玉回し

2016-09-22 04:42:04 | 日記

台風崩れの温帯気圧の影響はさほど無く天気も回復してくる。サクランボのコスカシバ防除の防除は台風の影響で19日予定から中止で遅れている。調合出駅出役当番で調合所には中止の文字を書いた板看板を下げてお知らせしている。たぶん台風の雨で分譲中止は寝床でも分かる程雨降りで最初の日だけは模様眺めに調合所に2~3名の人が集まって来た。

調合所に置かれた卓上電話で中止か分譲開始か問い合わせ電話には当番仲間が忙しく中止の返事で対応いた。中止期間が4日も続いたがまだ昨夜の雨で葉っぱは乾かずダラダラ濡れていて今朝も中止にする。大分雨降りが続いたので仕事が遅れてリンゴの玉回しが忙しくなって来た。

ラ・フランスの収穫も来月5日から10日間で収穫時期が早まる。来月に成ると日照時間は短く日暮れが早く冷たい雨降り日なんかは4時頃には薄暗くなる。収穫したラ・フランスはⅠ個毎傷果等の障害果は外し、重量選果で選別してコンテナに入れる。雨の中は計りで計量することは出来ず収穫日は限られて来る。10日間の収穫日でそれを過ぎると冷蔵庫は閉じてしまうので収穫日は厳守。

リンゴの玉回しを暢気に構えているとラ・フランスの収穫に影響が出来る。スタッフ達も小雨でも雨がっぱで頑張る。葉摘み後のリンゴ陽の当たらない裏側や葉っぱの日陰部分はまだ着色は進まない。未だ杭掛け自然乾燥の稲刈りも待っていて農繁期を迎える。


ラ・フランス

2016-09-20 05:57:58 | 日記

速度の遅い大型台風だった勢力が弱まり安心して天気予報を見ていた。段々本土に近づいて来たら海上の温度が高い精で又強まり九州地方に向かって来た。。10号台風は岩手、北海道に大雨でまだ壊滅的な生々しい水害の爪痕で数年もかかる復旧の目途も立っていない報道。先月後半から縦続きに大型台風が本土上陸で各地に大きい被害が出ている。暴風に弱いラ・フランスいつもの年より速い収穫時期で来月初めから始まるような噂。

他所の果物のように着色具合で収穫する果物ではなく開花後からの日照時間や気温で果実の澱粉の抜け具合で判断している。収穫後直ぐに食べられる果物ではなく低温貯蔵庫に一定期間入れて予冷する。その後常温状態でしばらく置いて追熟してから軟らかくなり果実の色も黄色になってから販売する。収穫時期、予冷の低温貯蔵、追熟はすべてJA農協の指導で行っている。直販物は知り合いの方の冷蔵庫にお願いして販売をしている。

今年の秋果物はリンゴ、ラ・フランスの生育は夏に適度な降水量で生育が良い。ただ春先の開花時期の雨、低温でリンゴの黒星病の被害が多く残念だが今となってはどうしようもない。リンゴは諦めラ・フランスに期待しているが台風16号の進路が心配で1日何回も台風報道を見たり聴いたりしている。

時々小雨の中ラ・フランスの元肥散布をする。果実の重さで枝は垂れ下がり腰を屈め、頭を下げて果実に当たらないようして散布する。果実の重さで枝折れして葉っぱが変色しているカ所、小枝が折れて皮1枚でどうにか繋がっているカ所も散見されるがまだ酷くない。これに大型台風が来たらと思うとぞっとする。台風の影響がないように祈りながらの元肥散布。 


雨降り

2016-09-19 04:15:39 | 日記

 

 昨夕から降り続いた雨、朝方から雨足早くなり寝床にいても分かる程。とうとう本降りになって天気予報通りなって来た。田畑には湿気が充分で稲の刈り取りが終わるまで今月いっぱいは沢山なのだが今年の秋は雨が多い。起床前のテレビのスイッチを入れると秋雨前線、台風16号が絡んで西日本では局地的に大雨注意予報がテレビの字幕で写っている。

何時もの時間では明るい時刻だが今朝は雨降りの為かまだ薄くらい。この雨では地区内の猟友会に寄る害鳥駆除も中止だろう。リンゴの中性種は着色が進み和梨、ブドウも食べ頃の季節になって来た。それを目掛けてカラス、ムクドリの集団がやって来て収穫間近の果物を食い荒らす。

