ノーロープ有刺鉄線
電流爆破時限爆弾
デスマッチという
特殊なルールで行われた
大仁田厚とMr.しもの
シングルマッチは
Mr.しもの失神KOという
笑撃・・・もとい
衝撃の結末で幕を閉じた。
リング四方に
張り巡らされた有刺鉄線、
リング上に散りばめられた
バットや竹刀などの凶器、
リング脇に設置された
火薬のニオイ・・・。
おそらくMr.しもは
まるで感じたことのない
緊張感を胸に
試合開始のゴングを
聞いたに違いない。
先に被爆したのは
大仁田の方だった。
試合時間5:00頃、
木製バットによる殴打で
ダウンしたMr.しもが
起き上がるのを見計らって
狙いすましたラリアットは
Mr.しもが伏せてかわし
大仁田は勢いを殺せぬまま
有刺鉄線に突撃。
大きな爆発音とともに
白い煙幕に包まれた。
しかし、邪道も
黙ってはいない。
Mr.しもが木製バットを
身構えた隙を見逃さず
グリーンミストを噴射。
これでペースを
握り返した大仁田が
粘るMr.しもを押しきり
電流爆破の衝撃を
その身に刻みつけた。
一進一退の攻防は
10分間が経っても
決着はつかず。
ここで時限爆弾が発動し
爆音とともに
リングを爆炎が包む。
煙が晴れると
リングの上には
衝撃の光景が
広がっていた。
大の字で横たわるMr.しもは
完全に意識を消失。
大仁田のK.O.勝ちという
裁定が下された。
状態が心配される
Mr.しもだが
幸い命に別状はなく
致命傷、後遺症も
ないとのことで
数週間の入院で済みそうだ。
身から出たさびとはいえ
Mr.しもは
大きなダメージと
デスマッチの恐怖を
その身に刻み込む
結末となった。
THE END
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