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夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『青春イノシシ ATARASHII GAKKO! THE MOVIE』【応援上映】

2025年07月08日 | 映画(さ行)
『青春イノシシ ATARASHII GAKKO! THE MOVIE』
監督:清水恵介,オ・ユンドン
 
観るものがなくなって前述の『TOMORROW X TOGETHER: HYPERFOCUS IN CINEMA』を観たついでに、
“新しい学校のリーダーズ”のライブ&ドキュメンタリー作品も観てみることにしました。
同じく109シネマズ箕面にてScreenX版、一応応援上映です。
 
TOMORROW X TOGETHERよりはわかるけど、新しい学校のリーダーズのこともほとんど知りません。
初めてちゃんと認識したのは『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』(2023)を観たときだと思います。
商店街か何かのイベントで歌って踊る制服の4人組。
エンドロールに「新しい学校のリーダーズ」とあるのを見て、これはなんぞやと思いました。
そうしたら、すでにたいそう売れっ子のダンスボーカルユニットらしくて。
斬新というのか変わっているというのか、面白いグループがあるんだなぁと驚く。
 
とはいうものの、1曲も知らないまま本作の鑑賞に臨みました。
私以外は間違いなくファンで、最後方の列にぽつりぽつりと座っている模様。
ScreenXって、エグゼクティブシートより後ろのほうが断然良いんです。
ファンの人たちに並んで後方に座るのもおこがましく、私はエグゼクティブシートに座る。
 
K-POPグループのドキュメンタリーを観ても、一度では顔と名前が一致しませんが、
日本人のこんなグループなら、4人それぞれタイプも違うし、ちゃんと覚えられます。
 
てっきりリーダーだと思っていたリードボーカルのSUZUKAは、ファンの人に怒られそうですけど、女版・横山剣みたい。
歌を聴いていてそう思いました。MC力も凄いし、なんだか引きつけられますよね。
リーダーは最年長のMIZYU。可愛いけど、リーダーらしくしっかりしていてグループをまとめている模様。
KANONは美人ゆえついつい顔に目が行っちゃいますが、ダンスも○。
また、なんじゃこの髪型はと思ったRINは堂々のラッパー。
 
せっかくの応援上映ですが、客席にそう人は多くないし、やっぱり照れがありそう。
ひかえめな手拍子が聞こえるぐらいではありましたが、終了時には大きな拍手が起こっていました。
 
今年が結成10周年なのだそうです。その成長ぶりを親の気持ちで観ていたくなるグループですね。

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『JUNK WORLD』

2025年06月28日 | 映画(さ行)
『JUNK WORLD』
監督:堀貴秀
 
TOHOシネマズなんば別館にて、前述の『MaXXXine マキシーン』の次に。
 
『JUNK HEAD』(2017)が大好きだったから、第2弾が製作されたと聞いて小躍りしました。
独学で映画作りを学んだ堀貴秀監督による凄いSFストップモーションアニメでしたから。
前作は7年かけて作り、本作はそれから3年かけて。
 
前作の1042年前、地上の生息域減少を危惧する人類は地下開発を進めていた。
そのための労働力として造られたのが人工生命体マリガン。
しかし、感情を持つようになったマリガンは、自身のクローンを増やして人類への反乱を起こす。
 
人類とマリガンの間で戦いが繰り広げられたのち第三次停戦協定が結ばれ、さらに230年が経過。
今は人類が地上に留まり、地下世界はマリガンが支配していた。
 
そんななか、地下世界の異変が察知され、人類とマリガンが調査チームを結成。
人類側の隊長は女性トリス、マリガン側の隊長はクローンのオリジナルであるダンテ。
両者は共に地下都市カープバールを目指すが、その途中、マリガンのカルト教団“ギュラ教”の襲撃に遭う。
ギュラ教の狙いは希少種とされる人間の女性で、トリスが標的になったのだ。
 
ギュラ教との攻防の間に調査チームは次元の歪みを発見。
トリスの護衛役のロボット・ロビンは、トリスを守るために作戦を考えるのだが……。
 
なんともややこしい。第1弾はもっとシンプルだったと思うのですが、それが私の限界だったのかも(笑)。
今回は寝不足で観たということもあるけれど(酒は入っていません!)、途中から睡魔が。
 
人類やらマリガンやらの会話は何語かもわからない言語だから、字幕が付いています。
時折「金曜ロードショー」などと言っているのが聞こえて、それは可笑しかった。
なんかもっと可笑しいのもあったけど、観終わったすっかり忘れていました。なんだったかな~。
 
理解するには少なくともあと1回観なければ無理。けれどわかる自信もありません。
シンプルだった第1弾が懐かしい。アホには難しすぎる。(T_T)
いちばんわかりやすくてただただ引き込まれたのはエンドロールなんだもの。

