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井の中の蛙、カイラス山巡礼に挑む!

夢のカイラス巡礼を終え、登山を再開しました。山岳信仰の延長上に四国遍路、カイラス山巡礼があり、原点の登山に戻ります。

2016年2月20日・二度目の尻別岳

2016-03-14 08:48:34 | 札幌近郊の山
前回の尻別岳は天気が悪く視界もない有様でした。
そこで、再度、尻別岳を滑ろうと計画していたのですが、何と前日は低気圧が接近した影響で全道的に気温が上がり雨が降るような天気でした。
これでスキーを滑ることが出来るのか?と危惧しながら留寿都村の道の駅に集合します。

 2月20日(土曜日)

 登山口で尻別岳を見ると手前に見える山の斜面に雪崩た跡がクッキリと残っています。
   
    正面に見える開放斜面が雪崩れています。

   
    この場所は駐車場がないので路駐します。

   
    後ろにはクッキリと羊蹄山が見えています。

 さて天気はいいと心配なのは雪の状態です。
車を止めた場所で確認したところ雨が降った影響はないようです。
これは期待してもいいようです。

 登山準備をすませ9:00分ちょうどに出発です。
   
   まずは、林道を歩きます。

 20分ほど歩くと雪崩事故の啓発標識があります。
   
   この標識にある雪崩事故は、2010年1月に発生したものです。
ガイドツァーの一行9人のうち1人が雪崩れに巻き込まれ死亡したという事故です。

 林を抜けると一気に視界が開けます。
そして目の前に見えている斜面が雪崩を発生させた斜面です。
   

 私達は、右手に見える林の際を登ります。
   
   この林の中は雪もよく、斜度もありなかなかの斜面です。

 さあ、10:15分、やっと稜線に到着です。
   

   
   稜線を見ると前回は左側に雪庇が発達していたのですが、今日は南風の影響を受け右側に雪庇が発達しています。

 はやる気持ちを抑えてシールを外し、滑降の準備をします。
   

   
   目の下にはルスッツのスキー場が見えています。

 さあ、これからが楽しい時間です。
まずは林の中に滑り込み、開放斜面へ飛び出します。
雪崩を誘発しないために上部の斜面には足を入れないようにします。
ちょっと重めではありますが、パウダーを舞い上げながら気持ちよくシュプールを刻みます。

   
   気持ちよく1本目を滑り、登り返します。
 
 稜線までトレースを辿ります。
約30分で稜線に到着。
2本目は、開放斜面のトレースの無いところをねらって滑ります。
   
   下から斜面を見上げシュプールを確認します。
みんなの顔を見ると笑顔が溢れています。

 気持ちのいい2本を滑り、満足な1日でした。

 滑降の様子は、動画でお楽しみ下さい。 

なお、尻別岳には至る所に海保斜面がありますが、この斜面以外でも雪崩事故が発生しています。
くれぐれも事故の無いよう慎重に斜面を選んで楽しんでください。


2016年2月20日・二度目の尻別岳

2016年2月17日・二度目の朝里岳

2016-03-11 09:55:45 | 札幌近郊の山
 今シーズン2度目となる朝里岳へ出かけてきました。

 2月17日(水曜日)

 この日も天気が良くありません。
札幌国際スキー場のゴンドラ山頂駅に着きましたが、山頂方面は風がゴー、ゴーと吹いています。
そんなことで、ゴンドラの山頂駅横から沢に向かって滑り降ります。

 今日は風を避けて朝里岳沢の合流点辺りまで滑り込み、そこから登り返していつもの斜面を滑ろうという算段です。
狭く急な沢を滑り降ります。
沢の所々に口が開いているところがあり、落ちないように慎重に滑ります。

 沢底に着いたので登り返します。
視界があまりないので目的の尾根に着いたかどうか確認しながら慎重に登ります。
尾根が狭くなった辺りでやっと目的の尾根であることを確認します。

 さあ、ここからは激パフの斜面が待っていました。
登り返して3本滑り、軽く膝が埋まるほどのパウダーを堪能しました。
この斜面を滑ったのは私たち3人だけです。
貸し切り状態で思いっきり楽しみました。

 その様子は、動画でご覧ください。


      2016年2月17日・朝里岳


 札幌市内から車で1時間、そんな近くでこんなにいい雪を楽しめるのは札幌だけかもしれません。
最近は規制の厳しいニセコから流れてきている外国人の姿も目に付きます。
事故なく楽しみたいものです。

大黒山(仁木町)を滑る!

