
何となく周囲も私も落ち着いてきました。春も、もうすぐ来るかしら。
雑誌はいらない、とこの間書いたけれど、最近レココレのこの前出たヤツ、久々に買って読んでます。アトランティック・レコード特集。自然、聴くものもそこに載ってるのが多い、今日この頃です。
今日は、ダスティ・スプリングフィールドの泣く子もだまる名盤(っていう評価は90年代に入ってから?)として知られる69年の『Dusty in Memphis』でっす!
99年にアルバム収録曲(11曲)より多いボーナス・トラック(14曲!)付きでライノからドドンと出たデラックス・エディションです。CDはこの形態が標準なのかしら?
英国のフィリップス・レコードで ”I Only Want To Be With You” (邦題:二人だけのデート)など数々のヒットを飛ばした後、アメリカのアトランティック・レコードが彼女の獲得に成功、第1弾アルバムは、タイトル通りメンフィスで録音、ただし彼女の歌はニューヨークで録ったとか?しかしとにかくナイス企画!そして結果は大成功!
今書くとしたら、ジェリー・ウェクスラー、トム・ダウド、そしてアリフ・マーディンのプロデュース、な~んてことを書かないといけないのでしょうが、私は彼らの名前を知ったのはごく最近です。トム・ダウドはちょっと知ってたけど。裏方さんたちの偉業とか、知れば知る程面白いですね。でもまぁそっち方面のおベンキョは、これからも、ゆる~いカンジでいきます。
だって作家で聴くってことだって、最近覚えたことですもん♪
覚えたことは即実行(笑)。このアルバム収録曲を作家で見て行くと、すごーく豪華でした。
ゴフィン/キング 6曲(内ボートラ2曲)
マン/ウェイル 1曲
ランディ・ニューマン 2曲(BS&Tも1stで唄ってた “Just One Smile” 有り)
バカラック/デイビッド 1曲
エディ・ヒントン/ドニー・フリッツ 1曲(ベイビー・ワシントンのカバー)
トニー・ジョー・ホワイト 1曲(ボートラ)
ギャンブル/ハフ 2曲(ボートラ)
デビッド・ゲイツ 1曲(ボートラ)
さすが、ダスティ姐さん、揃えてます。カバー曲なのか提供曲なのかは今イチ分かってないのですけど(汗)
私は上記の人たちしか分からなかったのですが、このアルバムには大ヒット曲が2曲あって、それは上の人たちの曲ではないのが、少し不思議な気もします。
その2曲とは "Son of a Preacherman" と "The Windmils of Your Wind" のこと。
前者 "Son of a Preacherman" は、やっぱり文句なしにカッコイイ曲。イントロ5秒で名曲!ってわかるスゴイ曲。本物の曲。聴いた事ない人はだまされたと思って試聴してみてください(3曲目です)
あ、『パルプ・フィクション』でも使われてたっけ。
後者 "The Windmils of Your Wind" は映画『華麗なる賭け』(68年)の主題歌「風のささやき」のカバー(それともダスティが先?録音が映画公開と同じ68年だけど?)
でもでもね、私がグッとくるとこはそこじゃないんです!
ダスティ・スプリングフィールドを聴く際、私が一番反応してしまうところ、それは彼女がキャロル・キング(&ジェリー・ゴフィン夫妻)の作った歌を唄う瞬間にあるのです!
