私の大好きな山の一つであるニペソツ山の標高は2,012.9mです。
この標高は私が使っている地図に記載されている標高です。
しかし、ニペソツ山の標高は四捨五入され2,012mとか2,013mと表示されている地図もあります。
今年は2012年、ニペソツ山の標高と年号が同じなのです。
この西暦年と同じ標高を記念して今年9月にはニペソツ山に登ろうと思っていました。
どうせ行くなら自分の持っている地図の標高に合わせたいと思っていました。
ギリギリの9月26日から27日に出掛けることが出来ました。
9月26日(水)に札幌を発ちました。
この夜はヌカビラ温泉の駐車場でテント泊をしました。
駐車場にはキャンピングカーが数台駐車しています。
私も片隅に車を止めてその横にテントを張ります。
駐車場は国道脇にありますので時々走り抜ける車の音でなかなか寝付けないでいました。
それも、いつの間にか寝入ってしまいフッと目を覚ますと朝の4時でした。
まだ暗いのですか起きて出発の準備をします。
9月27日(木)
いつもの朝食、インスタントラーメンを食べてコーヒーを魔法瓶に詰めます。
濡れたテントを畳む頃には夜が明けて明るくなっています。
上空は青空が広がってきます。
どうやら今日は良い天気のようです。
十勝三股へ向かって車を走らせます。
三ツ股橋の手前から左折して林道へ入ります。
この林道はニペソツ山や石狩岳の登山口へ繋がっています。
ニペソツ山の登山口となる駐車場へ着きました。
車が5~6台止まっています。
5:45分、いよいよ出発です。
この看板の横を入るといきなり沢を渡らなければなりません。
いきなりの渡渉はこの木を使って対岸へ渡ります。
このワイルドさが北海道の山です。
本州の山と違って登山標識もあまりありません。
踏み跡に注意したり所々にピンクテープなどがありますので注意して歩きます。
渡渉後はいきなり尾根に取り付く急な坂を登ります。
この急登をジグザグに登って少し傾斜が緩くなったところに思わないものを見つけました。
何と立派な標識があるではありませんか。
ビックリしてしまいました。
この時期だと下草が露で濡れておりズボンがズブズブに濡れるのですが、今日は下草が乾いています。
これだと快適に歩けるので気持ちも軽くなります。
7:20分、ようやく尾根を登りきった辺りに大きな岩があります。
まるでトウセンボをしているような岩です。
この辺りへ来る年会が一気に開けます。
目の下には一面の雲海です。
その雲海に浮かぶクマネシリの山々です。
さて、紅葉の具合ですが、今年は9月に入っても暑い日が続いたために遅れています。
こんな感じで色づきはまだまだといった感じです。
正面に見える山を登らなければなりません。
後ろを振り返ると石狩岳や音更岳が見えています。
雲の上に浮かぶ石狩岳と音更岳です。
ハイ松が出てきて登山道が岩だらけになってきます。
時折、ピーッ!ピーッ!と甲高い鳴き声が聞こえてきます。
これはナキウサギが仲間に発する警戒音です。
直ぐ近くで鳴き声がするので目を凝らしてナキウサギを探しました。
すると過ぎ近くの岩の上にいました。
ころころと太ったナキウサギです。
この時期は冬ごもりのためエサをあちらこちらに貯蔵するようです。
ナキウサギにとって一番忙しい時期です。
雲に浮かぶトムラウシ山です。
登山道は岩だらけの道です。
この岩だらけの中に沢山のナキウサギが住んでいます。
ニペソツ山はナキウサギが沢山生息している山なのです。
8:35分、天狗平に到着です。
ここで初めてニペソツ山の山頂とご対面です。
私はここから見るニペソツ山の姿が一番好きです。
山頂が天を突き刺すように尖っており、左右に広がる尾根の姿もドーンとしており全体が存在感満載なのです。
ここで、紅葉に染まるニペソツ山が眺められると思ってきたのですが・・・
今年は期待はずれに終わってしまいました。
雲海に浮かんでいるのは十勝連峰です。
ここから一旦降って、さらに山頂へ向かって登ります。
左側はスパッと切れ落ちていますので注意しながら歩きます。
最後は山頂部を右手から回り込むようにして登ります。
9:50分、山頂に到着です。
ここに付けられている山頂標識の標高は2,013mとなっています。
今年登り損ねた方は、来年ぜひ登ってください!