2016-02-26 10:13:38 | 札幌近郊の山
 ピオレのお姉さま方に誘われて仁木町にある大黒山(724m)を滑ってきました。
札幌近郊と言うには少し遠いのですが、NHKの朝ドラ「マッサン」で有名になった余市町の隣が仁木町と言えばおおよその場所が分かると思います。

 今回は、余市町在住の方達の案内ですので大船に乗った気持ちで参加させてもらいました。

 2月11日(木曜日)

 まずは余市町の道の駅に集合します。
そこから大黒山の登山口へ向かいます。
仁木町は余市町とほとんど地続きの町ですので、ほどなく、登山口に到着です。
   
   駐車できる場所は除雪してありますが、5台も止まれば一杯になってしまいます。

 9:05分、まずは沢沿いにドンドン登ります。
   

 今日は天気がいいのでハイクしていても気持ちよく歩けます。
先行者のトレースを使わせてもらいます。
沢沿いに詰めて、ノーマルルートの少し奥へ向かい北東尾根を登ります。
その前に少し休憩を取ります。
   
   沢の中にもやっと陽が差してきました。

 北東尾根は、適当な傾斜の尾根で林の中です。
この尾根を滑っても気持ちいいかな、と思いながら登ります。

 大黒山の山頂北東にあるこぶ山に到着、ここでも少し休みます。
   
   
 少し離れたところに塩谷丸山が見えています。
   

   

 遠くには余市の町と日本海が見えています。
   

 休憩後は、コブ山の腹を回り込むと、ほどなく、大黒山の山頂でした。
11:45分、無事に山頂に到着です。
今日は、私達以外に札幌から来た4名のグループとガイドツァーの6名ほどのグループが山頂でバッティングです。
   

ゆっくり休んで記念写真も写してもらいます。
   

 さて、ゆっくり休んだので山頂から南側の斜面に向かって1本滑ります。
   
   この斜面は、日差しにより雪の表面が融けてベタベタしています。
   あまりいい雪ではありませんでした。

 この南面を登り返して隣にあるえびす山(723m)のコルまで登ります。
このコルから北斜面に向かって1本滑ります。
この斜面の雪はいい雪でした。

 登り返しは、えびす山から滑り降り、大黒山へ登ってきたトレースを使わしてもらいます。
さらに、北東にあるコブ山まで移動して、ここから沢に向かって滑ります。
この斜面は、大黒山山頂から大きく開放されている斜面の一部なので雪崩の危険性があります。
最初の急斜面は林によって滑り、そこからは谷底向かって一気に滑ります。
ここの雪は最高でした。

 あとは、谷にあるトレースまで降り、トレースを辿って登山口へ帰ります。
全部で3本滑りましたが、2本は本当にいい雪を滑ることが出来ました。
大黒山は、赤井川カルデラの外輪山を形成している山の一つです。
遠くにはキロロの長峰コースがくっきりと見えています。

 満足な1日を過ごさせてくれた地元の方達に感謝です!!

    
    最後に地図を貼り付けておきますので参考にしてください。
    赤い線が登山ルート、青い線で囲まれた所が滑った場所です。
 

2016.1.9.朝里岳沢へ滑る!

2016-01-11 21:51:25 | 札幌近郊の山
新春3回目は、ピオレ山の会の皆さんと一緒にホームグランドとなっている朝里岳の1117m尾根から朝里岳沢に向かって滑り込む斜面を案内して来ました。

 しかし、天気の具合が今一つなのです。
ゴンドラの山頂駅へ着きましたが、朝里岳の山頂方面を見ると風が強く視界もあまりありません。
ガイド付きのグループが山頂方向へ向かって歩いていきます。
私達は、山頂方向へ向かわず、ゴンドラの山頂駅から沢に向かって滑り降り、そこから朝里岳の山頂の下を虎バース気味に歩き1117mの尾根を目指します。
   
地図上の青いラインが通常のルートとして歩いています。
   赤いラインが今回歩いたルートです。

 今回歩いてみて感じたのですが、このルートは以外と平坦な感じで歩けました。
そして、林の中でもあり風の影響をあまり受けないのです。

   

   

   
       途中の林の中で休憩を取ります。

 1117mの尾根に近づいてきた時、何とガイドグループと鉢合わせしました。
ということは、山頂を回ってきたルートとほとんど同じ時間で目的の場所に着いたことになります。 
ガイドさんグループは、1117mの手前で休んでいましたが、私達は尾根の先端部へ進みます。

 さあ、ここからはパウダーを楽しむ時間です。
楽しんでいる様子は動画をごらん下さい。

2016.1.9.朝里岳沢へ滑る!


