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井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

再び余市岳へ!

2014-02-18 14:03:33 | 札幌近郊の山
 浜益にある幌天狗を途中で敗退した翌日、再び余市岳へスキーに出かけました。

 2月12日(水曜日)

 この日は、前回と違っていい天気です。
ゴンドラに乗って通称飛行場に末端まで一気に登ります。
ゴンドラの料金は1,000円です。

 余市岳の山頂には薄い笠雲がかかっていたのですが、ゴンドラが山頂駅に着くときにはすっかりなくなっていました。
   
   ごらんのとおり余市岳がくっきり見えています。

 そして、遙か羊蹄山も山頂部が見えていました。
   

 今日はこの天気ですのでたくさんの人たちが余市岳に向かってハイクの準備をしています。
   

 すでに先行者のトレースが付いています。
   

 さあ、私達も遅れないように準備をして余市岳を目指します。
余市岳に向かっていったん左に向かって歩き出し、沢の源頭部をさけるように弧を描くように歩きます。
飛行場は、その名の通り余市岳の山裾から朝里岳にかけて広大な台地状の平面な原野なのです。
ここを余市岳に向かって歩くと、いったん降ります。

 そのコルから余市岳の山頂に向かって急斜面を登ります。
ここが我慢のしどころです。
      
    山頂手前の急な斜面には先行者の姿が見えています。

 先行者たちは山頂へ向かって歩いていきますが、私達は少し手前から滑ることにしました。

   
    真ん中に見える台地が飛行場です。

   
   この飛行場の右端から尾根伝いに白井岳へ行くことができます。

 私達が滑降の準備をしていると山頂の方から滑る人たちの声が聞こえてきます。
思わず見ると気持ちよさそうにパウダーを飛ばしながら滑っています。

 さあ、準備ができました。
私達も南斜面に向かって滑り降ります。
雪は膝下ほどの深さですが軽いのです。
思わず声が出てしまいます。

 途中で止まるか銅賞か考えますが、足が動く間はと思って滑ります。
皆が銘々のシュプールを斜面に刻みます。
   
    私達の刻んだシュプールです。

 気持ちのいい1本目を滑って、さらに、次の1本を滑るために登り返します。
この登りが苦しいのですが、先ほどの気持ちいい滑りのことを考えると我慢できます。

 先ほど滑った斜面さらに手前に斜面を滑ります。
ここは先ほどより少し短いのですが、斜面の傾斜や雪質は変わりません。
アッという間にしたまで滑り降りてしまいます。

 帰りをどうするか話し合った結果、今日のような天気は滅多にないので、再度登り返して北斜面を滑って帰ることにしました。

 この登りがきつかった!!
1本目より先まで登り、北斜面を見ると前日のトレース後がたくさん付いています。
しかも斜面の上部は樹木が所々顔を出しており一部は堅くクラストしています。
まっすぐ滑るのは難しいので、トラバース気味に滑って高度を落とします。

 やっと、中間部に広がるノートラックの斜面にでました。
ここから一気に滑ります。
この斜面が南斜面に比べるとさらにいい雪質でした。
本当に軽いパウダーなのです。

 気持ちよく滑って降りてきた斜面を眺めるとこんな具合です。
   

   
    山頂部の北側上部です。

   
    すでに、冬の日が斜面の陰に隠れようとしています。
    雲の端が虹色に輝いています。

  
最後に私が滑った動画を見てください。   

 

 

そこは激パフの世界でした!!

2014-02-01 08:57:46 | 札幌近郊の山
今シーズン2度目となる朝里岳沢ですが、これが激パフの新雪で思う存分ロッカースキーを楽しんできました。
同行者はいつもの仲間の3人です。

 1月22日(水曜日)

 札幌国際スキー場の天気はあまり良くなく、ゴンドラの山頂駅付近は吹雪模様です。
スキーにシールをつけていつものように1段目の急斜面を淡々と登ります。
登り切ったところから進路を左に取り右手から吹き付ける風に押されながら歩きます。

 約30分ほど歩いた辺りで、そろそろ、下降しなければと思い樹氷の陰でシールを外します。
   

この辺りは視界がないので慎重に滑り出しますが、雪が深くて思うように滑ることができません。
滑ると言うより歩くようにして高度を落とします。

 すると、ようやく視界が開けてきました。
進む方向ははっきりしたのですが、いかんせん深い雪に遮られ滑ることができません。
少し斜面が急になってくると、やっと、滑ることができます。