ライナーによるとダスティが唄うキャロル・キング(殆どがモチ with ゴフィン)の曲は14曲ほどあるるらしいです。きっと本人も相性の良さを感じていたのでしょうね。彼女の唄うゴフィン/キング作品は、本当にソウルフルで、胸を打ち、こちらに迫ってきます。
私がこのコンビ(トリオ)の作品で死ぬ程好きなのは、65年の "Some of Your Lovin'" 。
わたし、よくばりなんかじゃないわ
「世界」を欲しいって言ってるんじゃないの
ただ あなたの愛が少し欲しい それだけなの
というゴフィンの歌詞も切なすぎるこの曲。メロディはもっと切なくて、寂しげな掛け合いコーラスも最高なソウル・バラッド。もーヤバイくらい好きすぎる曲です。試聴(14曲目です)
無人島ソング、っていうのがあるならば、きっとそれはこの曲しかない(07年2月21日18時の心境)。この曲が飢えも乾きも、きっと癒してくれる、幸せな無人島ライフを約束してくれる。
いや、この曲はこのアルバムには入ってないのですけどね(笑)このアルバムにはゴフィン/キング作品が6曲も収録されてるし、やっぱりどれも味わい尽くしても尽くしきれない魅力があるんですよね~。
特に選ぶとすれば、キャロル・キングが自身のソロ1st『Writer』で披露していた "No Easy Way Down"!!(泣)
このアルバムの先輩格的なアレサ・フランクリンの67年のアルバムで既に証明されているように、キャロル・キングの書くゴスペル、R&Bフィーリング溢れる曲調は、やっぱり本場メンフィスのミュージシャンの演奏と、すこぶる相性が良い。良すぎます(プラス、コーラスはスウィート・インスピレイションズ!!)。
そしてそこに堂々と現れるはダスティの、煙ったくかすれた、文字通り ”ダスティー” で情感たっぷり、かつどこかクールな、あの歌声。あぁぁ。
キャロルとダスティの、言わずもがな ”白人” だけど、骨身に染み付いているソウル・フィーリング。
ここにかなりシビレるのであります。
この2人、ホント、カッコ良過ぎ。
他の曲も粒よりだし、ボートラも全然イイ曲満載だし、音イイし。
今日もコレ書きながら何回も聴いちゃってます。
ダスティの伝記映画の企画が今持ち上がってるらしく。おっとこまえ姐さん(ある意味ホントにそうだったんですね、知らなかった。。)のライフ・ストーリーはちょっぴし哀しそうな予感。
だけど映画はハッピィ・エンドだったら、いいなぁ。
雑誌はいらない、とこの間書いたけれど、最近レココレのこの前出たヤツ、久々に買って読んでます。アトランティック・レコード特集。自然、聴くものもそこに載ってるのが多い、今日この頃です。
今日は、ダスティ・スプリングフィールドの泣く子もだまる名盤(っていう評価は90年代に入ってから?)として知られる69年の『Dusty in Memphis』でっす!
99年にアルバム収録曲(11曲)より多いボーナス・トラック(14曲!)付きでライノからドドンと出たデラックス・エディションです。CDはこの形態が標準なのかしら?
英国のフィリップス・レコードで ”I Only Want To Be With You” (邦題:二人だけのデート)など数々のヒットを飛ばした後、アメリカのアトランティック・レコードが彼女の獲得に成功、第1弾アルバムは、タイトル通りメンフィスで録音、ただし彼女の歌はニューヨークで録ったとか?しかしとにかくナイス企画!そして結果は大成功!
今書くとしたら、ジェリー・ウェクスラー、トム・ダウド、そしてアリフ・マーディンのプロデュース、な~んてことを書かないといけないのでしょうが、私は彼らの名前を知ったのはごく最近です。トム・ダウドはちょっと知ってたけど。裏方さんたちの偉業とか、知れば知る程面白いですね。でもまぁそっち方面のおベンキョは、これからも、ゆる~いカンジでいきます。
だって作家で聴くってことだって、最近覚えたことですもん♪
覚えたことは即実行(笑)。このアルバム収録曲を作家で見て行くと、すごーく豪華でした。
ゴフィン/キング 6曲(内ボートラ2曲)
マン/ウェイル 1曲
ランディ・ニューマン 2曲(BS&Tも1stで唄ってた “Just One Smile” 有り)
バカラック/デイビッド 1曲
エディ・ヒントン/ドニー・フリッツ 1曲(ベイビー・ワシントンのカバー)
トニー・ジョー・ホワイト 1曲(ボートラ)
ギャンブル/ハフ 2曲(ボートラ)
デビッド・ゲイツ 1曲(ボートラ)
さすが、ダスティ姐さん、揃えてます。カバー曲なのか提供曲なのかは今イチ分かってないのですけど(汗)
私は上記の人たちしか分からなかったのですが、このアルバムには大ヒット曲が2曲あって、それは上の人たちの曲ではないのが、少し不思議な気もします。
その2曲とは "Son of a Preacherman" と "The Windmils of Your Wind" のこと。
前者 "Son of a Preacherman" は、やっぱり文句なしにカッコイイ曲。イントロ5秒で名曲!ってわかるスゴイ曲。本物の曲。聴いた事ない人はだまされたと思って試聴してみてください(3曲目です)
あ、『パルプ・フィクション』でも使われてたっけ。
後者 "The Windmils of Your Wind" は映画『華麗なる賭け』(68年)の主題歌「風のささやき」のカバー(それともダスティが先?録音が映画公開と同じ68年だけど?)
