
TBSドラマ
「カルテット」
最終回の
ココがスゴかった!
1.ドーナツホールの
残された3人が
真紀と再会し、
再び暮らし始めるという
ベタな展開を
視聴者に予想させる冒頭。
しかし、真紀との再会は
最終回の全体の尺の
1/3を過ぎたあたりで
割とあっさり描かれる。
2.ドーナツホールの4人に
宛てられた手紙は
ファンレターや
励ましの手紙ではなく
ドーナツホールを
批判する内容で
その手紙が
すずめのナレーションで
読み上げられる。
3.真紀は
大きなホールでの
コンサートを企画する。
ドーナツホールには
身分不相応なハコだが
「戸籍を偽った女」として
世間で騒がれている真紀が
客寄せパンダになることで
その夢を実現しようとする。
4.ドーナツホールの4人が
最終回で描かれる姿は
夢破れ、趣味として
カルテットを続ける
いわばバッドエンド。
対比として
有朱が玉の輿に乗り
「人生、チョロかった」と
痛烈な皮肉を語る。
5.コンサートで
ドーナツホールが
最初に演奏する曲は
「死と乙女」。
これは真紀が
父親(義父でしたっけ?)を
自らの手で殺した暗示!?
真紀はすずめに
選曲の理由を尋ねられると
「こぼれたのかな」
「ナイショだよ」と
これまた殺人を
想起させる意味深な台詞。
6.始まるコンサート。
一部の観客(主に学生)は
大きな盛り上がりを見せる中、
それ以上に席を立つ客が
後を絶たない。
(私は芸術には疎いので
よくわかりませんが
芸術としての音楽的価値は
ドーナツホールにはなく
大衆娯楽的な演奏の為、
耳の肥えた客は呆れて
帰ってしまったということ?
7.ラストは4人の
いつもの風景。
家森がパセリの
存在価値について
独自の持論を展開するが
ここで語られるパセリは
4人の比喩!?
・・・で
何が一番スゴかったかって
こうして文字に起こせば
どう見ても
バッドエンドにしか
見えないのに
実際、見終えると
清々しいくらいの
ハッピーエンドなんですよね。
最後まで視聴者を
裏切り続けてくれる
素晴らしいドラマでした。
あぁ、今度は
「カルテット・ロス」か・・・。

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