 思わないところで一汗かいてしまいました。
ここからはいつもの斜面です。
   

 今日は尾根上の斜面ではなくて左側の谷に向かって滑ります。
この斜面は、日陰になる斜面で、おまけに雪がたっぷりと溜まっている斜面なのです。

 滑り降りると膝が埋まってしまいます。
巻き上がる粉雪が口に飛び込んできます。
こんなに深い新雪は初めてです。
しかし、ロッカースキーは抵抗無くトップが浮いてきます。

「楽しい!」、スキーが、身体が雪の上に浮いているような気がします。
こんな気分でスキーに乗るのは初めてです。
この様子は、動画で見てください。



 あまりの楽しさに、スタートした地点まで登り返していつもの斜面を滑ります。
この斜面も激パフでした!

 今日の4人は、笑顔あふれる1日を堪能しました。 

超お手軽な山、阿部山を歩く!

2014-01-30 18:23:58 | 札幌近郊の山
 年が明けてからスキーばかり行っていましたが、Ko氏から阿部山へ行かないかとのお誘いを受けました。

 1月18日(土曜日)

 この日は午前中にいろいろな用事がありお誘いを受けた時間を1時間ほどづらしてもらって一緒に登らせてもらいました。
集合場所は、西区にある平和の滝の駐車場です。
ここまで、我が家からくるまで15分ほどと、阿部山は超お手軽な山なのです。

   
   平和の滝駐車場は車で一杯です。

 この駐車場は、手稲山や迷沢山への登山口にもなっており、特に手稲山は夏だけではなく冬も沢山の型が登っています。
冬のコースは夏とは一部違うのですが、登りきった山頂近くにはスキー場の休憩所があり簡単な軽食や飲み物があります。
また、ストーブが燃えていますので体を温めたり濡れたジャケットなどを乾かすこともできます。
こんなことで、冬にも体を動かすことのできる大切な場所となっています。

 さらに、途中から琴似発寒川を渡渉して送電線の下を登っていくと迷沢山へ行くことができます。
こちらはこちらで人気があるのです。
特に、送電線下の急斜面はボーダーやバックカントリースキーを楽しむ若者なども登ってきます。

 さて、阿部山へは、駐車場から5分ほど歩いたところから琴似発寒川を渡ります。
   
    渡渉点はスノーブリッジもあり簡単に渡れます。

 川を渡ってすぐ斜面に取り付きます。
ここには先行者のトレースがしっかり付いています。
スノーシューで登ったのでしょうか?
新雪の中に歩いた後が溝となって上へ続いています。
その跡はしっかりと堅くなっておりツボ足で登っても大丈夫なのです。

 私は、輪カンを持っていきましたが、それが必要ないのです。
ツボ足でガンガン登ります。

 登り出すと結構な急斜面が続きます。
その斜面にジグを切りながら登ります。
今日は,Ko氏の家で飼われているミミちゃんも一緒に登ってきます。
   
   この子が元気に私たちの前を行ったり来たりして元気に走り回るのです。

   
    Ko夫妻が登ってきます。

   
    途中で1度だけ休憩を取りました。

 今日の天気は、時折、吹雪くなどあまりいい条件ではありません。
でも、順調に歩くことができました。

 1時間45分ほどで山頂に横着です。
   
    折角ですので3人と1匹で記念写真を写します。

 帰りは、一気に降り、50分で駐車場に到着です。

 時々吹雪く中でいい汗をかくことができた土曜日でした!


朝里岳沢を滑る!

2014-01-24 11:34:17 | 札幌近郊の山
 年が明けてお正月休みで太った体を引き締めるために今シーズン初めてとなる朝里岳沢へ行って来ました。

 1月8日、今回もSz氏、On氏、Sg氏にMocoさんの5人で出かけました。
札幌国際スキー場の駐車場で待ち合わせをしてゴンドラで山頂駅まで一気に登ります。
ここからはスキーにシールをつけます。

 まずは、朝里岳の山頂下を目指して登ります。
   
    例年に比べると雪が少ないように感じました。
    樹氷の大きさが今一つなのです。

 右手の海の方から西風が吹いています。
その風が強く、視界もあまりありません。
しかし、このルートは何回も登っているので迷うことはありません。

 ほぼ、朝里岳の山頂下と思われる場所まで小1時間ほどかけて歩いてきました。
樹氷の陰でシールを外し滑降の準備をします。
目標となる尾根が見づらいため慎重に高度を落とします。
すると、視界が開けてきました。
   
