一燈照隅

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「大東亜戦争はアメリカが悪い」

2006年07月29日 | たまには読書



「大東亜戦争はアメリカが悪い」
鈴木敏明著 碧天舎

第一章 「砲艦外交」による日本の開港

第二章 明治維新
    第一節 明治新政府の改革政策
      一・大政奉還と王政復古
      二・明治政府成立と五箇条の御誓文
      三・版籍奉還
      四・廃藩置県と岩倉使節団の欧米視察
      五・学制の公布
      六・徴兵令
      七・廃刀令
    第二節 明治維新成功の原因
  
第三章 日清戦争

第四章 日露戦争
    第一節 西洋の草刈場になった中国
    第二節 義和団の乱
    第三節 ロシアの満州占領
    第四節 日英同盟の成立
    第五節 日露戦争勃発
    第六節 日本勝利の原因
      一・下瀬火薬
      二・機関銃
      三・日本兵の律儀さ
    第七節ポーツマス条約
    第八節日本勝利の世界史的意義

第五章 アメリカD村日曽悪と村日敢蜆
    第一節 人種偏見による「人種的憎悪」
    第二節 白船事件
    第三節 アメリカが最初に日本を仮想敵国にした

第六章 アメリカの侵略主義
    第一節 インディアンとの戦争
    第二節 「モンロー宣言」と「明白なる天命」
    第三節 アメリカ・メキシコ戦争(一八四六年~一八四八年)
    第四節 南北戦争(一八六一年~一八六五年)
    第五節 一八六五年~一八八〇年代
    第六節 一八九〇年代
      一・サモアの分割
      二・ハワイ併合
      三・アメリカ・スペイン戦争
      四・アメリカ・フィリピン戦争
      五・門戸開放宣言
      六・パナマ運河開通

第七章 明治天皇の存在意義

第八章 明治時代の問題点
    第一節 満州問題
      一・アメリカの鉄道王、ハリマン工作の失敗
      二・満州に関する日清条約
      三・日本軍の撤兵問題
      四・全満州鉄道の中立化案
      五・満蒙独立運動
    第二節 統帥権
    第三節 日英同盟と日露協約

第九章 中華民国の成立

第十章 第一次世界大戦
    第一節 日本の参戦
    第二節 「二十一か条要求」
    第三節 西原借款
    第四節 アメリカの参戦
    第五節 石井・ランシング協定
    第六節 日本のシベリア出兵
      一・尼満(ニコラエフスク)事件
      二・シベリア出兵の評価

第十一章 パリ講和会議と国際連盟
第一節 日本の人種差別撤廃案
第二節 人種差別撤廃案否決の影響
第三節 ヴェルサイユ条約
      第四節 人種主義と植民地主義を容認した国際連盟

第十二章 大東亜戦争への道になったワシントン会議
     第一節 ワシントン会議は日本外交の敗北
       一・海軍軍縮会議
       二・日英同盟の廃止と四力国条約
       三・日本の譲歩を強いた九力国条約
     第二節 なぜ日本は外交べたなのか
     第三節「人種的憎悪」から生まれた排日移民法 
       一・中国人移民の歴史
       二・日本人移民排斥の歴史
       三・一九二四年(大正十三)の排日移民法
     第四節 「人種的偏見」と「人種的憎悪」

