
Mr.しもの中の人が
プロレスラーの魅力を語る
このコーナー。
今回は、「タイチは帰れ」で
すっかりお馴染みの
Mr.ゴーホーム、
タイチ選手です。

全日本プロレス時代からの
師匠、川田利明と
同団体退団後も
行動を共にしていたタイチ。
その頃のリングネームは
石狩太一でした。
彼が陽の目を浴びたのは
川田とともに
ハッスルに参戦してから。
「ボクだけのハッスル」を掲げ
空気を読めない付き人っぷりで
割と人気者だったように思います。
無論、リング外で・・・ですが。

新日本所属になってからは
ミラノコレクションA.T.との
イケメンタッグ「ユニオーネ」で
活躍したりしましたが
リング上で強烈なインパクトを
残していたかと言われれば
疑問符を付けざるを得ません。

その後、小島聡をボスとした
小島軍(仮)に加入。
ここでコバンザメ体質が
開花することとなり
鈴木軍に加入してからは
世界一性格の小ズルい男として
その個性を磨いていきます。

・・・と、タイチのこれまでについて
さんざん書いてみたものの
実は私、タイチのことは
あまり認めていませんでした。
ズルさや小悪党っぷりの表現は
たいしたものなのですが
そこに「強さ」や「信念」を
感じられないと言いますか・・・。
えっ、Mr.しももそうだろって・・・?
まぁ、それはそれですよ。

そんなタイチでしたが
2015年から始まった
ノアと鈴木軍の因縁。
鈴木軍は全員でノアに乗り込み
GHCの全タイトルを奪取。
私の予想を覆す展開でした。
みのるがGHCヘビーを巻く。
これはイイんです。
KESがGHCヘビーを巻く。
KESは素晴らしい
タッグチームだと思うので
これも異論はありません。
でも、タイチが王者って・・・。
新日本でもIWGPジュニア戦線に
まったく絡んでいなかったタイチが
ノアでシングル王者初戴冠って・・・。
実際、その後の防衛戦も
いつもセコンドの介入からの
ワンパターンな展開でしたしね。

ところが・・・
そんなタイチへの印象を
ガラリと変えることとなったのが
2015年9月、大阪で行われた
原田大輔とのGHCジュニア戦でした。
この試合に関しては
また後ほど触れることとしまして・・・
ここからは
タイチの技解説を。
ブラックメフィスト

自身の後方に
相手をさかさまに担ぎ上げ
そのまま垂直ぎみに落とす
タイチの必殺技。
キンプロではコモンカードですが
なぁに、そのうち
コスト3ブーストで出るさ。
タイチ式外道クラッチ

タイチ式もなにも
外道クラッチ。
タイチ式ライガーボム

タイチ式もなにも
ライガーボム。
でも、あの体格で
ライガーボムができるんですから
タイチ侮り難し。
急所攻撃

タイチにとっては
生命線ともいえる技。
現在はGHCジュニアのベルトで
殴打する等の小ズルい攻めも。

先ほども書きましたが
そんなタイチの評価を
一変させた試合が
2015年9月、大阪で行われた
原田大輔とのGHCジュニア戦。
この試合、いつものような
セコンドの介入もありましたが
終盤は原田とタイチ、
お互いの意地がぶつかり合う
真っ向勝負となりました。

この試合で
タイチが繰り出したのは
なんと師匠、川田の技。
ジャンピングハイキックに
高角度のパワーボム。
三沢さんが作ったリングで
川田の技を使う。
何ともいえない
不思議な気持ちになりました。
この瞬間だけ
それは本当に
ほんの一瞬だけなんですが
タイチはノアのジュニア戦士を
超えてしまったような
そんな気がしました。

これからもタイチは
リング上で歌ったり
ズルイことを続けて
観客から罵声を
浴びせ続けられることでしょう。
ですが、私はどうしても
あの一戦が忘れられません。
この子、もしかすると
やれば出来る子
なんじゃないかなと。
今のキャラクターに飽きたら
迷わずノアに来なさい。
三沢さんの遺伝子を
もっとも色濃く
受け継ぐレスラー、
丸藤正道が待ってるぞ!
世界一性格の小ズルイ男改め
デンジャラスTになる日を
私は秘かに期待しています。

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