近隣
「 勝つことばかりを知って負くることを知らざれば 害その身に至る 」
・・・ 家康遺訓のなかの一句です。
非常に内容が深いです ・・・ 。
負けるのは苦であり 屈辱であるが
それを経験してこそ 人間は 「 できて 」 ゆきます。
秀才は その経験なしに成人し 世に出てしまうから
「 害その身に至って 」 ・・・
もてる力を出しきれなくて終わることが 少なくないのです。
人生は 長い眼でとらえなくてはダメです。
たかが学歴 たかが学校の成績ぐらいのものに
第一義の価値をおくようでは
・・・ とても第一級の人物にはなれないでしょう。
若いうちにこそ 賢ではなくて
・・・ 愚や 鈍を身につけたいものです。
それこそが
生涯的なエネルギーのエンジンになってくれるのですから。