今回は山頂でノンビリと山を眺めました。
私の後に登ってきた単独の人に360度に見える山を説明します。
こんな時間も楽しいものです。
山頂は風も穏やかで日差しもあります。
45分も過ごしてしまいました。
いつまでもこの眺望を楽しんでいたいのですが、そういうわけにもいきません。
山頂に別れを告げて下山します。
下山途中で振り返ると山頂部に雲が掛かっていました。
いい時間に山頂を離れたようです。
途中の山腹です。
この辺りは登山道がハッキリしていません。
岩だらけの登山ルートですがマーキングがほとんどありません。
天気が良い場合にはそれほど心配はありませんが、ガスが掛かったりするとコースミスをしないように注意して歩く必要があります。
ここでもナキウサギが顔を見せてくれました。
14:00分、登山口へ戻ってきました。
今日は天気に恵まれていい登山が出来ました。
西暦の年号と同じ山、しかも大好きなニペソツ山に登れたのですから満足のいく一日でした。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
帰り道、幌加温泉でお風呂に入ってきました。
「鹿の湯」で入ろうと思いましたが、玄関には看板一つありません。
この宿は年老いた少し耳の遠いお婆さんがやっている日帰り温泉なので
もう廃業してしまったのかと思いました。
すると、玄関から風呂道具を持った人が出てきます。
この人に聞いたところお風呂はやっているようです。
ホッとしてお風呂に入りに行きます。
風呂帰り、温泉の直ぐ脇で草を食べるのに夢中のエゾ鹿です。
私と鹿の距離は4~5mです。
鹿は私にまったく関心を示していません。
人間がそばにいることなど気にしていないようです。
このように慣れすぎた弊害があちらこちに出ています。
そして増えすぎた鹿が植林した若木を食い荒らしたりして
森林被害を増大させています。
この標高は私が使っている地図に記載されている標高です。
しかし、ニペソツ山の標高は四捨五入され2,012mとか2,013mと表示されている地図もあります。
今年は2012年、ニペソツ山の標高と年号が同じなのです。
この西暦年と同じ標高を記念して今年9月にはニペソツ山に登ろうと思っていました。
どうせ行くなら自分の持っている地図の標高に合わせたいと思っていました。
ギリギリの9月26日から27日に出掛けることが出来ました。
9月26日(水)に札幌を発ちました。
この夜はヌカビラ温泉の駐車場でテント泊をしました。
駐車場にはキャンピングカーが数台駐車しています。
私も片隅に車を止めてその横にテントを張ります。
駐車場は国道脇にありますので時々走り抜ける車の音でなかなか寝付けないでいました。
それも、いつの間にか寝入ってしまいフッと目を覚ますと朝の4時でした。
まだ暗いのですか起きて出発の準備をします。
9月27日(木)
いつもの朝食、インスタントラーメンを食べてコーヒーを魔法瓶に詰めます。
濡れたテントを畳む頃には夜が明けて明るくなっています。
上空は青空が広がってきます。
どうやら今日は良い天気のようです。
十勝三股へ向かって車を走らせます。
三ツ股橋の手前から左折して林道へ入ります。
この林道はニペソツ山や石狩岳の登山口へ繋がっています。
ニペソツ山の登山口となる駐車場へ着きました。
車が5~6台止まっています。
5:45分、いよいよ出発です。
この看板の横を入るといきなり沢を渡らなければなりません。
いきなりの渡渉はこの木を使って対岸へ渡ります。
このワイルドさが北海道の山です。
本州の山と違って登山標識もあまりありません。
踏み跡に注意したり所々にピンクテープなどがありますので注意して歩きます。
渡渉後はいきなり尾根に取り付く急な坂を登ります。
この急登をジグザグに登って少し傾斜が緩くなったところに思わないものを見つけました。
何と立派な標識があるではありませんか。
ビックリしてしまいました。
この時期だと下草が露で濡れておりズボンがズブズブに濡れるのですが、今日は下草が乾いています。
