遠足
昔 「 生きる 」という黒澤明監督の映画を見て
・・・ この言葉の重みに触れました
人生 いかに「 生くべきか 」という問いかけに
その当時読んだ本のなかで
・・・ 何度も出会いました
こんな自問自答を繰り返している間に
「 生きる 」意味が
逆に薄められてはしまわぬかと
・・・ 心配なほどでした
へんな日本語の「 生きざま 」が
このところ ファッションのように問われ
いや ・・・ 喋られています
「 死にざま 」を深く心がけるのと
「 生きざま 」とやらを気にしているとでは
私には 径庭(けいてい*)があり過ぎるように
思われます
「 生き 」のいい態度に思えないのです
*径庭 : 二つのものの間にある隔たり