Mr.しもの前途遼遠

オンラインプロレスラー、Mr.しもとザ・ミックの成長日記みたいなものです。

2016.10.10新日本両国大会観戦記

2016-10-11 02:33:45 | プロレス観戦記

10分くらい前に
両国駅に着いたのですが
とんでもない長蛇の列。
まさかと思ったら
本当に両国大会の
入場待ちの列でした。
入場するまでに
30分くらいは
かかったでしょうか?

そんなわけで
楽しみにしていた
第0試合は
まさかのワールド観戦。
歩きながらで
じっくり見られなかった為、
後ほど自宅で
堪能させてもらいます。





戦国炎舞プレゼンツ
・・・ということで
ご覧のとおり
至る所に広告が。
パネルはイイ感じに
スペースがあるので
記念撮影にピッタリでした。


第1試合
石井 吉橋 オスプレイ
  vs
アダム・コール ファレ 
裕二郎


一昨日は
メインイベンターだった
吉橋ですが
今日は第1試合です。
その落差たるや・・・。

そんな吉橋ですが
試合では存在感を
発揮していました。
ファレも怪物感を
出していましたが
やっぱりもう一歩二歩
動き出しが早ければと
感じてしまうシーンも。
オスプレイは
この組み合わせでは
ちょっと勿体ないように
感じました。

フィニッシュは石井の
垂直落下式
ブレーンバスターでした。


第2試合
真壁 本間 田口 フィッシュ
  vs
矢野 邪道 ロメロ バレッタ


真壁を挑発する矢野、
それに激怒する真壁。
これはもしかして
GHCタッグ戦もあり得るか!?
・・・なんて思っていたら
新日本公式の試合後コメントで
真壁も本間も挑戦を
表明していますね。
・・・あざーっす!

六本木バイスの
危ういタッグ仲は
いつまで続くんでしょうね?
個人的に大好きな
タッグチームなので
解消はしてほしくないなぁ。

試合は、本間のこけしで
本隊側が勝利。


第3試合
天山 小島 永田 中西
  vs
潮崎 谷口 中嶋 北宮


新日本vsノアの対抗戦!
そんなわけで
場内のボルテージも
一気に高まりました。

改めて感じたのは
この対抗戦に
新日本側からは
第三世代の4人が
揃って出てくれたことが
本当にありがたいなと。
そこは本当に
最大級のリスペクトを
払いつつも・・・



でも、勝ったのは
ノアですから!
ハッハー、ざまぁ~!


正直なところ
ノアの選手って
対抗戦でもちょっと
大人しすぎるところが
あるのですが
今回は会場の
新日本ファンを
大いに煽ってくれました。
その点は
中嶋がいるだけで
安心できましたね。



試合後は大乱闘。
対抗戦は
やっぱりこうでなくっちゃ!


第4試合
IWGPジュニアタッグ選手権試合
リコシェ フィンレー
  vs
ヤングバックス


このメンツの中で
フィンレーがどこまで
頑張れるか?
それがこの試合の
テーマだったと思いますが
奮闘を見せてくれました。

私、ヤングバックスって
メリハリがないところが
あまり好きではないのですが
この試合のヤングバックスは
格下のフィンレーを
いたぶるという展開の為か
権利のない方も
引くところは引いていて
非常に良かったと思います。
やればできんじゃん!

試合はヤングバックスが
モア・バング・フォー
・ユア・バックで勝利。


第5試合
ブリスコ兄弟
  vs
トンガ ロア


これは本当に
試合順とタイミングが不憫。
そう言わざるを得ません。
動きの多い
第4試合の後ということと
興行のちょうど真ん中で
中だるみの時間帯と
いうこともあって
会場の緊張感が
明らかになくなっていました。
かくいう私も・・・。

ただ、新王者組の
タマちゃんとタンガ・ロア、
前回観戦したときよりも
格段に良くなっていました。
スピーディーかつ
トリッキーな動きで
敵を翻弄するタマちゃんと
圧倒的なパワーで
相手を封殺するロア、
非常にバランスの取れた
兄弟タッグチームです。
ドゥームズデイ・デバイスを
ロアがキャッチしたムーブは
度肝を抜かれました。

フィニッシュは
トンガ、ロア組の
ゲリラ・ウォーフェア。
本当に試合順で
損をした試合でした。


第6試合
棚橋 エルガン
KUSHIDA リーサル
  vs
内藤 SANADA
EVIL BUSHI


棚橋、エルガン、内藤らが
8人タッグマッチに登場。
棚橋がこれほどまで
タイトル戦線に絡まないのも
ちょっとモヤモヤしますが・・・。

この試合、もしかして
噂のBONE SOLDIERが
見られるんじゃないかと
期待していましたが
残念ながら登場せず。

さて、この試合、
アクシデント
だったのでしょうか?
KUSHIDAが試合途中で
動きが止まってしまいました。

試合はエルガンが
内藤にエルガンボムを決めて
価値ある勝利。
これはインターコンチ戦、
あり得るか!?



