夜な夜なシネマ

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今年観た映画50音順〈あ行〉

2022年12月27日 | 映画(あ行)
21回目となりました。恒例におつきあいください。
 
23日までに劇場で観た作品についてはすべてUP済み。
ここに挙げるのは劇場鑑賞作品以外の、レンタルDVDや配信で観たものばかり。
好きだったとか嫌いだったとかは関係なし。
どれも今年レンタルあるいは配信が開始されて視聴可能となった作品です。
ネタバレ御免。
 
《あ》
『雨を告げる漂流団地』
2022年の日本作品。一部劇場にて公開と同時にNetflixにて配信。
スタジオコロリド制作の長編アニメーション映画第3弾。
小学6年生の航祐と夏芽は、航祐の祖父・安次に育てられた幼なじみだが、
安次が亡くなったのをきっかけになんとなくお互いを避けるようになる。
ある日、かつてふたりが住んでいた団地が老朽化して取り壊されることに。
懐かしさもあって友人たちと共に団地へ忍び込んだ航祐は、夏芽と遭遇。
そこで奇妙な現象に巻き込まれ、気づけば航祐たちは団地に乗って漂流していた。
元の世界に戻るため、彼らは協力して漂流生活を乗り切ろうとするのだが……。
航祐と夏芽も寂しいのに寂しいところを見せない。素直じゃない。
加えて、同級生のうちのひとり、令依菜がとてもウザイ(笑)。
そのせいでイライラして、素直に楽しめなかった私はきっと子ども。(^^;
 
《い》
『いとみち』
2021年の日本作品。TSUTAYA DISCASにてDVDレンタル。
原作は越谷オサムの同名小説。監督は青森出身の横浜聡子。
青森県弘前市に暮らす女子高生・相馬いと(駒井蓮)。
幼い頃に母親を亡くし、父親(豊川悦司)と祖母(西川洋子)の三人暮らし。
父親は大学で教鞭を執る民俗学者だが、東京育ちで訛りなし。
一方のいとは、皆が訛っている学校の中でもひときわ目立つ津軽弁で、
それがコンプレックスとなってしゃべれず、友だちもいない。
得意の津軽三味線からも遠ざかる日々を送っていたが、
自分を変えるべく一念発起して青森市内のメイドカフェのバイトに応募。
店長(中島歩)と先輩のメイド(黒川芽以横田真悠)のもと、働きはじめるのだが……。
「いらっしゃいませぇ、ご主人様」さえ訛りすぎて上手く言えないいと。
娘のことが心配で仕方ないのに愛想なく振る舞うトヨエツが○。
「チョモランマからお帰りですか」「ええ」の会話に笑った。
津軽三味線の演奏のあるメイドカフェには行ってみたいねぇ。
 
《う》
『ウォーハント 魔界戦線』(原題:Warhunt)
2022年のアメリカ作品。TSUTAYA DISCASにてDVDレンタル。
連合軍の輸送機がドイツの森の中に墜落し、乗員が行方不明に。
ブリューワー軍曹率いる12名が捜索のために現地へ向かおうとしたところ、
ジョンソン少佐から特命を受けた兵士ウォルシュが合流する。
ウォルシュの任務は輸送機に残されているはずの機密文書を回収することで……。
冒頭のシーンに『シャドウ・イン・クラウド』を思い出し、
何かフツーでないものが登場するのかなと想像していたら魔女でした。
森にある“生命の木”に兵士の血を注ぐことによって魔女たちが不死身になる。
不死身になる方法を得れば戦争に勝てるやんっちゅうことで、
ドイツ軍がそんなもんを手に入れるのを阻止したいアメリカ軍、という構図。
ジョンソン少佐役をミッキー・ロークが演じています。
B級ですが、それなりにスリリングでまぁまぁ面白かったです。とても嫌なオチ(笑)。
 
《え》
『エンド・オブ・ロード』(原題:End of the Road)
2022年のアメリカ作品。Netflixにて配信。
軍人だった夫の治療費を払い続けて一文無しになってしまった看護師ブレンダ。
家を手放さざるを得ず、娘ケリー、息子キャム、弟リジーと共に引っ越し。
途中で宿泊したモーテルで隣室から聞こえてきた銃声。
犯人とおぼしき人物の足音が過ぎ去ってからブレンダとリジーが隣室に踏み込むと、
首を撃ち抜かれた男性が息を引き取るところ。
通報者ということで一通りの取り調べを受けて解放されるが、
なんとリジーが、殺された男が持っていた大金入りの鞄を盗んできていた。
隣室の男は麻薬絡みで殺されたらしく、そのボスは皆に恐れられるクロスという人物で……。
いちばん犯人じゃなさそうな人を疑うのは鉄則だといいますが、ほんとにそうで笑った。
なんとミスター・クロスはボー・ブリッジス演じるハマーズ警部だったよっ。
しかもその妻もめちゃ怖くて、まるで『X エックス』の老夫婦みたいでした(笑)。
クイーン・ラティファはコメディのほうが似合うと思います。
こういうシリアス一辺倒の役をされると、なんだか無理している感があって乗れません。
このタイトルゆえ、観る前も観た後も私の頭の中はボーイズIIメン
 
《お》
『俺だって極道さ』(原題:Naanum Rowdy Thaan)
2015年のインド作品。TSUTAYA DISCASにてDVDレンタル。
警察官の母親を持つパーンディの夢は極道になること。
友人たちと極道の真似事をしては小銭を稼いでいたが、本物の極道には程遠い。
そんなある日、警察に連行されてきた聴覚障害者の美女カーダンバリに出会って恋をする。
カーダンバリがまだ幼い頃、警察官だった父親が本物の極道キッリの恨みを買い、
自宅を爆破されて母親は死亡、カーダンバリの耳が聞こえなくなった。
それでも父娘で懸命に生きてきたのに、キッリは父親までも殺しにやってくる。
両親を喪ったカーダンバリは自らの手でキッリを殺すと復讐を誓う。
パーンディはその復讐に手を貸すことにするのだが……。
残念ながら今までに観たインド作品の中でいちばんつまらなかった。
第一にパーンディがタイプじゃない(笑)。それに彼の母親に相当ムカつく。
でもこれ、巷の評価は高いのですよね。こんな母親がいる息子、嫌じゃないですか。

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