これだと快適に歩けるので気持ちも軽くなります。
7:20分、ようやく尾根を登りきった辺りに大きな岩があります。
まるでトウセンボをしているような岩です。
この辺りへ来る年会が一気に開けます。
目の下には一面の雲海です。
その雲海に浮かぶクマネシリの山々です。
さて、紅葉の具合ですが、今年は9月に入っても暑い日が続いたために遅れています。
こんな感じで色づきはまだまだといった感じです。
正面に見える山を登らなければなりません。
後ろを振り返ると石狩岳や音更岳が見えています。
雲の上に浮かぶ石狩岳と音更岳です。
ハイ松が出てきて登山道が岩だらけになってきます。
時折、ピーッ!ピーッ!と甲高い鳴き声が聞こえてきます。
これはナキウサギが仲間に発する警戒音です。
直ぐ近くで鳴き声がするので目を凝らしてナキウサギを探しました。
すると過ぎ近くの岩の上にいました。
ころころと太ったナキウサギです。
この時期は冬ごもりのためエサをあちらこちらに貯蔵するようです。
ナキウサギにとって一番忙しい時期です。
雲に浮かぶトムラウシ山です。
登山道は岩だらけの道です。
この岩だらけの中に沢山のナキウサギが住んでいます。
ニペソツ山はナキウサギが沢山生息している山なのです。
8:35分、天狗平に到着です。
ここで初めてニペソツ山の山頂とご対面です。
私はここから見るニペソツ山の姿が一番好きです。
山頂が天を突き刺すように尖っており、左右に広がる尾根の姿もドーンとしており全体が存在感満載なのです。
ここで、紅葉に染まるニペソツ山が眺められると思ってきたのですが・・・
今年は期待はずれに終わってしまいました。
雲海に浮かんでいるのは十勝連峰です。
ここから一旦降って、さらに山頂へ向かって登ります。
左側はスパッと切れ落ちていますので注意しながら歩きます。
最後は山頂部を右手から回り込むようにして登ります。
9:50分、山頂に到着です。
ここに付けられている山頂標識の標高は2,013mとなっています。
今年登り損ねた方は、来年ぜひ登ってください!
今回は山頂でノンビリと山を眺めました。
私の後に登ってきた単独の人に360度に見える山を説明します。
こんな時間も楽しいものです。
山頂は風も穏やかで日差しもあります。
45分も過ごしてしまいました。
いつまでもこの眺望を楽しんでいたいのですが、そういうわけにもいきません。
山頂に別れを告げて下山します。
下山途中で振り返ると山頂部に雲が掛かっていました。
いい時間に山頂を離れたようです。
途中の山腹です。
この辺りは登山道がハッキリしていません。
岩だらけの登山ルートですがマーキングがほとんどありません。
天気が良い場合にはそれほど心配はありませんが、ガスが掛かったりするとコースミスをしないように注意して歩く必要があります。
ここでもナキウサギが顔を見せてくれました。
14:00分、登山口へ戻ってきました。
今日は天気に恵まれていい登山が出来ました。
西暦の年号と同じ山、しかも大好きなニペソツ山に登れたのですから満足のいく一日でした。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
帰り道、幌加温泉でお風呂に入ってきました。
「鹿の湯」で入ろうと思いましたが、玄関には看板一つありません。
この宿は年老いた少し耳の遠いお婆さんがやっている日帰り温泉なので
もう廃業してしまったのかと思いました。
すると、玄関から風呂道具を持った人が出てきます。
この人に聞いたところお風呂はやっているようです。
ホッとしてお風呂に入りに行きます。
風呂帰り、温泉の直ぐ脇で草を食べるのに夢中のエゾ鹿です。
私と鹿の距離は4~5mです。
鹿は私にまったく関心を示していません。
人間がそばにいることなど気にしていないようです。
このように慣れすぎた弊害があちらこちに出ています。
そして増えすぎた鹿が植林した若木を食い荒らしたりして
森林被害を増大させています。
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