老子八十一章の最後の一句は
「争わない」です
「争わない」ということは
四千年来の人間社会が
まったくやれなかったことです
二十世紀にも 世界中で争った
もちろん
老子だけでなく
イエスやブッダも
同じことを言っているよ
「争ってはいけない」
「戦争はダメだ」
「平和がいい」ってね
ただ老子が特別なのは
じつになんともいえない明快さで
そして
現実的なことばで
それを言ったんです
「争わない」 ・・・ とね
そして
争わずに生きていくには
どうしたらいいかということについては
「水の流れを見よう」って
・・・ 言っているんです
(2につづく)