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『劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折』

2025年06月22日 | 映画(さ行)
『劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折』
監督:御所園翔太
声の出演:中村悠一,櫻井孝宏,遠藤綾,永瀬アンナ,子安武人他
 
『赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道』の後、同じくイオンシネマ茨木にて。
これもほかに観るものがないから観たのですが、『劇場版 呪術廻戦0』(2021)はめちゃめちゃ面白かった記憶があります。
 
本作はTVアニメシリーズの第2期のうち全5話で放送された「懐玉・玉折」編を劇場用に再編集したもの。
と言われても、何期まであったのかとか、全部で何話あるのかとか、全然知らないのですけれど。
『劇場版 呪術廻戦0』を観たときに「夏油(げとう)」という名字があるのかと驚いたことは印象に残っています。
 
以下、ほぼわからないまま書くあらすじ。鑑賞時に音を聞いてもわからなかった漢字だけ調べました。
 
呪術高専に通う五条悟と夏油傑は、先生から特命を受ける。
それは天元様とやらの老いを止めるため(天元様は不死だけど不老ではないらしい)、天元様と適合する人間(=星漿体)が同化するに辺り、
同化の日まで星漿体である高校生女子・天内理子を護衛せよということ。
天元様と星漿体の同化をよく思わない宗教団体やらなんやらかやらが複数あって、理子は命を狙われているらしい。
 
で、護衛する話なんですけど、呪術やら呪詛やら呪力やらの違いは私には理解できませんし、
やたらめったらややこしいのに、超面白い。
 
圧倒的な強さを誇る夏油と五条を負かしそうになる相手・伏黒甚爾の身の上には同情するところもあり、ちょっと切ない。
呪力を持たない人間を皆殺しにする道を選んだ五条がこの後どうなったのかめっちゃ気になります。
 
笑えるシーンもいっぱいあって、好きだなぁ。
前知識なしでもこれほど面白いと思えるアニメは、“鬼滅の刃”と“ 呪術廻戦”が双璧かも。

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『サスカッチ・サンセット』

2025年06月13日 | 映画(さ行)
『サスカッチ・サンセット』(原題:Sasquatch Sunset)
監督:デヴィッド・ゼルナー,ネイサン・ゼルナー
出演:ライリー・キーオ,ジェシー・アイゼンバーグ,クリストフ・ザヤック=デネク,ネイサン・ゼルナー
 
テアトル梅田で2本ハシゴの1本目。
 
美女やイケメンを見られないのはわかっている作品だから、あまり食指は動きませんでした。
でも、後述の2本目を観たくて、それとハシゴするならこれかなぁと、なかば渋々。
製作総指揮を務めるのが『ヘレディタリー/継承』(2018)や『ミッドサマー』(2019)のアリ・アスター監督だから、
なんとなく嫌な予感がするじゃないですか。
予感どおりということはなかったけれど、なんで私はこんな映画を観ているんだと嫌にはなりました(笑)。
 
“サスカッチ”をご存じですか。
北米の森の奥深くで人知れず生息しているといわれる未確認生物で、別名“ビッグフット”
それが本当に存在していたらという仮定のもとで撮られた作品です。
 
大自然の中に生きるサスカッチ一家。
登場人物はライリー・キーオジェシー・アイゼンバーグ、クリストフ・ザヤック=デネク、ネイサン・ゼルナーの4人が演じるサスカッチのみ。
特殊メイクを施しているので、顔だけでは男女の別すらわからない。
胸があるかどうかで女性であることをかろうじて知り得ます。
 
台詞はなく、4人がウホウホ言っているだけ。交尾の場面ではアヘアヘ言うだけ。
誰と誰が夫婦なのかわからんし。2人がヤッている姿を遠巻きに別の2人が凝視していたりして、気持ち悪さしかありません。
残りの2人のうちの1人は女性の子どもらしくて、おっぱいを吸ったりも。
 
4人で食料を探してきちんと分けながら食べていたのに、1人が新しい植物を見つけて誰にも渡そうとしない。
食べると性的興奮をおぼえるのか、女性に襲いかかって拒絶されると、
丸く穴のあいた木にアソコを突っ込もうとするシーンなんて、ほんとにゲロゲロ。
 
こいつに天罰が下ったか、ライオンに食われて死んでしまいます。
残った3人は平和に暮らすかと思いきや、うち1人が丸太に乗って川でおちゃらけていたらその下敷きになって溺死。
その前辺りから付近に人間の影を感じます。木が伐採されたり、森の中にテントが張られていたりして。
 
