老子は
「柔らかいものが上にいて
強いものは下にいるべきだ」
と言うんです
これは命の姿なんですね
老子は言葉の奥で
命の姿っていうものを言っているのです
強い根が下に張り
てっぺんに柔らかい花が咲く
それが実体です
生きているものは柔らかいし
死ぬと固くこわばってしまう
命っていうものは
そういう固いものの上に咲いている ・・・
丈夫で強そうな人が
早死にして
弱そうでふにゃふにゃしている人が
長生きしているっていうのも
よくあるでしょ?
あれも一例かもしれないですね
もっと簡単に
女性のほうが強いっていうのがわかりやすいかも
「柔弱(にゅうじゃく)」の「弱」というのは
弱いっていうより
しなやかっていう意味なんです