負けてらんにぇ ! みんなでなんとかすっぺ !!

南相馬市から新潟県三条市へ集団避難→同市内の雇用促進宅に→2015.2~同市内の戸建に転居 妻と二人暮らし。

医の心 ・・・ 医者たるもの

2012-10-15 10:52:39 | 原発震災避難者


遠足



古代中国の書物に 「 医心方 」 というのがあります。

「 医心方 」 には

あらゆる病気の治療法や養生法 薬物学などが収められています。


なかでも

その冒頭に採録されている張湛 ( ちょうたん ) という人の

「 医の心 」 のくだりは ・・・ 興味深いものがあります。



立派な医者たるものは ・・・


報いを求めず

大慈大悲の心を起し

人々の病気を救う誓願をたてること。


救いを求めて来る者には

貴賎・貧富 老幼 美醜 怨敵 親疎 善人と悪人

中央と僻地 愚者と知者の別なく

すべての人に等しく親心を以って接すること。


己の後先を考えたり 自分の吉凶を心配したり

身命を惜しんだりしてはならない。


患者の苦痛を我がものと思い

嶮しく遠い地でも昼夜の別なく

寒暑もいとわず

疲れたり空腹のときでも

ただ 患者のことだけを考えて赴くべきである。


そして 往診先がいかに立派な家であろうと

目を奪われたり

もてなしのご馳走や音楽

お礼の金品に心を動かしてはならない。


・・・・・


命を惜しむのは人も畜類も同じこと。

たとえ蛇や蛭(ひる)の類でも

死んだものを買って用いるのはよいが

生きているものを殺して薬にするのは良くない ・・・ と。




こうした考え方は

当時の人々の心を どんなに動かしたであろうか。

・・・ 学ぶことの多い心です。







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