夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ジョイフル♪ノイズ』

2012年05月14日 | 映画(さ行)
『ジョイフル♪ノイズ』(原題:Joyful Noise)
監督:トッド・グラフ
出演:クイーン・ラティファ,ドリー・パートン,キキ・パーマー,ジェレミー・ジョーダン,
   コートニー・B・ヴァンス,デクスター・ダーデン,ジェシー・L・マーティン他

シネマート心斎橋にて3本ハシゴの2本目。
最近、第七藝術劇場では「窓口にブロッコリーを持参した人、1,000円に割引」
というキャンペーンをしていてウケましたが、
こちらでは「音楽関連学校の学生&先生は1,000円に割引」です。

アメリカ南部、ジョージア州の小さな町、パカショー。
不景気に町は沈鬱ムード。店も次々に閉店を余儀なくされている。

住民に唯一の希望をもたらすのは、教会の聖歌隊。
全米の聖歌隊コンクール“ジョイフル・ノイズ”に出場して優勝すれば、
町は活気を取り戻すにちがいないと誰もが思っている。

ところが、長年聖歌隊の指導に当たってきたバーニー(♂)が急逝。
バーニーの遺言と教会の意思により、後任にはヴァイ(♀)が選出されるが、
教会の大口スポンサーでもあるバーニーの妻G.G.(もちろん♀)はちと不満。
それでもなんとか聖歌隊を盛り上げようと、気を落ち着けて参加する。

そんなある日、G.G.の孫で、悪ガキで通っていたランディが町に舞い戻る。
どうやら母親から追い出された様子で、G.G.の家へ身を寄せることに。
聖歌隊の練習を聴いたランディは、ヴァイの娘オリビアの美貌と歌声に魅了されて……。

聖歌隊といえば、もともとご存じの方はともかく、
天使のごとき子どもたちが清楚な服を着て讃美歌を歌うというイメージを持っている人もいるかも。
もしも後者のイメージを持っていたなら、本作でビックリ仰天。
“ジョイフル・ノイズ”が実在のコンクールなのかどうかはわかりませんが、
本作のコンクール中継ははちゃめちゃに楽しい。
出演者も観客もノリノリで、ゴスペルの醍醐味バッチリ。
音楽×映画にただでさえ弱い私は、『カエル少年失踪殺人事件』とはまたちがう涙。

ヴァイ役のクイーン・ラティファとG.G.役のドリー・パートンが本職の歌で魅せてくれるのはもちろん、
オリビア役のキキ・パーマーとランディ役のジェレミー・ジョーダンも素晴らしい。
他界してしまったホイットニー・ヒューストン、そのニュースのバックには必ず、
彼女の代表曲として“Always Love You”がかかっていますが、
あれはカバーで、オリジナルはドリー・パートンでっせ。

そのドリー・パートン、ぷりっぷりの唇とキューッと上がった口角、
バレーボール級の胸はやはり整形じゃないとムリだと思うんですけど。(^^;

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