今年は何時も年よりまだ害鳥が少ないような気がするが油断は禁物。大通りの市道から農道への入り口には輪番制で農家の果樹栽培者が立ち会い通行止めをやって朝2時間程鉄砲で撃っている。日の出開始の猟友会員の害鳥駆除サクランボ収穫の季節より遅い日の出なので3分遅そく始める。開始時間になると方々から鉄砲で駆除する撃つ音がするのだが雨降りで静な朝。

窪地には水溜まりが出きて降る雨の強さは雨紋の大きさで分かる。何時もの朝とは違い気温が低く半袖の薄着では肌寒い。寒がりの俺は着替えをして朝刊を開く。庭木の葉っぱに当たる騒がしい雨の音で日本一の大鍋の芋煮会も大変。家内は敬老会に協力で昨日から落ち着き無く動いている。上空一面真っ黒な雲で降水確率は1日中高く久しぶりの農休日になるようだ。


元肥

2016-09-18 04:57:46 | 日記

刈り取り間近な山口沢一面の黄金色の稲穂で輝いている。近くの里山の紅葉はまだだがもうすぐ山の景色も一変して美しくなって来る。里山には植林した杉は無く昔から薪用のナラ等の雑木や赤松林だった。子供達の格好な遊び場で探検ごっこやターザンの真似でガキ大将先導に集団で登って行った。

春にはワラビ、ゼンマイ、ナンマイ等様々な山菜、秋には栗、アケビ、ヤマブドウ等食べ物が豊富にあって木に上りその場で食べていた。菓子等のおやつは食べられず常に空腹で何を食べても満腹感は無く美味しかった。高学年になるとアミモダシ、マンジュウ、ムラサキシメジ等のキノコも採っていた。毒キノコの判別も出来て親達も不審感を持たないで食卓に出して家族で食べていた。

子供頃古老達は里山の松茸狩りで自慢げにキノコ談義に花を咲かせていた。赤松林はマツクイ虫にやられ枯死して雑木林になり、薪も必要がなくなり山肌には日が差さなくなり山菜、キノコも出ない。里山には誰も遊びに行く事なく荒れ放題で猿、熊、イノシシが増えて来た。最初の紅葉はウルシから始まり順次高い山から里山に下りて来る。果樹の木々の葉っぱもまだ落葉前の青い内に来年の花芽の充実の為に元肥を散布する時期になって来た。

元肥は樹種、品種、樹齢、樹勢、土壌別に施肥が違うので大変。又大型台風がこちらに向かって来る予報で明日辺りから雨マークで急いでする。今台風の強い風が来たらリンゴ、ラ・フランスの落果で甚大な被害が心配される。稲の倒伏、圃場が抜かり刈り取り作業も遅れ適期作業が出来なくなる。台風の進路等心配の絶えない農業経営。


農作業

2016-09-17 04:55:01 | 日記

新聞報道によれば新規就農者が増えているようだが地元ではまだまだ少ない。なかなか厳しい農業経営で後継者が見つからなず高齢者が大黒柱で農作業をやっている。毎年農作業による事故、ケガ防止の啓発活動の1つとして市内巡回広報活動をやっている。

 今年に入ってから農作業中に7件の事故、ケガが報告されているが実際はまだまだ多く届けられてない物のあるようだ。特にサクランボハウスからの転落、農機具運転中の作業事故だがこれから稲の刈り取り中の大型コンバイン、果物収穫時の脚立からの転落が増えて来る。ここ1週間は傘マークで圃場は柔らかくなり収穫機械がぬかるみにはまったり、脚立から滑ったりで危険な環境での作業。

昨年まで2年連続の大きい事故が発生して今年こそはと事故防止に市内2ヶ所に分かれて広報車に分乗して巡回広報活動をする。各地域の農業関係の事業所やJA支所等に出向き事故防止のポスターを配布してお願いする。その他にも作業中の事故防止のDVD映像の貸し出し、幟旗による防止の啓発等を行っている。又家族、仲間同士の声掛け運動でなんとか事故撲滅をやっているがまさかの事故ケガが発生している。

大小問わず多くの農機具が沢山あり次から次に新しい物が出て来る。一般企業とは違い作業分担な無くすべての機械を一人で使い作業をしている。機械を使用する前の免許、講習会等必要ない農機具で大抵が我流で操作運転している。若者の少ない農業経営で高齢になっても歳を忘れて張り切っている。体の動作が思うように効かなくなって事故、事故に合ってしまう。今朝の朝刊にまた農作業による痛ましい重大事故が太い文字で載っていた。