   これだけ見えるようになるともう大丈夫です。

 目的の尾根に向かって銘々が好きなように滑ります。
   
   尾根の上に来ると極上のパウダーが待っています。

 ここから下に向かって尾根の左手は急斜面ですが、いつも極上のパウダーが厚く降り積もっています。
尾根上は樹木が少ないのでまるでスキー場のコースのような斜面が開けています。
そして、右手の斜面は適当な木々の間を滑るツリーランに最適なコースとなっています。

 今日は、右手の斜面を滑ることにいます。
雪の深さは膝下ほどです。
今シーズンから使っているロッカースキーは、気持ちよくトップが浮いてきます。
昨シーズン苦労したトップが雪に刺さることもなく気持ちよく滑ることができます。

 あまりの気持ちよさに、全員でもう一度登り返したほどです。
それでは、その滑りを動画でお楽しみください。

    

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  年が明けてから突然パソコンが動かなくなってしまいました。
 スィッチを入れてもウィンドゥズの画面が立ち上がらなくなってしまいました。
 サービスセンターに電話していろいろと操作しましたが、どうにもなりません!
 結局、引き取って修理するということになり、1週間ほどパソコンのない生活となりました。

 昨日、やっと修理を終えてパソコンが手元に戻りました。
 私はスマートホンを使っていませんので、とても不自由な生活でした。
 いつの間にか、パソコンが必要な生活にどっぷり浸かっていることが実感させられました。
 





  

今シーズン初めての白井岳!

2013-12-21 21:21:49 | 札幌近郊の山
 今シーズン初めての山スキーに出かけてきました。
場所は札幌近郊にある白井岳です。
この山は、札幌国際スキー場と沢を挟んだ向かいにあるため天気が悪い時などはスキー場でスキーの練習ができるという利点があります。

 さて、今日は三連休の初日、駐車場はいつも以上に車があふれています。
センターハウスのトイレを借りて出発です。

 沢沿いに歩いて渡渉点へ行きますが、なんと沢水が音を立てて流れています。
   
   この場所がいつも利用する渡渉点なのですが、御覧のように沢が出ていて渡ることができません。
   (歳が明ければ写真の一番高い所に雪でスノーブリッジを造ってくれます。)
このまま帰るのは、ちょっと癪なので未練タラタラで沢に沿って下ります。
すると、どうでしょう、何とか沢を渡れそうな場所を見つけました。

 ここを何とかスキーで渡ってほっと一息!
しかし、いつもよりずいぶん下の方で渡渉したため雑木林の斜面を登らなければなりません。
小さな沢を3本ほど越えて歩きましたが、今年は雪が少ないために下枝が邪魔になってなかなか進まないのです。

 天気は曇り空で上空には厚い雲が棚引いています。
一息ついたところで沢の向こう岸を見ると札幌国際スキー場のコースが見えています。
   

 この、正面に見える斜面をよく滑りに来ます。
   
   しかし、この様子ではまだまだ雪の量が足りないようです。

 ここから左手にある沢の右岸にある尾根を朝里岳からスキーで下ってきます。
   
   この尾根は、上部に立木がなく開けた斜面となっているのでスキー場のように滑ることができます。
おまけにふかふかのパウダーを楽しむことができます。

 この斜面を見ながら登っていたのですが、残念ながら雪の量が少なく下枝が邪魔になる斜面では降りのスキーも楽しめません。
2時間ほど歩いたので今日はここで帰ることにしました。

 帰り道、渡渉点を何とかスキーを履いたまま渡ろうとしましたが上手くいかず、仕方なくスキーを脱いで対岸へ投げ、浅い所を選んでスキー靴のまま渡渉しました。

 この様子では、もう二度ほど吹雪が来ないと白井岳を楽しむことはできないと思われます。
  

古の道・濃昼(ごきびる)山道を歩く!

