一燈照隅

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張作霖爆殺の真相は!?

2006年02月28日 | 支那事変
昨年「マオ・誰も知らなかった毛沢東」ユン・チアン著の中に書かれてあった、張作霖爆殺事件について書きましたが、この本に書かれていたことを裏付けるような記事が、今朝の産経新聞に載っていました。

“張作霖爆殺「ソ連が実行」”として、旧ソ連・ロシア特務機関の活動を専門とする歴史家、ドミトリー・プロホロフ氏が産経新聞のインタビューに答えたようです。 ソ連の張作霖暗殺計画は28年(昭和3年)の爆殺事件以外にも計画を企てていた模様です。

今までは関東軍の河本大作大佐が計画したとなっています。
張作霖爆殺事件を旧ソ連がやったのなら、歴史は大きく変わります。
謎は深まりましたが、真実は一つです。


プロホロフ氏は、旧ソ連国家保安委員会(KGB)出身のプーチン大統領のお膝元であるサンクトペテルブルクで、ソ連崩壊を機に同国の特務機関について執筆を開始。これまでに10冊以上の専門書を著した。

同氏によると、日本の支援で中国東北部の満州(当時)を支配した張作霖は1924年(大正13年)9月、武器援助などで中国に影響力拡大を図るソ連政府と「中国東北鉄道条約」を締結し、友好関係を結んだ。

しかし、張作霖軍の鉄道代未払額が25年末に1400万ルーブルに達し、ソ連側が抗議、鉄道使用禁止を通達すると、同軍はソ連鉄道監督官を逮捕し、事実上実行支配した。ソ連側はその反ソ連的な姿勢に加え、ソ連が支援した国民党の軍事作戦の相次ぐ失敗にいらだちを募らせており「張作霖暗殺」を決めた。

だが、計画を未然に察知した張作霖側が26年9月、暗殺命令を受けたソ連特務機関の工作員らを逮捕。暗殺は失敗した。ところが、ソ連側は、張作霖が28年(昭和3年)、反共、反ソの満州共和国創設を日本政府と協議し始めたために、暗殺計画を再度立案。

実行責任者には、後にメキシコに国外逃亡した独裁者スターリンのライバル、トロツキーの暗殺にも深く関与した合同国家保安部諜報員、ナウム・エイチンゴンらを任命した。

張作霖を乗せた北京発奉天行き特別列車が同年6月4日、奉天郊外に差し掛かったとき、大爆発が起き、重傷を負った張作霖は十数時間後に死亡。事件は、極東国際軍事裁判(東京裁判)で関東軍元幹部が犯行を認める証言を行い、「日本の犯行」となった。

しかし、プロホロフ氏は「その幹部は戦後、ソ連に抑留され、ソ連国家保安省が準備した内容の証言をさせられた。日本が張作霖を暗殺しなければならない理由はなく、ソ連が実行した」と指摘した。


張作霖爆殺はソ連がやった?


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2 コメント

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はじめまして (ippei_kagurazaka)
2006-03-01 23:19:30
すいません。こちらの記事をちゃんと確認もせずにTBを送ってしまいました。歴史の見方がいよいよ変わるのでしょうか。東京裁判で決められた「事実」が次々と覆されることにワクワクしております。
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Unknown (まさ)
2006-03-02 18:22:54
ippei kagurazakaさん、はじめまして。

こういう記事は、産経以外も報道して欲しいですね。



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