散歩
坂村真民さんの詩です。
わたしのねがいは
呼吸を合わせることである
石とでも
草でも
呼吸をあわせ
生きてゆくことである
「 呼吸を合わせる 」 とは
万物 万境に 「 沿う 」 という ・・・ 水の姿勢にほかなりません。
石とでも 草とでも ・・・ というのですから
人間にたいしてこそ ・・・ まず呼吸を合わせるべきこと
は ・・・ 当然です。
それが愛であるし 調和ということでもあるのでしょうね。
だが ・・・ これは そう簡単ではありません。
簡単でないからこそ 真民さんは
あえて これを 「 ねがい 」 としたのだ ・・・ と思います。