でもでもね、私がグッとくるとこはそこじゃないんです!
ダスティ・スプリングフィールドを聴く際、私が一番反応してしまうところ、それは彼女がキャロル・キング(&ジェリー・ゴフィン夫妻)の作った歌を唄う瞬間にあるのです!
ライナーによるとダスティが唄うキャロル・キング(殆どがモチ with ゴフィン)の曲は14曲ほどあるるらしいです。きっと本人も相性の良さを感じていたのでしょうね。彼女の唄うゴフィン/キング作品は、本当にソウルフルで、胸を打ち、こちらに迫ってきます。
私がこのコンビ(トリオ)の作品で死ぬ程好きなのは、65年の "Some of Your Lovin'" 。
わたし、よくばりなんかじゃないわ
「世界」を欲しいって言ってるんじゃないの
ただ あなたの愛が少し欲しい それだけなの
というゴフィンの歌詞も切なすぎるこの曲。メロディはもっと切なくて、寂しげな掛け合いコーラスも最高なソウル・バラッド。もーヤバイくらい好きすぎる曲です。試聴(14曲目です)
無人島ソング、っていうのがあるならば、きっとそれはこの曲しかない(07年2月21日18時の心境)。この曲が飢えも乾きも、きっと癒してくれる、幸せな無人島ライフを約束してくれる。
いや、この曲はこのアルバムには入ってないのですけどね(笑)このアルバムにはゴフィン/キング作品が6曲も収録されてるし、やっぱりどれも味わい尽くしても尽くしきれない魅力があるんですよね~。
特に選ぶとすれば、キャロル・キングが自身のソロ1st『Writer』で披露していた "No Easy Way Down"!!(泣)
このアルバムの先輩格的なアレサ・フランクリンの67年のアルバムで既に証明されているように、キャロル・キングの書くゴスペル、R&Bフィーリング溢れる曲調は、やっぱり本場メンフィスのミュージシャンの演奏と、すこぶる相性が良い。良すぎます(プラス、コーラスはスウィート・インスピレイションズ!!)。
そしてそこに堂々と現れるはダスティの、煙ったくかすれた、文字通り ”ダスティー” で情感たっぷり、かつどこかクールな、あの歌声。あぁぁ。
キャロルとダスティの、言わずもがな ”白人” だけど、骨身に染み付いているソウル・フィーリング。
ここにかなりシビレるのであります。
この2人、ホント、カッコ良過ぎ。
他の曲も粒よりだし、ボートラも全然イイ曲満載だし、音イイし。
今日もコレ書きながら何回も聴いちゃってます。
ダスティの伝記映画の企画が今持ち上がってるらしく。おっとこまえ姐さん(ある意味ホントにそうだったんですね、知らなかった。。)のライフ・ストーリーはちょっぴし哀しそうな予感。
だけど映画はハッピィ・エンドだったら、いいなぁ。
ゴフィン-キングは大好きです。「Some Of Your Lovin' 」いい曲ですよね。キャロル・キングが素晴らしいのは当然として、ジェリー・ゴフィンも、スワンプ色の濃いソロアルバムを残していて、これがまたいいのです。
「作家で聴く」という行為は、ポップミュージックへの新鮮な驚きを与えてくれる半面、ちょっと窮屈な感じもして、最近は逆にそういう聴き方から遠ざかっています。要は、良い曲は誰が書こうが「良い曲」なんです。当たり前な話ですが・・・。なんて偉そうにすみません。
買い替えの筆頭にあるんですけど、旧盤のヤフオク出品準備も進んでなくて、止まったままです。
でも最近もiPODでガンガン聴いてるんですけど、最高ですね。
「Some Of Your Lovin' 」もちろん大好き!
