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『大脱走』

2020年02月28日 | 映画(た行)
『大脱走』(原題:The Great Escape)
監督:ジョン・スタージェス
出演:スティーヴ・マックィーン,ジェームズ・ガーナー,リチャード・アッテンボロー,
   ジェームズ・コバーン,チャールズ・ブロンソン,デヴィッド・マッカラム他
 
有名な作品なのに、観たことなし。
“午前十時の映画祭”で上映されているのを知り、TOHOシネマズ西宮へ。
 
1963年の作品で、上映時間168分。トイレ休憩あります(笑)。
戦闘シーンのない、異色の戦争映画と言われています。
 
第二次世界大戦中、ドイツの新設捕虜収容所。
各地の収容所で連合軍捕虜が頻繁に脱走を図ることに頭を悩ませるドイツ軍が、
わざわざ新しく収容所をつくり、脱走の常習犯をここに集めたのだ。
 
所長のルーゲルは、連合軍捕虜の大佐ラムゼイに釘をさすが、
ラムゼイ曰く、「脱走して敵軍を撹乱するのは将兵たちの義務」。
不敵な笑みを浮かべるラムゼイに、ルーゲルは気が気でない。
 
収容されて間もないうちにさっそく脱走を図った米兵ヒルツは、
あえなく見つかって、英兵アイブスと共に独房送り。
ちょうどその頃、“ビッグX”と呼ばれるバートレットが移送されてくる。
彼は過去に集団脱走を計画した将兵たちのリーダー格。
皆で外へ出るべく、250人の脱走計画を立てるのだが……。
 
3時間近い作品ですが、無駄なシーンが全然ない。
ここもうちょっと削れたのにと思うシーンがないんですよねぇ。
個々のキャラも面白くて、さまざまな特技や看守との交渉の仕方に見入ってしまう。
 
もっと歳を取った顔しかしらない名優たち、
若い頃はこんな顔をしていたんだなぁ、今は想像もつかないなぁとも思う。
たいそうなスターだったらしいスティーヴ・マックィーンって、
可愛い顔か知らんけど、ちょっとしまらん口元してませんか。
どういうところが人気の理由だったのか知りたい。
 
これは収容所の話ですが、
収容所でもそれは同じなのか、脱走して終わりじゃない。
脱走後にも時間が割かれていて、逃げる間にこんなに殺されてしまうなんて。
実話が基だということに驚愕します。
 
今回機会を逃したら、もう劇場で観ることはできなかったでしょう。
やっぱり寂しいなぁ、午前十時の映画祭が終わってしまうのは。

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