井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

帰路・ニャラムへ 2

2006-10-09 19:07:20 | カイラス巡礼・旅行記


湖の畔にある遊牧民のテントです。
このテントの横にはソーラー発電用のパネルが
しっかり据え付けられていました。
こういったところは文明の波がしっかり押し寄せているようです。




 順調に走ってヒマラヤの山々が間近に見ることが
出来る草原で昼食です。
この草原は来るときにも昼食を取ったところです。
天気は良いのですが風が強く寒いです。

 草原の緑とヒマラヤの白き峰々、ミッシェルと二人で
記念写真を撮ります。
この機会を逃すとそうそう一緒の写真を撮ることが
出来ないと思ったからです。
二人で写真を撮っているとジョーもやってきて記念写真の
撮影会みたいになりました。


 その前を自転車でツーリングしている男性が通っていきます。
あわてて彼の写真を撮ります。
この高地を西から東に向かって走っています。
どこから走ってきたのかは分かりませんが、
この高地をしかも一人でツーリングするのは相当の勇気と
覚悟がなければ出来ないことです。
思わず彼の後ろ姿に「無事に目的が果たせるように!」と
祈ってしまいました。


 写真を撮り終えてからもヒマラヤの山を見ているとウェイさんが
私の方へ走って来ます。
手で何かを切る仕草をしながら何か言っているのですが、
何を言っているのか理解できません。
でも、その仕草から私が持っているヴィクトリノックスを
貸してほしいと言っているようです。

 ランクルに戻りヴィクトリノックスを渡すと
ありがとうと頭を下げて仲間の方へ行きます。

 しばらくするとエージェントのブダイが私を呼びます。
呼ばれた方へいってみると運転手さん達が昼食を
取っているところです。
座るように言われたので一緒に座って運転手さん達の昼食を
一緒にごちそうになります。

運転手さん達の昼食は餡のない饅頭、ソーセージ、
蒸かしたジャガイモ、それにお茶です。
ソーセージは缶詰になっていたのでこれを切る缶切りがなくて
私のナイフを借りに来たようです。

饅頭は塩味だけですがカレーに閉口していた胃には
すんなり収まります。
蒸かしたジャガイモも美味しく食べました。
お茶は日本で言うと番茶みたいな色と味でしたので、
これも、美味しかったです。

ものすごく質素な昼食ですが、どうやら私達モンゴロイドには
共通する食文化の昼食です。
ですから、無理なくお腹に治まっていきます。
今日の昼食は久しぶりにお腹が一杯になるまで食べました。

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