住宅地から離れたりんご畑、積雪10cmは越える程で思ったいてより多い。未だ落葉が完全に終らない樹木のあり雪を被った青い葉っぱ。密集している小枝には重い積雪で枝が下がっている。未だ積雪で折れる心配ない程で安心しながら剪定をする。少ない積雪でも一面に雪が積もっていると体に感じる寒さが違う。寒さ対策に防寒着の他にマスクを掛けて風邪の予防をしている。これまではゴム長靴を履いて剪定をしていた。
これからは少ない積雪量でも重い防寒長靴で脚立の上り下りで草臥れるのが違う。慣れて来ると重い防寒靴は気にはならないがどうも気になる。ゴム靴とは違い足首の自由効かず箱靴を履いているようだ。靴底の硬く脚立の踏み段から滑りやすく転落には気をつけている。積雪が少ない園地で脚立から転落事故等になると大事故になってしまう危険がある。
上下厚い防寒着、靴は重く硬い靴底で滑りやすく体の自由が効かない。インフレエンザの流行で手洗いの励行やマスク等の予防対策を報道しているマスコミ。寒さ対策はしっかりと肝に銘じて剪定をしている。
老木の多い園地で植栽当時は紅玉やスターキングの品種。貿易の自由化でバナナの輸入等で生産過剰になり安値が続き葉摘み、玉廻りの不必要は青りんご王林の品種に髙接ぎ一挙更新した。これもまた生産過剰になって経営が成り立たなくなる。別な果樹に転換したり、新品種に改稙して7年間も無収入では生活が出来ないので又品種更新でふじりんごに髙接ぎをして来た。
品種更新しても3年間は収穫は無理で無収入で大変だった。剪定をしていると見つけ残しの最初の品種の紅玉や1回目の更新品種の王林、最後の品種ふじりんごが過熟して成っている。いろんな思いが走馬燈のように浮かんで、焦る事なく剪定をする。