2013-11-18 08:08:57 | 札幌近郊の山
 札幌から日本海を北に向かって走ると厚田村(現在は石狩市)という町があります。
この町からさらに北へ向かう海岸線は、山が海まで迫りしかも断崖なっているため海岸沿いに道を造ることが不可能となっています。
現在は、海岸沿いに滝ノ沢トンネル、太島内トンネルに新赤岩トンネルで5キロほどで濃昼の集落へ行けますが、山の上に付けられた路が濃昼山道です。

 その古の道の一部が整備され安瀬(やそすけ)から濃昼(ごきびる)までの約10キロを歩くことができます。
今年は、この濃昼山道を使ってトレ・ランの大会が開かれました。

 この道の存在は数年前から知っていましたが、なかなか歩く機会がありませんでした。
今回は、mocoさんが、歩いてみたい道だといっていたので一緒に歩くことにしました。

 11月4日(月)

 今日の天気は晴れの予報です。
石狩市の望来(もうらい)にあるコンビニで待ち合わせをします。
今回は、都合の付いたmocoさんのご主人も一緒に行けることになり3人で歩きます。

 安瀬(やそすけ)の登山口を確認してからゴールとなる濃昼(ごきびる)の集落へ車を回送します。
戻ってくると10人ほどに人達が出発の準備をしています。
   
    ここは、5~6台の車を止めることができます。

 出発準備をしているのは、ピオレ山の会の人達でした。
mocoさんの知り合いがいたようで挨拶をしています。

 8:05分、お先に出発します。
   
    山道は両側が綺麗に刈り払われており、歩くと落ち葉がカサカサと音を立てています。

   
   とても気持ちよく歩けます。

 海岸段丘の上まで急な坂を上がるとあとは等高線に沿って歩きます。
何本かの沢を渡るのですが、水量は少なく簡単に渡渉できます。
   
   ここは、橋が架かってたようで石垣が組まれていました。

 こんな石垣があるところが、いかにも古の道といった風情です。

   
    小さなゴルジュもあり沢音が心良く聞こえてきます。

 陽が高くなってくると山道にも日射しが入ってきます。
   
    背中から陽が当たると温かくなってきます。

 紅葉の盛りは過ぎていますが、黄色く色づいた葉に日射しが当たり綺麗に輝いています。
   

 9:50分、休憩所に到着です。
   
 
 左手には海が見えます。
その海を見ながらなだらかな路を歩くのは気持ちがいいです。

 11:35分、濃昼峠に到着です。
ここで休憩することにして、山道裏側にあるの陽の当たる場所で休みます。
mocoさんがお湯を沸かしてカップ麺をごちそうしてくれます。
mocoさんのご主人がこういったことに憧れていたようです。

 40分ほど休んだでしょうか?
この峠からは、濃昼が見えますが山の陰です。
   

 ドンドン降っていると2人の方が登ってきます。
男性が自転車を押しているのです。
話を聞くとマウンテンバイクで降るといっています。
この山道は海側にスパッと切れ落ちた場所があります。
そこを走るのは勇気のいることで、私にはできません。

   
    水準点です。

   
    この砂防ダムが見えてくるとゴールが近いです。

 12:20分、濃昼に着きました。
   

 天気に恵まれ、気持ちよく歩けた古の道でした。

 今度は新緑の時期にでも山菜を捜しながら歩いてみたいと思いました。

神威岳、烏帽子岳、雪の山頂を踏む!

2013-11-09 21:40:16 | 札幌近郊の山
 10月28日(月)

 昨夜は雨が降りました。
この時期、里で降る雨は山では雪となることが多いものです。
今日は、一昨日に引き続きmocoさんと札幌近郊の山へ行きます。

 今回は、定山渓手前にある神威岳と烏帽子岳です。
神威岳は、山頂部が岩で出来ており帽子のように見える山です。
道路を走っていても一番目に付く山なのです。

 mocoさんに7時に迎えに来てもらいます。
百松橋を渡ると広場があり、その先に林道が続いています。
しかし、その林道のゲートが閉じられているのです。

 数年前から必要のない林道のゲートは解放されているはずなのですが・・・?
とりあえず手前の広場に車を止めることにしましたが、念のためと思いゲートを見に行くと、何とゲートは閉じられているものの鍵は掛けられていません。
ゲートを開けて、林道に入ります。