第十三章 対日経済封鎖
     第一節 日本製品に対する不当な差別
     第二節 ブロック経済化

第十四章 ロンドン軍縮会議
     第一節 軍縮交渉
     第二節 統帥権干犯問題
     第三節 明治憲法の欠陥が日本を滅ぼした

第十五章 満州事変に関する予備知識
     第一節 満州地方とはどこか
     第二節 満州の歴史
       一・満州民族王朝の出現
       二・満州は中国の領土だったのか
       三・関東軍の登場と日本の満州経営
     第三節 ワシントン会議から満州事変までの十年間に何が起きたのか
       一・なぜ国際協調主義に破綻をきたしたのか
       二・マクマリーのメモランダム(外交報告書)
       三・中国の条約違反
     第四節 満州事変までに中国で起きた主な事件
       一・一九二四年(大正十三)九月、第二次奉直戦争
       二・一九二四年(大正十三)十一月、郭松齢の反乱謝
       三・一九二五年(大正十四)五月三十日(五・三〇)事件
       四・一九二六年(大正十五)七月、蒋介石の北伐開始
       五・一九二七年(昭和二)の事件-一月(漢口、九江の英国租界接         収事件)、三月(南京事件)、四月(漢口事件)、(蒋介石の上         海クーデター)、五月(日本軍の第一次山東出兵)
       六・一九二八年(昭和三)の事件-四月(第二次山東出兵)、五月          (済南事件と第三次山東出兵)、六月(張作霧爆殺事件)七月         (張学良、全満州に青天白日旗掲揚決定)
       七・一九三〇年(昭和五)間島事件

第十六章 満州事変
     第一節 満州事変への序曲
       一・中国の排日侮日運動
       ニ・中国の革命外交
       三・中村震太郎大尉事件
       四・万宝山事件
     第二節 満州事変勃発
       一・満鉄爆破の真相
       二・事変の拡大
     第三節 国際連盟とリットン調査団
       一・満州事変に対する国際社会の反響
       二・リットン調査団
     第四節 「満州国」建国
       一・なぜごく短期間で独立国を設立できたのか?
       二・「満州国」建国宣言
       三・満州国の経済発展
       四・日本の「満州国」承認
     第五節 満州事変を非難するアメリカヘの反論
       一・ラテンアメリカ侵略
       二・「物欲」と「国家の安全保障」
     第六節 日本の国際連盟脱退
       一・連盟脱退は最悪の外交政策
       二・松岡演説失敗の原因
     第七節 満州事変の決着、塘沽停戦協定
     第八節 満州事変成功の問題点

第十七章 支那事変(日中戦争)
     第一節 北支・内蒙工作
     第二節 盧溝橋事件
       一・近衛首相の登場
       二・盧溝橋事件の原因
       三・盧溝橋事件の展開
       四・通州事件0
       五・盧溝橋事件の本質を見抜けなかった日本
     第三節 支那事変解決への模索
       一・南京虐殺事件
       二・黄河決壊事件

第十八章 アメリカの中国観

第十九章 支那事変の泥沼化とアメリカの反応
     第一節 支那事変の泥沼化
     第二節 アメリカの反応

弟二十章 日独伊三国同盟
     第一節 日独伊三国同盟の締結晒
     第二節 日独伊三国同盟は正しい選択であったか

第二十一章 大東亜戦争勃発
      第一節 日米交渉開始
        一・「日米了解案」の誤解
        二・日米首脳会談流れる
        三・東条内閣と日米交渉
      第二節ハル・ノート
      第三節アメリカの日本挑発計画
        一・なぜ日本を挑発しなければならなかったのか
        二・日本挑発計画の内容
      第四節 真珠湾攻撃
        一・最後通告は出す必要がなかった
        二・奇襲攻撃でもなければだまし討ちでもない
        三・アメリカは、真珠湾攻撃以前に参戦していた

第二十二章 大東亜戦争に勝者なし
      第一節 「自存自衛」の戦争
      第二節 大東亜共同宣言

終章 大東亜戦争の意義


この本は黒船来航から、大東亜戦争敗戦までの日本、アメリカの関係を詳細に亘って読みやすく書かれています。
今、小林よしのり氏の「靖国神社」「いわゆるA級戦犯」が売れています。それを読まれた方もそれ以外の方も、ぜひ一読の価値は有る本です。
700ページと量的には多くなっていますが(その割には1575円とお得です)、ここまでよく調べていると思えるぐらい内容は豊富です。




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