試合後、ロスインゴが
手負いのKUSHIDAに
非情なる追撃。
KUSHIDA、大丈夫!?


第7試合
NEVER無差別級選手権試合
柴田vsオライリー


ほぼ柴田コール一色の
NEVER王座戦。
柴田ってこんなに
人気があるのに
IWGPヘビーに
絡ませてもらえないのは
何故なんでしょう?
まぁ、NEVER王座も
似合ってますけどね。

試合の方も
やっぱり面白いんですよ。
シンプルな技で
構成しながらも
柴田の攻防って
感情が伝わって
くるんですよね。
いや、これホントに
IWGPヘビーに
絡ませてみたらどうです?
柴田vsオカダとか
みんな見たいでしょ?

フィニッシュは
柴田のPK・・・からの
胴絞めスリーパー。
レフェリーストップでの
勝利となりました。



試合後、私の期待通りに
潮崎がリングに上がり
柴田に挑戦を表明。
潮崎には大ブーイング。

「張れ!潮崎、張れっ!」
・・・あれ、帰っちゃうの!?



するとなんと
柴田を背後から
EVILが襲撃!

・・・し、しまったぁ!
潮崎、EVILに
喰われたぁ~!


だから潮崎、
言わんこっちゃない・・・。


セミファイナル
東京ドーム・IWGPヘビー級
王座挑戦権利証争奪戦
ケニーvs後藤


殿を応援するのは
私だけでいい。
そう思ってました。
会場の9割方は
ケニーを支持するだろう。
そう思ってました。

・・・ですが、
入場の段階では
後藤への声援の方が
大きかったような
印象を受けました。
コレ、イケるんじゃない!?

・・・とか思ってたら
後藤がケニーの持つ
権利証入りのケースで
ケニーを殴打する
奇襲から試合開始。

と、殿ぉ~っ!
殿が
錯乱召されたぁ・・・!




・・・が、試合の方は
かなり白熱しました。
煽りVTRの
「いつも2番だった。
 突き抜けたい」
が観客の心を
掴んだのかもしれません。

・・・そこっ!
「2番にもなれてない」とか
チャチャ入れないっ!

後藤の奥の手、
雪崩式回天に加えて
かつてのフィニッシャー、
昇天・改も解禁。
しかもこの日の一撃は
完璧な決まり具合でした。
あとはGTRを
決めるのみというところまで
ケニーを追い詰めましたが
残念ながら決めきれず。



フィニッシュを狙った
ケニーの片翼の天使は
後藤が右腕で
パンチを連打して
逃れようとしますが・・・



ケニーは後藤の右腕を
左手でクラッチする
変型の片翼の天使を
強引に決めて勝利。
G1覇者の称号は
伊達じゃないという
ことでしょう。


メインイベント
IWGPヘビー級選手権試合
オカダvs丸藤


両国に丸藤正道、
推して参る!
観客の反応は
大歓声でした。



当然ながら
オカダにも大歓声。



「KING OF PRO-WRESTLING」
の名を冠する大会の
メインイベントで
方舟の天才と
レインメーカーが対峙する。
震えるほど興奮する
シチュエーションでは
ありませんか。
オカダvs丸藤は
間違いなく現時点での
日本プロレス界で
最高峰のカードの1つです。



序盤は正直、
丸藤が圧倒していたように
感じました。
チョップだけで
試合をコントロールした
丸藤に対して
オカダは自分の持ち技を
順番に繰り出している、
そんな印象を受けました。
状況や環境に応じて
多彩な攻撃を見せる
丸藤に対して
オカダの攻撃は
どうしてもオーソドックス、
悪く言えば単調に
見えてしまうんですよね。