 この斜面の雪質は最高でした!!
羊蹄山と同じ膝が埋まるぐらいの軽い雪が積もっているのです。
皆さんにも充分に楽しんでもらえたと思います。

 また来たい斜面です!!

2016年シーズン最初の雪山・奥手稲山へ!

2015-12-29 21:37:00 | 札幌近郊の山
 2016年シーズン最初の雪山へ出かけてきました。
今年の冬は雪が少なく、札幌近郊のスキー場もなかなかオープンできない日が続いていました。
やっとオープンできたものの暖かい日が続き、札幌市内はせっかく降った雪が融けてしまいました。
その後まもなく30センチの雪が降り近郊の山もやっと雪山になってきたのです。

 そんな中、数日前から本格的な寒波が押し寄せ、札幌でも日中の気温がマイナスとなる真冬日を迎えるようになりました。
気温が下がり小雪がチラチラする中、今シーズンのスタートは奥手稲山としました。
この山は札幌近郊にあり、手稲山から稜線で繋がる山なのですが、とても地味な山です。
スタートとなる登山口は、札幌国際スキー場から1キロほど定山渓側に下ったところにあります。

 12月28日(月曜日)

 今回は、お友達3人と出かけてきました。
Sz氏に、Omさん、Mocoさんです。

 登山口に8時30分集合としたのですが、Mocoさんの到着が遅れています。
数日前から降った雪のせいで市内の道路は滑り、混雑しているのです。
8時45分、Mocoさん登場、早速、登山準備をします。

 さて、私たちがこの登山口についたとき車が1台止まっていました。
スノーシューで登山準備をしているのですが、なかなか出発しません。
「どうしたんだろうね!」と話しながらMocoさんを待っていたのです。
その人もやっと出発、私たちも登山準備ができたので9:10分出発です。

   
   小雪がチラチラしているものの風は吹いていません。

 先行したスノーシューの人を追いかけます。
雪の深さが膝下ほどあります。
これではスノーシューで歩くのは大変です。
10分ほど歩くと追いついてしまいました。

 追い抜くときに、トレースのお礼を言って行き先を聞くと「つげ山まで」といいます。
それでは先を歩きますと言って私たちが先行します。
これで、スノーシューの人もつげ山の取り付きまで少しは楽ができるはずです。

 単調な林道歩きが続きます。
この山に登ったことがあるのは私だけで一緒に登る3人は初めての山になります。
1時間ほど歩いたところで休憩を取ります。
時折、雪が止み、空が明るくなってきます。
天気は回復か?と思わせながら小雪がチラチラしてきます。

 雪が深いので交代でラッセルをします。
皆さん慣れているのでスムーズに交代しながら、久しぶりに会う人もいるので会話が弾みます。
林道の左側にある尾根に乗らなければいけません。
その地点を慎重に見極めながら歩きます。

 784mのコブ山辺りから急斜面を登り尾根を目指します。
雪が深いのでラッセルが大変です。
それを4人で交代しながら登ります。
20分ほどで尾根上に到達、しかしここからが大変です。
尾根が広いため方向を定めるのが大変なのです。

 途中で私が山頂へ向かって進んでいる方向とGPSが指し示す方向にズレがあるといいます。
4人で協議の結果、少し沢沿いにコースを取りそのまま浮くに向かった進むことにします。
そうしてどんどんラッセルしながら歩きます。

 右にある沢に向かって降ろうとしましたが、その前にGPSをチェックしました。
すると今まで右手に進まなければいけないと思っていたのですが、GPSが示す山頂の方向が左手に変わっているのです。
ここで、方向を変えて左手に向かって登ります。
そのまま交代しながらラッセルしていきます。

 13:5分、やっと山頂に着くことができました。
   
    
   

   初めて踏む山頂は、時折、強い風が吹き抜ける場所です。
山頂を楽しむ余裕もなくスキーのシールを外し滑走準備をします。
軽くお腹の中に軽食を詰め込みます。

 ここからはトレースを外さないように滑ります。
平坦に近い林の中は方向感覚を麻痺させるものがあるからです。

 平坦そうに見えても微妙な起伏があります。
結局、2度ほどシールを貼り、何とか林道まで滑り降りることができました。
ここからは単調な滑り&歩きが続きます。

 先行者が3センチほど積もった雪を踏みしめると後から歩く人のスキーが滑るのです。
先行者を犠牲にしてドンドン歩きます。

 15:30分、やっと登山口まで戻ってきました。
ほとんど1日中歩き通しでしたので疲れました。
身体も冷え切っています。

 車には10センチほどの雪が降り積もっています。
皆さんの顔には笑顔があります。
シーズン初めとしては大変なスキー登山でしたが、満足していただいたようです。


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  皆様には、私のつたないブログにこの1年お付き合いをいただきありがとうございます。

