以前記事にした「特攻 最後の証言」を読みました。
これは、特攻に志願したけどそれぞれの理由で生き残ることになった8人の元特攻隊員のインタビュー形式の証言集です。
それぞれの方が特攻隊に志願した時の気持ちや、特攻兵器での訓練。特攻隊でありながら命を絶対に粗末に考えなかったことなど(特攻隊だからこそ命を貴重に考えたのではないでしょうか。)貴重な証言が書かれています。
本書に書かれている特攻兵器も8種類の特攻方式です。人間爆弾、人間魚雷、人間機雷、特攻艇、特攻機と多種に渡ります。
島民が集団自決した渡嘉敷島の特攻隊員の証言も書かれています。(集団自決、軍命令を否定する証言)
これは、特攻に志願したけどそれぞれの理由で生き残ることになった8人の元特攻隊員のインタビュー形式の証言集です。
それぞれの方が特攻隊に志願した時の気持ちや、特攻兵器での訓練。特攻隊でありながら命を絶対に粗末に考えなかったことなど(特攻隊だからこそ命を貴重に考えたのではないでしょうか。)貴重な証言が書かれています。
本書に書かれている特攻兵器も8種類の特攻方式です。人間爆弾、人間魚雷、人間機雷、特攻艇、特攻機と多種に渡ります。
島民が集団自決した渡嘉敷島の特攻隊員の証言も書かれています。(集団自決、軍命令を否定する証言)
鈴木 「今の時代、とても残念に思うのはアメリカが占領して進駐してきたと。アメリカとしては、日本という国が怖かったから、2度と戦争させちゃいけないということで、日本を骨抜きにしようというのが彼らの占領政策だったわけですよ。我々が復員してラジオ聞いても『真相はこうだ』とか『真相箱』とかいう放送を毎日やってました。これで洗脳する。大本営が嘘八百の発表をしたのと同じように、アメリカも嘘で固めた作り話で日本人を洗脳し始めたんです。この野郎! と思ったけど、世の中にはいろいろな人間がいて、アメリカの宣伝部が来ても、いろいろと彼らに迎合していけばいい格好になると考える人もいたわけです。阿片戦争にしてもイギリス軍が上陸して来たとき、人民は競って荷役をして金を貰い、それでイギリス軍はどんどん奥地に入って行った実績がある。自分の欲望のために隷属していく人間がいたことを今になって考えると、戦争が終わって骨のある人たちが虚脱状態になったということですね。今まで頑張ってきただけに反動で落ち込んだ。もう何をするのも嫌だと。そこにつけ込む形で尻尾を振る連中が、『俺は戦争に反対していた』とか『俺は戦争が嫌だった』とか、『やるべきじゃなかった』などと言い出して。戦争に協力したヤツはけしからんと。我々は反対したんだと。吊し上げを始めた。例えば、画家の藤田嗣治なんて、従軍画家だったことを吊し上げられて、もう日本には帰らないと宣言してパリに行ってしまった。この一つをとってもわかるように、あのとき(終戦)に日本人が引き裂かれたんだな。戦争に負けて一切が嫌になった人たちと、戦争に負けたんだから、ここぞとばかりに占領軍に迎合して、いい思いをしようとするオポチュニストたちとに」
このままでは三途の川を渡れない
―最後に若い人たちに伝えたいメッセージをお願いします。
鈴木 「いろいろありますが……とにかく教育が骨抜きにされていますね。おまけに付和雷同したおかしな政治家が、国を愛するなんていうのはとんでもないなどと平気で発言する。普通そんなことは通らないことです。愛国心をしっかり持って欲しい。愛国心がどこから出てくるのかといえば、自分の家族を大事にし、郷土を大事にし、日本の文化を大事にする、その先に象徴である日の丸の旗も大事にすると。その愛国心を持たなければいけないのに、その教育ができていない。むしろ愛国心を持つと戦争を起こすなんて馬鹿なことを言ってる。中国にあんなこと言われても、中国の言う通りにしようだって。土下座外交、媚中外交していることに気がつかないのかと言いたい。そういう世の中において、やはり若い人たちに良く見てもらって、これじゃいかんぜと、一人一人が国を愛することから始めて欲しいな。そして何でもいいから社会に奉仕しようと心がけて欲しい」
―若い人も、中国の反日が政治的であると気づき始めた人もいるようですが。
鈴木 「そうですね。まあ、でも、あなたたちのような人が、俺なんかの話を聞きに来てくれるのも、少しは世の中が変わりつつあるのかもしれない。そうだとありがたいけどね。この間、TVのインタビューでこう答えたんだよ。『今のような世の中だったらね、俺が死んで三途の川渡ったときに、戦友になんと言ったらいいか言葉がない』と。先に逝ったしゃば連中に『お前、娑婆で何やっとったか』と言われるよ。まあ、でも、ひょっとしたら、もう少し時間がたったらね、反動で少しは(世の中が)良くなってくれるんじゃないかとね、期待はしているよ。それには、俺は長生きしなきゃな。長生きしてね、もう少し(戦友に)報告できるとっかかりができた後に三途の川を渡りたいもんだよ。そんなところだな」
(「桜花」第七二一空桜花隊 鈴木英男海軍大尉)
泣かずに読めるか自信がありません。
私たち「日本人3世」(1世は鈴木さんのように実際に
戦って下さった方々、2世は日本を壊した連中)が
頑張って、我が国を立て直さなくてはなりません。
先祖の恩に報いるためにも。
ぜひ読まれてください。
英霊達の命を無駄にしないようにしなければならないでしょう。
この本の編集の際に私のサイトから3枚ほどの写真をお貸ししたので、私もこの本を読ませて頂きました。
私の写真は九九式襲撃機の138~139Pに掲載されました。
お暇がありましたら、http://sidenkai21.cocot.jp/m129.html此方でも見てください。
ここに出てくる部隊は、我が町で練成しフィリピンに散っていった人たちですが、この方たちは士官であったので、初めから有無も無く特攻訓練を我が地で行い、フィリピンへ旅立たれたそうです。しかし、この本に出てくる方たちは死というものを淡々と語られていますが、もう死を超越してしまっているように感じ取れます。
それにしてもこのような方々有ればこその今の日本だと思う次第です。
はじめまして。
コメント有り難うございます。
「銚子下志津教導飛行師団」拝見させていただきました。
隊員の手紙や詩を読むと、胸に詰まるものがあります。
>時移ろぎて時代は変わろうと、吾が一命を以って國を護ろうとした若き隊員たちの崇高な行為は、末永く日本の歴史の 中に留め置かなければならない。終戦より六〇年余の時を過ぎたとはいえ、忘れずに末永く語り継いでいくことが南溟に散った特攻隊員の方々の供養となるのではないのでしょうか。
まさにその当時の価値観で語り継いでいくことは必要ですね。