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NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

建前一歩手前で・・・(5月30日)

2010年06月01日 | 自然農
今日は中野方畑休憩所用掘立小屋の屋根葺きです。
最初に垂木用に間伐材を伐倒し、4.5mに玉切りして運搬し、皮剥きをしました。
この時期の間伐材は気持ちよく簡単に皮が剥けます。


桁に垂木を50cm~80cmピッチで番線留めします。


空の積雲は夏の気配です。
気温は上がってきましたが、乾いた芳しい風で爽やかです。

次に野地板を45cmピッチで釘留めします。


畑から見上げるとかなりの高さですね。
上での作業は怖そうです。




この後トタン波板を貼りかけましたが、縦方向の7尺と6尺の波板を継ぐ計画ではまったく長さが足りない事が判明しました。
実際には8尺と8尺の組み合わせか7尺と9尺の組み合わせが必要でした。
まったくとんでもない勘違いをしでかしました。
皆さん申し訳ありませんでした。

そんな訳で屋根葺きは仕切り直しです。
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恵み雨、恨み雨(5月23日)

2010年05月23日 | 自然農
明け方から間断なく雨が降り出し、少しづつ強くなっています。
天気予報が当たりました。
今日に限っていつもよりかなり正確です。
これは気のせいでしょうか。
という訳で、茶摘みは29日に延期します。
作物には恵みの雨でも、予定に縛られる生活の我々にとっては恨み雨となってしまいました。
楽しみにしていた遠足に行けなかった気分です。
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薫風(5月16日)

2010年05月17日 | 自然農
棚田借用覚書を取り交わすために、朝スーパーカブで中野方まで行って来ました。
今日も快晴で、朝早くから高速の乗ろうとする車で恵那インター付近が混んでいましたが、それを過ぎると車は少なく、バイクならではの快適なドライブが楽しめました。
カーブで味わう遠心加速度と緊張感、アクセルを吹かしつつ直線に戻る時の開放感を味わいつつ、新緑真っ盛りの山々や真っ白な雲と眩しい青空を見上げたり、風に混じる草の香りを嗅いだりしての快適なドライブでした。
スーパーカブは快調で、アクセルを吹かせば70Kを軽く超えてしまいます。
しかも60K時より振動が少ないくらいです。
この季節のバイクでのドライブは、至福の時間です。

畑では作物が順調に育っています。
5月2日の筍堀の時には既に大きくなり過ぎていたコゴミですが、切っておけばまた新芽が出てくるよと教えられた通りに刈り払っておいた場所で本当に新芽が出ていました。
柔らかそうなのを摘み取りました。


横井さんの二十日大根は、発芽が順調過ぎたようで、かなり窮屈そうです。
来週の茶摘時には間引きをしなくてはなりませんね。


23日の茶摘を予定している茶畑を見て来ましたが、寒さのせいでどうも成長が遅れているようです。
昨年のように2条だけで沢山の収穫は期待出来ないかもしれませんが、予定通り行ないましょう。
後は御天気の心配だけです。

追伸
夜、根ノ上あかまんまロッジからの帰り道、カモシカの子供に出くわしました。
かなり驚いて手の届くくらいの道脇で立ち止まってしまいましたので、触ろうと車から手を伸ばしましたが逃げられてしまいました。
根ノ上でカモシカに出会ったのは2度目です。
夜の森には想像以上の色々な動物が活動していそうです。
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畑が足りない!!(4月11日)

2010年04月14日 | 自然農

朝の恵那北中学校前の湖のような木曽川に映る桜です。

天気が安定しません。
今朝も名古屋方面では雨が降っていたようです。
ここ中野方では曇り空でしたが、雨をまったく予想していなかったので、一宮からやってくる塾生から雨でも塾は開くのかと問い合わせがあった時には驚きました。
屋外作業は天気次第ですので、これからの雨の多い季節は天気予報に一喜一憂する事になるでしょう。

