ほこワングランプリ2023
三回戦全4試合が
遊楽園ホールにて行われた。
第3試合では
Mr.しもと
ザ・ミックが対戦。
10年ぶりの一騎打ちは
またしてもザ・ミックが
勝利した。
ヘッドバットから
額を突き合わせて
にらみ合いを行う二人。
10年ぶりの戦いに
両者は何を想うのか!?
立ち上がりから
Mr.しもの
インサイドワークを
ことごとく看破する
ザ・ミック。
空白の期間があっても
Mr.しもの考えることは
お見通しのようだ。
ならばとMr.しもは
ザ・ミックの
メンタル面を突いて
揺さぶりをかけていく。
中盤以降は
試合も急激に加速。
ゼロ距離スピアーを
突き刺したザ・ミックは
キングコングニードロップ、
ノーザンライトボム、
ジャーマンスープレックス、
胴絞めスリーパーと
大技を畳みかけ
満を持してのスピアー。
だが、Mr.しもは
これをカウント2.9で
なんとか返す。
ザ・ミックが
雪崩式の攻撃を狙うも
Mr.しもが踏ん張り
シューティングスター
プレスを投下。
幻の必殺技を遂に解禁したが
ザ・ミックはカウント3を
許さない。
ここしかないとばかりに
ヘッドバットの連打で
追撃を加えるMr.しも。
新必殺技の
フルスピード
チンクラッシャーで
ザ・ミックの
アゴを撃ち抜くと
膝立ちの状態から
更にザ・ミックに
飛び掛かり
二発目を炸裂させる。
この一撃で
ザ・ミックに
膝を突かせるほどの
大ダメージを与えるも
Mr.しも自身も
膝に強烈な負荷がかかり
立ち上がることが
できなくなってしまう。
膝立ちの状態で
視線を交わすも
手が出ない両者。
ならばと2人は
呼吸を合わせるように
同時に渾身のヘッドバット。
打ち勝ったのは・・・
Mr.しもの方だった。
崩れ落ちるザ・ミック。
その姿を見て
Mr.しもは思わず
ザ・ミックを
抱きかかえるが・・・
バランスを崩し
倒れ込むMr.しも。
膝のダメージで
まったく体を
動かすことのできない
Mr.しもは
ザ・ミックの下で
3カウントを聞いた。
これにより
ザ・ミックの
準決勝進出が決定。
10年ぶりの親友対決、
限りなく勝利に
近づいたMr.しもだが
またしてもザ・ミックに
敗れる結果となった。
to be continued...
★Mr.しもの中の人の裏話★
10年ぶりの
Mr.しもvsザ・ミック、
いかがでしたでしょうか?
いろんな展開を
考えたのですが
最終的に形にしたのは
コレでした。
それはもう
いろんな想いが
詰まってますねー。
ヘッドバットで始まり
ヘッドバットで終わる、
この構想は
初期段階からありました。
でも、元々は
スタンディングで
行う予定でして
『幽遊白書』の
幽助と酎のアレみたいな?
・・・で、フツーに
ザ・ミックが競り勝って
「やっぱミックさん強ぇ!」
・・・的な結末にする
予定でした。
欲が出てきたのは
YAWARA戦を
作り始めた辺りからですね。
戦いの中でも
感動を生みだせる
・・・というのを
『YAWARA』のアニメで
実感させられまして
トーナメントの中で
それを一個ポンと
見せられないかなと。
そこからあれこれ考えて
あのラストシーンが
浮んできました。
試合のテーマは
「十年愛」。
10年間の空白があっても
きっとお互いがお互いを
理解し合ってるのでは
ないかなぁと。
勝手知ったる
相手だからこそ
・・・という展開は
作成していて面白く
終盤までの流れは
あっという間に
出来上がっちゃいました。
むしろどこを削ろうか
悩まされたくらいで・・・。
結果的に
ザ・ミックの見せ場が
かなり減っちゃったんですが
むしろこのバランスで
よかったと思ってます。
全部出し切った上で
このラストだと
ザ・ミックの方が
弱いみたいじゃないですか?
私の中で
それは絶対になくて
やっぱりザ・ミックは
常にMr.しもよりも
はるか先を歩いていて
ほしいんですよ。
まだまだザ・ミックには
引き出しがあった、
ただ、Mr.しもの連撃で
イイのがアゴに入って
膝に来てしまって
脳震盪を起こして
ああいう展開になった。
そう自分では解釈してます。
ラストシーンは
いろんな人に見てほしいし
いろんなことを
感じてほしいですね。
崩れ落ちる
ザ・ミックを見て
思わず支えてしまった
Mr.しも。
ここにこの2人の10年が
詰まっていると思います。
Mr.しもはどんな想いで
3カウントを
聞いたんでしょうね?
最後に・・・
Mr.しもとザ・ミック、
もしかしたらまた
運命のイタズラで
交わることがあるかも
しれないですけど
今回はこれが
最後のつもりで
出し切りました。
ぶっちゃけもう
これ以上のものを
作る自信はないので
やりたくないですね(笑)
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