女性とおそらくその子どもが生き残り、この女性が出産を迎えます。
生まれてくる子どもがまた全然可愛くないからドン引き。
あ、そうだ。3人まだ生きているときに道路に糞尿垂れ流しでマーキングする姿にもゲンナリしたんだったなぁ。
 
生き残りの2人と赤ちゃんが歩いているうちにとある建物を見つけます。
これがビッグフット博物館でしたというオチだけはちょっと笑った。
 
観なきゃよかったと思うぐらい不愉快だったにもかかわらず、眠気には襲われず。
だからどのシーンもつぶさに覚えているのが余計に嫌だ(笑)。

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『サブスタンス』

2025年06月07日 | 映画(さ行)
『サブスタンス』(原題:The Substance)
監督:コラリー・ファルジャ
出演:デミ・ムーア,マーガレット・クアリー,デニス・クエイド,エドワード・ハミルトン=クラーク,
   ゴア・エイブラムズ,オスカル・ルサージュ,クリスティアン・エリクソン,ヒューゴ・ディエゴ・ガルシア他
 
TOHOシネマズ伊丹にて、前述の『金子差入店』とハシゴ。
 
アメリカ作品だけど、監督はアラ還のフランス人女性コラリー・ファルジャ。
長編作品としてはこれがまだ2作目らしいのですが、怪作というしかない。
それにしてもこんな役をよくデミ・ムーアにオファーしたものだと思うし、受けた彼女も凄い。
彼女は本作で見事第82回ゴールデングローブ賞の主演女優賞を受賞しました。
 
50歳の誕生日を迎えたエリザベス・スパークルはかつての人気者。
“ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム”(ハリウッドスターの名前が彫られた星型プレート)に刻まれるほどのスターだったのに、
年齢を理由にプロデューサーのハーヴェイからレギュラー番組の降板を突然言い渡される。
 
呆然としながら帰途に就き、交通事故に遭うが、幸いにも軽傷で済む。
病院から帰宅してもいいと言われたものの、この先どうしてよいかわからず涙に暮れていたところ、
イケメンの若い男性看護師がエリザベスのポケットにメモを忍ばせる。
 
そこに書かれていた番号に電話し、指示された建物に出向いて、謎の薬品“サブスタンス”を入手。
サブスタンスは、若さと美しさ、より完璧な自分を得ることができると謳われている。
摂取後に鏡を見ても何も変わらず、馬鹿馬鹿しいと自分を笑ったところで急に苦しくなる。
 
のたうちまわるエリザベスの背中が裂けたかと思うと、そこから現れたのは若くて完璧な美女スー。
スーの登場と共に意識を失うエリザベス。
エリザベスの後任を募集する案内を見てスーが応募すると、ハーヴェイはあまりの美しさに歓喜。
ただちにレギュラー番組を持つことになり、毎日が楽しくてたまらないスーだったが……。
 
サブスタンスの使用には注意点があります。
まるで別人が誕生したかのように思えても、エリザベスとスーはふたりでひとりの人間。母体と分身の関係なのです。
スーが美貌を保って生き続けるためには、エリザベスと1週間毎に入れ替わるのが必須。
しかし、お互いに相手と自分でひとりだとは思えず、憎み合うようになってしまいます。
 
スーの間は華やかなスポットライトの当たる場所で生き生き。誰もが彼女にぞっこん。
高級タワマンの部屋に客を招いてはドンチャン騒ぎすることも。
エリザベスが覚醒すると、部屋は荒れ放題で腹立たしい。仕返しとばかりに食っちゃ寝して部屋を荒らします。
 
そのうちスーは1週間で体を返すのが嫌になって、禁止事項に手を出す。
するとその分、エリザベスの体は衰えて醜くなって行くのです。
分身が美しくいるためには母体も養分を蓄えていなければならないのに。
 
エリザベス役のデミ・ムーア、スー役のマーガレット・クアリー、どちらも凄まじい演技を見せてくれます。
ハーヴェイ役には当初予定されていたレイ・リオッタが亡くなったため、代わってデニス・クエイド
自分がどれほどオッサンなのかも顧みず、女は若さだ顔だとのたまう様子には辟易としますね(笑)。
とはいうものの、スクリーンで見るなら美人のほうがいいに決まっている。
 
若かりし頃に豊胸手術を受けたことは周知の事実のムーアが60歳を過ぎてなお豊満な裸体をさらすも、
クアリーが脱げばその美しさには歴然とした差があります。
意識を失っている1週間、ふたりともその裸体をさらしつづける役者魂。
スーが約束を守らないせいで老化の進行が止まらないエリザベスの焦燥を演じるムーアは圧巻。
 
最初からグロいのに、最後はやりすぎなぐらいグロい。(^^;
お薦めはしづらいけど、面白いよねぇ。オエーッ。

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