  今年は、5年越しで取り組んできた日高全山縦走を達成することができました。
 また、加藤文太郎さんの足跡を訪ねて、彼がトレーニングで歩いていた六甲山の全山縦走も
 体験できました。
 さらに、夏には北アルプスを裏銀座から後立山連峰の縦走も成し遂げることができた
 充実の1年でした。

  来年は、南アルプスの縦走を考えています。
 その先には大峯奥駆道の縦走も成し遂げたいと考えています。

  皆様にとって、来年もより良き年であることを祈っています。


手稲山へ登行練習に・・・

2015-12-20 21:16:48 | 札幌近郊の山
 今月は大雪山・黒岳へスキーに行くことになっています。
22日の予定なのですが、その前にスキーにシールを貼って斜面を登る練習をしようということになりました。
Omさんからの要望なのですが、近くの山でいいといいます。

 札幌は11月に40センチを超える積雪があったのですが、それ以後の暖気ですべて融けたしまいました。
しかし、近郊のスキー場は雪が残っているのでオープンしています。
手稲山もスキー場はオープンしているのですが、例年に比べると雪が少ないのです。


 最初の予定では、今は使われていない千尺コースを登ろうかということでしたが、ここには雪がないのです。
しかも、「鹿駆除地域・立入禁止」の張り紙があります。
これではここを使うことはできません。

 そんなことで山頂に近い方が雪が残っているということで、パラダイスヒュッテから上に向かって登ることにしました。

 12月14日(月曜日)

 9:30分、パラダイスヒュッテの手前にある駐車場から出発します。
   
   ここから西に向かって林道があります。
   幸いに雪はあります。

 5分ほど歩くと白樺林の中に立派な山小屋が見えてきます。
   
   この山小屋は、北海道大学が所有しています。
   一般の人達も週末は利用することができます。

 どんどん林道を歩きます。
20分ほど歩いたところから左手に向かって登ります。
   

 ここから登りだしてすぐです。
スノーシューの足跡の横に手の平ほどの大きさの足跡があります。
よく見ると雪に付いている足跡には先に爪が食い込んだような跡が見えるのです。
   
    どうやら熊さんの足跡のようです。

 札幌は、近郊の山に熊が住んでいます。
手稲山は奥の方が定山渓まで繋がる広大な山域となっています。
ここを根城にしている熊が時折里へ出てきてニュースとなるくらいなのです。

 熊さんと私たちの行く先は違いますので気にしないで歩きます。
高度が上がるに従って斜面がどんどん急になってきます。
そして見晴らしも良くなってきます。

   
   目の前には日本海の海が広がります。
   そして、水辺線近くには雪で真っ白になった暑寒別岳など増毛の山塊が見えています。

 稜線が間近になってきたのですが、傾斜が増しただけでなく雪面が堅くクラストしています。
おまけに雪が少ないため木の枝が雪から出ており進路を遮ります。
Omさんはスキーーアイゼンを付けたのですが、私は付けずに頑張ります。

 12:10分、苦労の末稜線まで登ってくることができました。
   
   目の前には手稲山の山頂部がまるで船の舳先のような岩盤の上に見えています。

 そして、遠くにはなんと噴煙を上げている樽前山が見えるではありませんか。  
   

 余市岳、恵庭岳、羊蹄山も山頂部がチョコっと顔を出しているではありませんか。
写真を写したり、汗をかいた身体を太陽の日差しで暖めます。

 さて、今回は登ってきたルートを降るわけにはいきません。
雪が少ないので灌木が邪魔になってスキーどころではないからです。
   
   山頂部の岩稜部の左手を登ります。

 この登りが一筋縄ではいかないのです。
岩の上から落ちる雪が堅く締まりおまけに急な部分があります。
身長にルートを選びなんとか越えることができました。
実はこの山頂部の下には札幌オリンピックが行われたときの男子大回転コースがあります。
そのため、この斜面をバックカントリースキーを楽しむために来る人達が沢山います。

 12:45分、旧ロープウェイ山頂駅の前でシールを外します。
ここまで来るとあとはテイネスキー場を降るだけです。
まずは、ロッジで一休みします。

 スキー場はガリガリの斜面です。
それを一気に降って今日の登行練習は終了です。

さあ、次は22日の黒岳です。
天気がいいことを祈るだけです。

   

2016年シーズン・初滑り!