 しばらく走ると「神威岳登山口」と書かれた標識があります。
でも、その先へ林道は続いています。
今回は、はいれるところまで林道を走ることにして車を走らせます。

 林道が分岐している所へ来ました。
ここは、左に曲がり「烏帽子林道」へ進みます。
ほどなく車を数台止められる広場に着きます。
   
    車はこの広場に止めます。

 登山準備をして7:55分出発します。
歩き出してすぐに林道が沢を横切るのですが、増水により林道が崩れています。
   

 この先少し林道を歩いてからもう1本沢を渡ります。
   
   この沢の対岸は岩が露出しており滑るのでロープが固定されています。

 この沢を渡ると尾根に向かってジグを切って登ります。
尾根に出ると目の前に神威岳が見えました。
   
    やはり昨日の雨が雪になったのでしょう。山頂部は白くなっています。

尾根に出ると神威岳の山頂部に続く急な尾根に向かって笹原を歩きます。
   
    まじかに見える山頂部は登れるようには見えません。

 途中で烏帽子岳の山頂が見えましたが、やはり雪で真っ白です。
   

 急な尾根を喘ぎながら登るとやはり雪が積もっています。
その雪を踏みしめながら神威岳の山頂に到着です。

 9:40分、うっすらと雪が積もった山頂です。
   

 ここからは、定山渓天狗岳や余市岳が目の前に見えます。
    

   
   すぐ横には百松岳の南峰が見えています。

 その左手奥に見えるのは、手稲山です。
    

山頂は風がないので一休みします。
そして、いったんすこし下って烏帽子岳へ向かいます。
この烏帽子岳へのやせ尾根は急なうえに雪が少し積もっているので慎重に下ります。
下り終えると今度は雪が積もって登山道が隠れた斜面を登ります。

 この登りには気を使いました。
登山道を外れると笹や低い灌木があるので足元が滑ります。
登山道を外さないように慎重に歩きます。

 急登を登り終え山頂に続くなだらかな尾根に出ますが、この尾根も登山道に降った雪が邪魔をして足元が不安です。
周りをよく見て登山道を踏み外さないように歩きます。
 
 11:10分、烏帽子岳の山頂に到着です。
   
   登山標識があるだけの山頂です。

 ここから見る神威岳は下に見えるのです。
   

 烏帽子岳の山頂部は何もないので写真を撮ると直ちに下山します。
この下山も雪で登山道が滑るので慎重に下ります。
神威岳への分岐まで登り返し、少し雪が解けて滑り安くなった登山道を下ります。

 慎重に下ったのですが、私もmocoさんも滑って尻もちをついてしまいました。
そんなこんなですが、無事に下山することができました。

 13:25分、車に戻ってほっと一息です。

 帰りがけは、冷たくなった体を小金湯の温泉(松の湯)で温めます。
小金湯の露天風呂からは目の前の山が紅葉の真っ盛り!!
綺麗な景色を見ながらの温泉は、本当に癒されます。


黄金山(浜益)に紅葉を求めて!

2013-10-29 20:24:41 | 札幌近郊の山
 札幌近郊の山々もめっきり色づいてきた今日この頃です。
週末の天気予報は余り良くないのですが、mocoさんから10月26日土曜日と28日の月曜日にどこかへ行かないか?とのお誘いがありました。

この時期は、雨の予報であっても山はミゾレや雪になることが多いので行き先が難しいのです。
mocoさんの希望も聞いてまだ登ったことのない黄金山と神威岳をチョイスしました。
さらに天気予報を見ながら余り良くない天気の土曜日は黄金山、月曜日は神威岳と隣にある烏帽子岳を登ることにしました。

 10月26日(土)

 札幌市の北部に住んでいるmocoさんをピックアップして、一路、浜益にある黄金山の登山口に向かいます。
空はドンヨリとした曇り空です。
台風28号は、温帯低気圧になって北海道の南部を東へ向かって進んでます。
しかし、西高東低の気圧配置から北西の冷たい風が吹き込むとの予報もあり油断のできない天気です。

   
   登山口へ向かって走っている時に見える黄金山です。
   小さな山ですが、堂々とした山容です。

 8:20分、登山口に着きました。
   
   登山口には駐車場が整備されており立派なトイレもあります。

 登山口に着いた時、若いカップルが登山準備をしていました。
その人達より一足お先に出発します。

 15分ほど歩くと新道と旧道の分岐に着きます。
   
   ここは、左手の旧道へ入ります。

 旧道を歩いても新道を歩いても山頂までの時間はそう変わらないのですが、旧道の方が岩場ありの登山道で降るより登る方が易しいのです。
そんなことで、今回はmocoさんが初めての山ということもあって旧道を登り新道を降ることにしていたのです。