さて今回はサトイモの植え付け、チンゲンサイ、トウモロコシの種蒔き、そして鈴村さんからもらったネギの植え付けを行ないました。






今日は小さな塾生が参加しました。

苗や種は塾生が夫々用意するのですが、それを全て植えるとどの位の面積が必要になるのかまったく考えていませんでした。
おまけに鈴村さんに苗までもらうものですから、今回で早くも畝上げした畑が足らなくなりました。
そこで強力な助っ人、トラクターの登場です。
鈴村さんが我々の状況を見かねて急きょ川向うの自宅から運転して来てくれました。
流石、機械の力は強力です。
あんなに苦労したクズの根を、あっという間に堀上げてしまいました。
しかし、葛の抵抗も手強く、ローターに葛の根が絡まり何度もトラクターを止めて取り除かなくてはなりませんでした。



これでしばらくは毎回の泥縄式畝上げ作業が少しは楽になりそうです。
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ジャガイモの植付け(3月27日)

2010年03月29日 | 自然農
桜があちらこちらで早々と開花したのに、ここのところの寒さで足止めを食らっています。
気温の乱高下に農作業も少々振り回されています。
今日は暖かさを見越して急遽日程を変更してジャガイモの植付けを行なう事にしたのに、今朝棚田の日陰では氷が張っていました。
自然相手の農作業は気候に応じて臨機応変に対応が必要ですが、週末農業は小回りが利かないのが難点ですね。
しかしあまり神経質にならず、おおらかな気持ちで取り組んで行くしかありません。

種芋は各自購入したものと鈴村さんが米糠と一緒に用意してくれた種芋も使いました。
ですので色々な種類が混在しています。
大きな種芋は鉈で縦に半分に切って、きった面を上にして植え付けます。
包丁などと華奢な刃物は使いません。(鉈しかなかった)


苦労した事などすっかり忘れ、開墾すればまだいくらでも場所はあるからと、おおらかに各自好きな場所に好きなだけ植え付けました。
作付け計画は大雑把です。


植え付けた跡に少し土をかけ、米糠を一振りして土になじませて更に土を掛け終了です。


今日の植付け作業も賑やかでした。
取れたジャガイモをどう料理して食べるかとか、取れ過ぎたらどうしようかとか暴走気味の妄想に夢中になっている内に、あっという間に植え付け作業は終わってしまいました。
時間と体力が余ったのと、沢山の作物を育ててみたいという欲も出て、下の田も少し開墾する事にしました。


いい天気です。
日差しは暖かでしたが、北風が強く寒い一日でした。
しかし、いくらなんでも4月に入れば暖かさが安定するでしょう。
ひょっとすると次回は筍掘りが出来るかもしれません。


農作業2日目。
何だかうまく行きそうな気がします。
コメント (5)
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山里力育成塾、無事に賑やかに楽しく始まりました。(3月14日)

2010年03月15日 | 自然農
先週雨にたたられ延期になった山里力育成塾がついに始まりました。
雲ひとつ無い晴天で風も穏やか、少し肌寒いくらいの気温で身体を動かすには絶好の日和となりました。
集まったのは女性4人男性4人の計8人、全員が農作業はほぼ初めてです。
簡単に自己紹介を終え、早速畝作り作業に取り掛かりました。
機械を入れて一度起こしたらという地元の方の意見もありましたが、農産物の成果を追い求めるより作る作業の方をどちらかというと重視したいという思いもあって、畝作りも人力のみでゼロから始める事にしました。

萱や葛で覆われた表面の草を刈、土が見えるように片付けます。

既にこの時点で腰や腕が疲れて来ました。
前途多難です。

あまり枯れ草が片付いていないように見えるかもしれませんが、畝作りのために溝堀を開始します。


根を張り巡らした葛の片づけが大変です。

数人で引っ張っても抜けませんので、出来るだけ掘り起こして鉈や鋸で切ることにしました。

最初おしゃべりで賑やかだったのが、いつの間にか口数が少なくなり黙々と各自作業を続けます。
その内一人が鼻歌を歌いだしました。
自然に出てきたそうです。
歌でも歌わないとやっていられない、声を出すとつらい肉体労働が少しは楽になる。
この気持ちは良く解ります。
間伐をしていても、力を振り絞らなくてはならない時には自然に掛け声が出ます。
きっとこれと同じなんだと思います。
機械化が進む前まで田植えや他の作業で皆が歌ったのは、きっと作業がつらいと感じた時なんでしょう。

