遠足
ある団体に入会する。
そこで 世の人のためにつくそうと思いたつが
しばらくすると
「 役員 」 という名札ばかり目について 争いはじめます。
学生も 学校に入ると
何のために入学したのか 本来の目的を忘れ
「 東大出 」 とかいう「 花びら 」 の虚名にとりつかれます。
禅の教えに ・・・ これをたとえた教えがあります。
「 指をみず 月をみよ 」 というのです。
「 ああ あそこに月が 」 というと
人は 差した指に目をうばわれ 「 どこに どこに 」 といいます。
月よりも 目の前の指をみます。 ・・・ 近視眼ですね。
禅では ・・・ 「 その指を切れ 」 と教えます。