負けてらんにぇ ! みんなでなんとかすっぺ !!

南相馬市から新潟県三条市へ集団避難→同市内の雇用促進宅に→2015.2~同市内の戸建に転居 妻と二人暮らし。

身体壮健バカ 3/3 ・・・ せつない現実

2012-06-02 20:00:46 | 原発震災避難者


大遠足



あるとき 老人ホームへ講演に行ったら

「 葬式 」とか 「 死ぬ 」という言葉はタブーだから

絶対使わないで欲しい ・・・ とクギを刺されました。


老人ホームという これから先 死を待つだけの老人ばかりの社会で

死とか 葬式という話題を禁句としているというのは

・・・ なんとも切ない現実ではあります。

死を切り捨てた「 生存 」だけを課題としてきた人たちが

その「 生存 」の終末期において 死という 絶対に訪れてくる事実を認識して

ひたすら回避することにのみ生存の支えをもち

周囲もまた そのことに細心の注意を払うことを

最大の親切として 心を砕いているという光景は

もはや 「 荒涼 」としか言いようがありません。


だから 老人の日に 幼い学童なんかが ホームに慰問にやってきて

お見舞いのプレゼントなどを贈ったあと ・・・

「 お爺ちゃん お婆ちゃん いつまでもお元気で 長生きしてください 」

などとメッセージを読みあげると ・・・

お年寄りたちは 思わず手で目頭をおさえた

などという報道は ・・・ 一つのパターンになっています。


このメッセージが

先の制約と全く無関係に成立したものである と強弁するならば ・・・

この学童を 背後であやつっている教師なり PTAといった連中は

「 偽善 」という行為感覚に対して 完全にマヒしきっている

・・・ といわねばなりますまい。


所詮 ・・・ ウソで固めた世界なのです。









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