さて戒壇めぐりです
信州の善光寺さんの戒壇めぐりと全く同じで、本堂下に作られた真闇の戒壇を一周し、現当両益・滅罪生善など如来様の功徳を得るものです
難しいわ~、こんな言い方
お寺の方に案内されて階段を降りて行きました。
このわらじを履いてめぐるんです。
本堂は撮影禁止なんで画像はお借りしています・・・
この写真のようにわらじがびっしりあったんで、「どなたかめぐってはりますか?」と訊ねると「あ~、今ちょうど誰もいてはれへんわ~」と・・・
この言葉に固まって真っ暗闇に一人だと怖いな~と思ったんですが、「なんでや~大丈夫や~」との言葉に勇気を出してめぐる事にしました
右手を壁にあて、壁づたいに歩いて行きます。
壁だけが頼りです
阿弥陀様と深い縁を結ぶと言う意味の戒壇めぐりであって、こっちの「怪談」ではないのはわかっていても、暗闇に怖さが増してきました
それにパンスト履いてるからぞうりが歩きにくいねん。
脱げたら裸足のままやわ
一つ目の角を曲がった時がちょっとピークだったかも。
後ろから肩をポンと叩かれたら・・・などとしょうもない事が頭に浮かんできて・・・。もう雑念だらけですね
どうしようもなくて前にも後ろにも進めなくなったら大きな声でしようと思ったんですが、こんな事では何のためにめぐってるのか意味がないので、気持ちを切り替えて「あみだ様」と唱えながら進んでいくことにしました
たぶん3つ目の角を曲がって少し歩いたとこら辺に出っ張りのようなものがあって、そこに阿弥陀様と結ばれてるという「鍵」を探り当てることが出来ました
願いを1つかける事が出来るんです。
以前清水寺の「随求堂」でも同じような「胎内めぐり」をした事があったんですが、シンボル文字の書かれてる石があるところはほのかに明かりがあったのですぐわかるんですが、こちらの戒壇めぐりの「鍵」はすぐわかるようになってないんで、手の位置がズレてたら触ることが出来ないんじゃないかと思いました。
ちゃんと「鍵」に触れることが出来てよかったです
そうこうしてる間に次に来られた方がめぐりに来られたようで、私はホッとした気分です
逆に私が「鍵」をガチャンといわした音で驚かせてしまったようです
こちらでもなかなか貴重な良い体験が出来ました
やはりこちらではすごい混雑してるんですね。
大きな話し声が聞こえまくって何がなんやら・・・と言うのが笑えます
貸切状態ってなかなか貴重なもんだったかもしれないんですが、誰もいないって思うと逆に怖くって・・・
まだまだ修行が足りんです
でもしっかり鍵に触れることが出来て良かったです
探り当てられない方もいるとか・・・
私は群馬なので、お隣の信州善光寺で何度か経験してるけど・・いっつも込んでて前後左右から大きな話し声が聞こえまくってても~う何がナンやら・・
真の暗闇の中でおごそかな気分に・・なんて無理無理!
はるみんさんの貸切り状態は
羨ましい~