆記試験もあった。
面白いのが、ビデオを見ながらエアロビクスのような事をするらしいのだが、そのビデオに出てくるインストラクター達はかなりの個性の持ち主らしい。私は実際に見ていないので、どんなインストラクターか分からないのでとても残念だが、長男と長女はよくインストラクターの話をして笑っていた。おまけに、フィットネスの最後の筆記試験では「AインストラクターとBインストラクターとではどちらが髪の毛が多いか?」なとどいうお茶目な問題も出たらしい。
かたや、アメリカの保健体育はすごい。何がすごいかと言うと、まるで医学並に深く掘り下げて教えてくれる。
食生活に関しては日本の家庭科などは比ではない。
そう言えば、長女を送って行く車の中で、「今日は1日の食事を記録しなきゃいけないんだ。」彼女がと言うではないか。その時点で、既に住んでしまった朝食は、”食パン、ジャム、牛乳”という超お粗末な物。 昼にはChipotleと言うお店に行ったし、晩ご飯は一応作った物の、既に朝食は挽回出来ない。もちろん、先生からのコメントには「朝食を充実させた方がいい。」と記入されていたらしい。娘よ、そういう事は前日に言ってくれ・・・。
中でも、私が保健体育授業ですごいと思うのが、やはり性教育。バーンと図解されたプリントが配られ、各部分の名称を覚えさせられる。それも詳細に。あまりに、詳細すぎてここには書けない。中には、”図”ではなく”写真”を見せる先生も居るらしい。「こんな細かい事まで覚えて、医者になるわけじゃあるまいし・・・」と、思わず言ってしまった。
ちなみに、この分野に入る前に、子供達は先生から手紙を持たされる。親に対して先生から「ビデオや写真などを見せますがそれを許可して下さい」という内容の物だ。そして、親は許可の有無を記入し、サインをして出すのだ。こういう手続きを踏んだ上で、しっかり教える。
アメリカでは沢山のハイスクールの女の子が妊娠しているらしい。もちろん、中にはちゃんと子供も育て、大学も卒業し、立派に家庭と仕事を両立している女性もいるだろう。でも、その大半は望まれない子供を産み、その子供もその母親も思い通りの人生を歩めずにいるのだろう。その結果がこういった授業に結びついているのは明らかであろう。その授業をどう考えるかは、人それぞれだと思う。
こういった授業がどのような成果を挙げているか私には分からないが、日本もこういう傾向になりつつあるのかなぁ・・と、少し否定してみたり肯定してみたりと、揺れる親心である。
これは、1教科を1日朝8時から12時までの4時間、3週間かけて終わらせてしまうと言うもの。まるで、詰め込んでいると言う言葉がぴったりだなと思う。
ちなみにハイスクールを卒業するには、決められた数の単位を取る事と、高校2年目の秋に受ける”卒業試験”に合格しなければならない。つまり、それさえ満たせば、4年間の高校教育を3年で卒業する事が出来る。
特に、日本から親の駐在に付いてきている子供達は、普通に4年間高校に行くと、卒業するのが6月で、日本の同級生の子供より遅れてしまう事が多いため、アメリカの高校を3年で卒業しようとする子供が多い。
もちろん、アメリカ人の中にもこのクレジットを取るためにサマースクールに通う子供達も沢山いる。やはり、早く卒業するためなのか、夏休みが長いからなのか、理由は定かではないが、沢山の子供達が夏休みにも色々な授業を受けに通っている。
長い夏休みとは言え、子供達もなかなかご苦労様なのである。
我が家の長女は体育と保健体育、長男は体育のみに通った。
体育はバレーボール、ソフトボール、テニス、フリスビー、フィットネス、卓球などの種目を1週間に2-3種目、ローテーションしてやったらしい。ルールなどに付いての筆記試験もあった。
面白いのが、ビデオを見ながらエアロビクスのような事をするらしいのだが、そのビデオに出てくるインストラクター達はかなりの個性の持ち主らしい。私は実際に見ていないので、どんなインストラクターか分からないのでとても残念だが、長男と長女はよくインストラクターの話をして笑っていた。おまけに、フィットネスの最後の筆記試験では「AインストラクターとBインストラクターとではどちらが髪の毛が多いか?」なとどいうお茶目な問題も出たらしい。
かたや、アメリカの保健体育はすごい。何がすごいかと言うと、まるで医学並に深く掘り下げて教えてくれる。
食生活に関しては日本の家庭科などは比ではない。
そう言えば、長女を送って行く車の中で、「今日は1日の食事を記録しなきゃいけないんだ。」彼女がと言うではないか。その時点で、既に住んでしまった朝食は、”食パン、ジャム、牛乳”という超お粗末な物。 昼にはChipotleと言うお店に行ったし、晩ご飯は一応作った物の、既に朝食は挽回出来ない。もちろん、先生からのコメントには「朝食を充実させた方がいい。」と記入されていたらしい。娘よ、そういう事は前日に言ってくれ・・・。
中でも、私が保健体育授業ですごいと思うのが、やはり性教育。バーンと図解されたプリントが配られ、各部分の名称を覚えさせられる。それも詳細に。あまりに、詳細すぎてここには書けない。中には、”図”ではなく”写真”を見せる先生も居るらしい。「こんな細かい事まで覚えて、医者になるわけじゃあるまいし・・・」と、思わず言ってしまった。
ちなみに、この分野に入る前に、子供達は先生から手紙を持たされる。親に対して先生から「ビデオや写真などを見せますがそれを許可して下さい」という内容の物だ。そして、親は許可の有無を記入し、サインをして出すのだ。こういう手続きを踏んだ上で、しっかり教える。
アメリカでは沢山のハイスクールの女の子が妊娠しているらしい。もちろん、中にはちゃんと子供も育て、大学も卒業し、立派に家庭と仕事を両立している女性もいるだろう。でも、その大半は望まれない子供を産み、その子供もその母親も思い通りの人生を歩めずにいるのだろう。その結果がこういった授業に結びついているのは明らかであろう。その授業をどう考えるかは、人それぞれだと思う。
こういった授業がどのような成果を挙げているか私には分からないが、日本もこういう傾向になりつつあるのかなぁ・・と、少し否定してみたり肯定してみたりと、揺れる親心である。