 旧道の笹原は綺麗に刈り払われています。
   

   
    笹原から見えた山頂です。

 笹原が終わり、森林になってくると道は急に狭い尾根を登るようになります。
そしてドンドン傾斜が増していきます。
固定ザイルがあちこちに出てくると旧道の核心部が始まります。
一番の難所がトラバースするところです。
   
    ここはザイルが張られていますが、余り当てにはならず、慎重に足を運ぶ必要があります。

   
    上を見ると山頂部へ続く岩が覆い被さっているように見えます。

 このトラバースを終えると新道と合流します。
しかし、さらに岩尾根の登りが続きます。
ドンドン高度が上がります。

着いたところが山頂手前の岩峰です。
   
    (この写真は山頂から写しました。)

 すぐ先に山頂が見えています。
   
   しかし、山頂までは一旦降らなければなりません。
それほどの高度ではないのですが、落ちると命はないような急斜面ですので慎重に降ります。
そして登り返すと山頂です。
   

 9:30分、山頂です。
両側はスパッと切れ落ちています。
高度感タップリの山頂です。
風が冷たいので茂みの中に身体を隠して休みます。
山頂まで1時間20分ほどで登りました。

 山裾はすっかり紅葉しています。
   
 
 すぐ横には、幌天狗、群別岳、奥富府岳などが見えています。
   

そして紅葉は海へと続いています。
   

 天気が良ければ赤や黄色の葉が輝いて綺麗だと思うのですが、今日はドンヨリとした曇り空です。
それでも、この紅葉は目を見張らせるものがあります。

 身体が冷えてくるので下山します。
降りは新道を降りますが、わずか40分で登山口へ着きました。

   
    途中の森で紅葉した樹を写したものです。


 冷たく冷えた身体には温泉が一番です。
この黄金山登山には、登山口からわずか5分~10分ほどの所に浜益温泉があります。
この温泉に入り、さらに露天風呂から紅葉を楽しみます。

 贅沢な一日でした!!


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   浜益温泉にはこの付近の山に詳しい方がフロントにいます。
  登山口や登山ルートなど分からないことがあれば遠慮なく
  訪ねてくださいとのことでした。

また、また、漁沢!

2013-08-23 19:55:59 | 札幌近郊の山
 昨日(8月22日)、漁沢で沢登りに必要な懸垂下降などを勉強しに行って来ました。

 いつも一緒に山へ登っているSz氏の同僚Kzさんに懸垂下降の支点の取り方や懸垂下降の仕方などを教えるというので一緒に行って来ました。

 今回は漁沢と平行している林道を使って上流部へ真っ直ぐ入ります。
標高600m辺りまで入ることができます。
そこには広い広場があり駐車場として十分な広さがあります。
   

 しかし、途中の林道に雨水が入り込み林道の中央部に沢水が流れた溝があるためちょっと手前の駐車帯へ車を止めます。
この溝も四駆の車なら走っていけるでしょう。
そこから15分ほど歩いたところに広場があり、さらに細い登山道を10分ほど歩くと沢に出ることができます。

 30分ほど沢を登ると小さな滝があります。
今日は、この滝を使って懸垂下降の練習をします。

 Kzさんの懸垂下降です。
   

   

   

   

 落ち着いて一歩一歩下降しています。

 この滝でしばらく遊んだ後はSz氏が用意してくれたインスタントラーメンを食べます。
行者ニンニク、ニンニク、ハム入りの豪華なラーメンが冷たくなった身体を温かくしてくれます。

 2日ほど前から少し涼しさが感じられるようになった札幌ですが、ここの涼しさは格別です。

 滝で遊んでいると単独の人に2人組の人が登ってきました。
漁沢はなかなか人気のある沢のようです。

 お腹も一杯になったところで下山します。

 今日はさらっと沢に登り、滝で遊んだ1日でした。
ここまで札幌市内から小1時間で来ることができます。


涼を求めて漁沢へ!