そんなオカダへの印象を
ガラリと変えたのが
丸藤が場外で
鉄柵を利用しての
不知火を狙ったところを
阻止して鉄柵越えの
ダイビングボディアタックを
見せた場面でした。
(残念ながら写真なしです)
エリートのオカダが
体を投げ打って見せた
捨て身の攻撃。
こういうのが
見ている者の
心を打つんですよね。



最初の
レインメーカー狙いは
丸藤の裏技、
相手の腕を絡めての
変型三角絞めで阻止。
このタイミングで
こういうエグい攻めを
見せながら
自分の体力も回復する。
新日本ファンの皆さん、
これが丸藤という男です!
したたかでしょう?(笑)



丸藤のチョップに
崩れ落ちながらも
全部胸で受けきるオカダ。

「痛そうに見えるから
 オカダにはチョップを
 受けないでほしい」
・・・なんて声も
聞こえてきそうですが
そりゃあ痛いでしょう。
あんなすげえ音する
チョップを何発も
受けるわけですから。
プロレスラーは
どんな技を受けても
痛くないんじゃないんです。
痛くても何度でも
立ち上がるからスゴイんです。
そこを間違えちゃダメ!

私はチョップを
受け続けるオカダの姿に
「さすがオカダ・カズチカ!」
と感じましたよ。



丸藤の1発目の不知火は
オカダがジャーマンで反撃。
直後のレインメーカーは
丸藤が虎王で迎撃。
お互い、簡単には
決めさせません。



コーナーにいる
オカダに決めた虎王は
突き上げるような形で
完璧にヒット。
これにはオカダも
グロッキー状態に・・・。



遂に不知火が炸裂するも
オカダはカウント2で返す。
2発目を狙った丸藤ですが
これはオカダが回避し
腕をクラッチしたまま
変型のレインメーカーへ。
これは
素晴らしいカウンター!

しかもオカダ、その手をまだ
クラッチしたままで
2発目を狙います。



これを丸藤は
新日本では
披露していない(ハズ)
隠し技の完璧首固めで
切り返します。



丸藤は死角からの
トラースキックから虎王!
すかさず2発目を
狙いますが・・・



オカダはキャッチして
ツームストンパイルドライバーで
マットに突き刺します。

・・・なんだ、この
熱すぎる展開は・・・!




2発目の
ツームストンを狙うオカダ。
更に高く抱え上げ
肩口に丸藤をセットすると
垂直にマットに落下!

オカダさん、
それ・・・
三沢さんのヤツ!








そして渾身の
正調レインメーカーで
カウント3。

いや、これ本当に
スゴイ試合ですよ。
現地で見たときは
丸藤が負けたショックで
それほどとは
思わなかったのですが
帰宅してワールド観戦したら
一度見た試合なのに
震えましたからね。
残り3分くらいの攻防は
何度見ても素晴らしい!
丸藤が負けたのは
とても残念ですが
本当に良い試合でした。

オカダに対して
批難の声も聞こえますが
変型レインメーカーから
クラッチを離さない場面や
ツームストンを
突き刺した後に
拳を突き上げる場面は
彼の表現力の高さを
実感させられました。
なぜこの試合のオカダが
批難されるのか
さっぱりわかりません。



これで来年の
1.4東京ドーム大会の
メインイベントは
オカダvsケニーで
決定的となりました。
試合後、ケニーが
リングに上がって
オカダと舌戦。
何を言ってるのか
理解できませんでしたが(笑)



本当に楽しい興行でした。
特に第3試合の
新日本vsノアの対抗戦と
第7試合以降の
3つのタイトル戦は
どれも素晴らしかったです。
メインの試合は
年間ベストバウトも
狙える試合だと思いましたが
いかがでしょうか?
第0試合の飯b・・・
タイガーマスクWも
話題性が生まれて
面白かったと思います。
入場の待ち時間の長さは
ちょっと気になりましたけどね。



最後に
エメラルドフロウジョン
論争について
私なりの意見を。

※エメラルド~論争とは・・・
 オカダがメインで放った
 起死回生の一打、
 エメラルドフロウジョンに対して
 ノアファンおよび三沢ファンが
 「ノアを侮辱された」
 「三沢さんの大切な技を・・・」
 と嘆き、怒ったことから
 起きている論争のこと


私の考えは
非常にシンプルです。
エメラルドフロウジョンは
 ただの技です

それだけですね。
誰が使っていいとか
誰が使っちゃダメとか
そんな決まりが
あるはずもない。

サモア・ジョーみたいに
他人のフィニッシャーを
パクリまくっている選手は
また別ですけどね・・・。



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