一燈照隅

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「誰でも皇族になれる?」

2005年12月04日 | 皇室典範
評論家の潮匡人氏が今朝の産経新聞に書いていたコラムです。
女性天皇の配偶者も皇族。女性天皇を認めれば、配偶者との間に出来た子供が天皇になるから、当然一般人が天皇の父親になる?
皇室の一員として旧皇族を認めなくて、未知の他人を認めるのは異常です。


「誰でも皇族になれる時代!?」
潮匡人  12月4日産経新聞朝刊
「有識者」が購読している新聞は朝日かもしれない。11月25日付朝日朝刊は「皇位継承 時代が求めた女系天皇」と題した社説で報告書を全肯定し、こう述べた。

「旧皇族の男子を皇族にして男系を維持すべきだという意見がある。しかし、60年近く一般国民として過ごしてきた人を皇室に迎えても、多くの国民が納得できるとは思えない」

一見、常識的な議論に思えるが、実は致命的な矛盾を抱えている。先に私は「畏れ多くも女性天皇に求婚する男性が現れるだろうか」と書いた。もし現れたら、その男性は皇族となる。なぜなら報告書が「女性天皇の配偶者も皇族とする」と決めたからだ。

朝日流の「時代が求めた」女性天皇の配偶者なら、「60年近く」どころか「万世」にわたり「一般国民として過ごしてきた人」であろう。一部メディアでは「ホリエモンの子弟」も取りざたされた。朝日社説を借りて言えば、金満ヒルズ族を「皇室に迎えても、多くの国民が納得できるとは思えない」。むしろ「旧皇族の男子を皇族にして男系を維持」するほうが、未来永劫「多くの国移民が納得できる」のではないだろうか。

ある男性が結婚し皇族になる。高い偏差値も、華麗なキャリアも、豊富な財力も、その条件とはなり得ない。求められる条件は「時代」ではなく伝統の中にある。

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