2013-08-06 09:22:31 | 札幌近郊の山
 今年の夏は北海道も暑い日が多く感じます。
 そんなことで、札幌近郊にある漁岳へ行って来ました。
漁岳は夏道がありません。
しかし、漁沢という沢を登って山頂へ行くことができます。

 漁沢はシーズン始めに沢登りの訓練によく使われる沢として有名です。
私は行ったことがないのでSz氏と2人で行ってみることにしました。

 漁沢は札幌から支笏湖方面に向かって走ります。
市内から小1時間もかからず、アプローチが容易なのが良いところです。

 8月3日(土)

 朝7時にSz氏をピックアップ、入渓点へ向かいます。
今日は林道を少し入ったところから入渓することとして、砂防ダムがある下の部分はカットします。

  
   林道の途中に車を駐車します。

 適当な場所から沢に降りたのですが、枝沢のようなので、一旦、林道へ登り返して少し降ります。

 8:15分、沢の流れが見えてきたので沢に向かって降ります。

 しかし、この草付きの斜面が、結構面倒でした。
あと5~6mというところで足を滑らせて落ちてしまいました。
幸いに怪我もなく腰まで濡れた程度で済んだのが幸いでした。
   

 ここからは、快適な沢歩きを楽しみます。
天気はどんよりとした曇り空です。
沢水は冷たく気持ちいいのですが、ちょっと寒いのでドンドン歩きます。
   
   こんなところやナメをドンドン進みます。
   

   天気がいいと気持ちよく歩けるのですが、あいにくの天気です。
   

 8:50分、前方に滝が見えてきます。
   
    4~5mの堂々とした滝です。

 さて、どこから登ろうかと思って良く見ると滝の左手の岸壁にザイルが下がっています。
しかし、右手から登れそうですので私達は右手の岸壁を登ることにしました。
慎重に足場を捜して水際を登ります。

漁沢F1を登る!
     

 次に大きなお釜を持った滝が現れます。
この滝も左岸を登ります。
   
 ちょっと微妙にヘツリます。
   

 横からは枝沢が多岐となって流れ込んでいます。
   

 快調に遡上していると沢が二股になっています。
   

 そこから少し登ると林道への取り付きでした。
9:30分、ここで休憩を取ります。

 私達は、この沢は初めて登ります。
水量が多いように気がしますが、どうなのでしょうか?

 この上も快適な沢登りが続きます。
   
 上の二股です。
  
   
    こんな滝や、下のような滝も登ります。
   

   
 大分水量が細くなってきましたが、まだまだ滝が続きます。
   
   この滝は水線を跨いで登ります。

 やがて、水が涸れ、岩がゴロゴロした涸沢となります。
辺りは笹原で根曲がり竹が行く手を遮ります。

 二筋の細い沢が平行しています。
私達は左の沢を登りましたが、これが間違いでした。
程なく沢見が消えて笹原の斜面となりました。

この斜面をドンドン登ったのですが、登るに従って斜面は急になり、おまけに笹の密度が半端ないほど込んできます。
両手で笹を左右に振り分け、さらに上の笹を掴んで腕力頼りに登ります。
しかし、足元が決まらず笹の上を滑り落ちるのです。

この笹と格闘すること1時間半、途中で心が折れ掛けたほど困難な登りが続きます。
沢靴のフェルト底が沢の枝で滑るのにはほとほと参ってしまいました。
腕力をフルに使って登り、足の置き場がないほど笹にも負けずに頑張りますが、さすがに疲れて「戻りましょう!」という声を出しそうになります。

 12:40分、わずか300mほどの斜面に1時間半ほど掛けてやっと山頂へ着くことができました。
   
 山頂は陽が当たり暑くなってきました。

 私はハイ松の木陰に横たわり一息つきます。
水分を補給して食事も取ります。
まさに疲労困憊の状況でした。
「日高の藪漕ぎだってこんなに疲れはしなかった!」と思いながら深呼吸するのがやっとでした。

 この山頂からは、目の下にオコタンペ湖や支笏湖が見えるはずなのですが・・・
   
 今日は厚い雲に隠されています。

 13:30分、身体の疲れの少し取れてきたので下山します。
下山路はしっかり確認して降ります。
最初の笹原は思った以上にしっかりした登山道となっています。
15分も降ると間違った場所に到着です。
次回のために間違った場所をよく確認しておきます。

 後はドンドン降るだけです。

 14:50分、林道への取り付き点に到着です。
   
 沢の中にはケルンも積んであり、ピンクテープも沢山あるので間違えようがありません。

      
ここでゆっくり休憩して林道へ進みます。

 林道の最終点には広場があります。
ここから沢に入る手もあります。

 車まで20分ほどで到着。
山頂下の笹で苦労しましたが、沢は楽しめました!

こんな沢がすぐ近くにある札幌は恵まれていますね。