いきいきと その３１

遠足



若かりし頃

わが老師からお聞きした言葉


「　床の間に棺桶（かんおけ）を置いて

ゆきづまった時

のぼせあがった時

棺桶の中へ入り

棺桶の中から

振りかえってみよ　」



死に切った世界

つまり

自分の人生の外から

客観的に見る目を持つことにより

誤りない　今ここの歩みができる

・・・　という教えであった。



老師に感謝　！　・・・　合掌

いきいきと その３０

遠足



自分の人生を

・・・　流れにたとえてみる。


流れに埋没していると

埋没している自分の姿が見えない。


小さなことに振りまわされて

出口が見えなくなっている自分の姿が見えない。



思い切って流れを断ち切り

川全体が展望できる高い岸に登ってみようじゃないか。


惰性に流されている自分が見えてくる。


小さなことにこだわって

動きがとれなくなっている自分が見えてくる。


自ずからにして

・・・　出口も見えてくる。