畝上げ作業は静に進み、適当に休みましょうと声を掛けても皆なかなか手を休めません。
そこで少し早目に昼休みです。
日当たりのいい場所を選んで弁当を広げました。
四方山話がこれからここで何を作ろうかという話になり、米造りは水の管理が大変そうだから麦を作ろう、麦を作ったら石釜を作ってパンを焼こう、いやピザがいい。
ビールを造って一杯というのもいいね等と、まだ何も植え付けていないのにもかかわらず、妄想はいくらでも膨らみます。

午後からは畝上げの仕上げです。
そして何とか完成しました。
やれば出来るんですね。
「良く出来たもんだね」と思わず皆で声を掛け合ってしまいました。


最後は道具の土を棚田の横を流れる小川で洗って落としました。

この小川は雨が降っても濁りませんし、いつも水量が変わりません。
すばらしい水がたっぷり流れています。
これから暑くなればこの川辺がオアシスになるでしょう。
今は棚田の石垣で囲まれた風が遮られ、日を浴びて温まった石垣のおかげでここには春がとっくにやってきていました。
足元にフキノトウを沢山見つけたので皆で取って御土産にしました。

かなり大変な肉体労働の一日でしたが、何とか山里力育成塾も最初の一歩を踏み出せました。
そして非力でも皆で集中すればそこそこの作業は出来るものだと改めて学びました。
これで荒れ果てて寂しかった農地が暖かな場所に生まれ変わりました。
塾生の皆さん、これから第2歩、第3歩と楽しみを見つけ出しながらゆっくり着実に歩いて行きましょう。



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業務連絡 : 雨です

2010年03月07日 | 自然農
残念ながら昨夜から雨が降り続いています。
 本日の作業は中止とし、14日に延期します
14日の作業はジャガイモの植付けの予定でしたが、こうなると作業が重なって内容を変更する必要があるかもしれません。
14日の作業内容は改めて皆さんにお知らせします。
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山里力育成塾支援

2010年02月05日 | 自然農
3月から恵那市中野方で「山里力育成塾」が開かれます。
「美濃の森造隊」は様々な場面でこの塾を支援します。
塾内容詳細は下記募集チラシをご覧下さい。

山里力育成塾生募集
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収穫祭(12月13日)

2009年12月15日 | 自然農
個人的に随分ご無沙汰していた自然農塾の収穫祭顔を出しました。
集まってくる顔ぶれは始めて見る人がほとんどで、どうも肩身が狭く感じます。

その場で収穫した野菜でおでんの準備です。


大鍋に入りきらないほど出来上がりました。
おそらく100人分はあるでしょう。

煙と湯気で中身が良く見えません。
この写真はうちわで湯気を扇いでもらって撮りました。

出来上がった料理と各々が持ち寄った一品で昼食が始まりました。

知り合った頃には独身だった二人の方が、1歳に満たない赤ちゃんを連れて参加していました。
ここでは沢山の人が集い来ては去り、絶える事無く小さな新しい命が生まれて輝いています。

昼食後はもう恒例となった「Ett」のお二人のライブです。


ライブの後にはまたまた大鍋のぜんざいがふるまわれました。
何度お代わりをしてもなくなりません。

おしゃべりと暖かな食事を堪能して、まったりと1日が過ぎて行きました。
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自然農収穫祭(12月14日)

2008年12月15日 | 自然農
「美濃の森造隊」の活動ではありませんが、長らくご無沙汰していた自然農塾の収穫祭に顔を出しました。
8月依頼ご無沙汰していましたので畑は自然に帰り、来年に向けて地味を取り戻しつつあるようでした。

野菜はその場で収穫し、皆で賑やかに下ごしらえをします。



大鍋に湯を沸かすために盛大にかまどに火を熾しています。
左の大鍋では30人分以上のおでんを作りました。



今年取れたお米の籾摺りの様子です。



暖かな日差しを浴びながらの昼食です。



昼食後はギターとボーカルのデュオ ETT のコンサートです。
静かな山の麓に澄んだ歌声とギターの音色が流れました。



この後更においしいお汁粉が振舞われて贅沢な収穫祭は終わりました。
私は膨れ上がったお腹を抱えてここで帰りましたが、主要なメンバーは来年に迫ったここで開かれる自然農全国大会の打ち合わせに参加しました。
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