>「作家で聴く」という行為は
私は多分その新鮮な驚きや楽しさの、ただ中にいるかも
でもね、全然ちゃんと出来ないんですよ。覚えられないのです(笑)すぐ忘れるし
でも、大好きな曲くらいは、せめて好きなアルバム、好きな曲くらいの背後に誰がいるのかくらいは、ちょっとづつでも覚えたいなぁというカンジで。自分のための覚え書きなんです。ちょっとアカデミック(それ程じゃないですが 笑)な雰囲気を味わうのも心地良いですし(笑)
nyaromeさんは、今までに、そういう方面は相当学ばれてご自分のものにされているんだと思うんです。
私、ホント呆れるくらい、知らないんですよ~
>良い曲は誰が書こうが「良い曲」なんです。
同感です!これが基本ですよね
「Some Of Your Lovin' 」、いい曲ですよね?
わ~、めっちゃ嬉しいです!
買い替えは、基本しない、って言ってはったk-hikoさんなのに、買い替えの筆頭ってことは、このアルバム、相当お好きなんですね
嬉しいなぁ。
買い替え、是非是非!ヤフオク出品準備、急いでください(笑)
>「Some Of Your Lovin' 」もちろん大好き!
やったゼ~~っ!!
欧米のR&Rジャーナリズムで早くからBest200に入っていて、当時日本で全く無視されてたこのアルバム。
余談:同様に位置するLOVEは買うことが叶いましたが、今だ何も感じない。って書きましたっけ?
リアルタイムでD・スプリングフィールドのヒット曲は全部聴いていたというのに、この偉大なる挑戦はニュースにもならなかった。
J・ウェクスラー、T・ダウド、A・マーデインが揃っていなくなったワケだし、やっぱり遅れましたが、購入したいアイテムですね、今回モスコさんの紹介によるライター陣を見て、ヨダレものでした。
LOVEは私もおじさんと同じような感想を持っているのですが、クラモさんもおっしゃられていたように、このバンド、時間がかかるとこあるのかなぁって。いつか何かの拍子にピコーン!
で、このアルバム!これはおじさん、即効きちゃうんじゃあないでしょうか?(笑)
先程コメントのお返事書きながら、また聴いて盛り上がってるんですけども!(笑)
おじさんのお好きなTJホワイト曲、かっこいいっす!!TJ節のダスティ、たまりません!
と、あおってみる(笑)
本文に書いた以外ではですね、ボートラも今見てみたら、「~プリーチャーマン」の作にからんでるアラン・バーグマンという人の作による曲が7曲くらい入ってるのですが、これがまたいいですよ。
あ、ウェクスラーさんもお亡くなりになられてますか・・・。
"Dusty Springfield / Songbooks"という、BacharachとC.Kingの曲ばかりを集めた編集盤があります。
http://www.amazon.co.jp/Songbooks-Dusty-Springfield/dp/B000024XJA/sr=1-11/qid=1172150955/ref=sr_1_11/250-3701739-6224210?ie=UTF8&s=music
おすすめです。
"Some Of Your Lovin'" 特にC.King自身のヴァージョンが大好きです。
私は「作者で聴く」ことを始めたことで、それまででは考えられない程、聴く音楽の幅が広がりました。
音楽を聴くだけでも楽しいですが、私には「知る喜び・探す楽しみ」も大きいです。
それと今月のレココレのアトランティック特集は自分もほんと勉強になりました(知らないことだらけでしたので)。
ジェリー・ゴフィンのソロ「It Ain't Exactly Entertainment 」、CD化されてます。
(http://www.hmv.co.jp/product/detail/61716)
2枚組の紙ジャケなので、ちょっと高いですね・・・。
私は数年前に買ったのですが、まだ廃盤になっていなかったことが驚きです。
k-hikoさんのところで、コメント拝見させてもらっていました。
このデラックス・エディションを愛聴されているとのことで、なんだか嬉しい限りです。
リンク先のCD見ましたが、なかなか面白そうですね
>"Some Of Your Lovin'" 特にC.King自身のヴァージョンが大好きです。
ありましたよね、本人ヴァージョン!確かブリルトーンの2枚組で聴けるんですよね。聴いた事ないんですが、ちょっとかなりそれは聴いてみたいです!!
>音楽を聴くだけでも楽しいですが、私には「知る喜び・探す楽しみ」も大きいです。
ホントにそうですね。知る喜び・・・探す楽しみ・・・。
こんなに楽しくていいの?っていうくらい楽しいですものね(笑)
まだまだ超・勉強不足なので、精進していきたいです
Raindropsさん、コメントどうもありがとうございました!!