2015-12-13 20:24:04 | 札幌近郊の山
 札幌は11月下旬に40センチを超える積雪があり、シーズンインを待ちかねていたスキー場が一斉にオープンしました。
その後、何回かの雨があり、札幌市内は降り積もった雪がすっかり融けてしまいました。
しかし、郊外のスキー場は、十分な積雪を確保していました。

 遅ればせながら12月12日の日曜日に孫達を連れて今シーズン初滑りへ出掛けてきました。
札幌国際スキー場へ行って来ましたが、積雪は十分なのですが日中の暖気と夜間の寒気によりコースはガリガリの状態です。
そのためスキーがやたら滑るのです。
孫達はこのガリガリ斜面に苦しめられ戦意消失気味です。
  
   
   まずは、やる気十分の孫達でした。

 本日の天気は晴れ、無風と最高の条件です。
   
   山の木々は霧氷と樹氷が青空に映えて綺麗です。

   

   
   遠くには日本海が見えます。

   

   

 午後からは雪面の表面が融けて滑りやすくなってきました。
孫達も昨年の感覚を思い出してきたのか、ガンガン滑ります。
結局、リフトを10本、最後はゴンドラに乗り山頂駅から1本滑って終了!

家路までの車の中では、爆睡し夢の中の孫達でした。

私もこれで滑る感覚を呼び戻したのでこの次からは山へ入ります。
まずは、22日に大雪山の黒岳を予定しています。



札幌近郊の山空沼岳で紅葉狩り!

2015-10-17 21:15:56 | 札幌近郊の山
 札幌近郊の山もすっかり色付いてきました。
そんな山をのんびり歩きたくて出かけてきました。

 10月12日(月曜日)

 この日は体育の日で休日です。
天気予報ではあまりよくないのですが、出かけてきました。
今回も恵庭岳を一緒に登ったOtさん、Ucさんのピオレ山の会さん他4人の方々と一緒です。

 8時15分に登山口に集合です。
すでに採石場の山側にある橋のたもとは駐車している車で一杯です。
採石場が稼働しているので邪魔になるような駐車はできません。
結局、林道を少し先へ入ったところに止めます。

 登山準備をして出発です。
林道を歩いていくとあちらこちらに駐車スペースがあります。
皆さんは最初から採石場の橋に止めているようです。

 林道の先で車が入らないようにピンクテープが張られています。
この場所にも車が5~6台は駐車できそうですが、誰も止めていません。
皆さん、駐車スペースは有効に使いましょう。

 実はこの林道も昨年秋のゲリラ豪雨で被害を受けています。
   
   ピンクテープの先は林道が無くなっていました。

   
   右手に沢の流れが見えるのですが、豪雨の時は歩いている場所も沢水が流れたようです。

   
   この場所は、林道が全く姿を消し岩盤が姿を現しています。
 
   
   この場所が元の駐車場です。
   ここは沢水の影響を受けず、以前のままです。
 
 登山口は沢が合流しています。
この場所にきれいに紅葉している木がありました。
   

   
   まずは沢を渡り対岸を登ります。
   ここも黄色く紅葉している木があり綺麗でした。

 沢を渡ると樹林の中の登山道を歩きます。
所々に倒木があり、写真の倒木は両手で幹を抱けないほど太い物でした。
   
   こんな木も風で倒れるのですから風速何メートルの風が吹いたのでしょうか?

   
   数カ所の倒木を越えたりしながら進みます。

   
   万計沼から流れ落ちる滝です。
この滝を登ると万計沼があり、そのほとりに万計山荘が建っています。

   
   万計沼ですが、紅葉は終わったようです。

   
    赤が少ないので地味目な紅葉です。

   
   この小屋が万計山荘です。
今回はこの山荘でUcさんが用意してくれたラーメンを食べる予定です。

 まずは山頂まで往復してから山荘で昼食を取ることにします。

 天気の具合が芳しくありません。
雲が厚くなりポツポツと雨が落ちてきます。
ここで雨具を着ます。

 やっと稜線にでます。
   
   ここから右手に進むと札幌岳へ行けます。
ここまで登ると山頂はもうすぐです。

   
   風の強くなってきた稜線を歩きます。
ハイ松が出てくるとほどなく山頂です。

   
   風の当たる山頂は寒いので記念写真を写すとすぐに下山します。

 風の当たらない分岐下で休みます。
ここでは私が用意した六花亭のプリンを食べて山荘へ急ぎます。


 山荘に着くとUcさんたち女性陣が昼食のラーメンを調理しています。
私は薪ストーブに火を付けて暖を取れるようにします。
お腹の中はラーメン、薪ストーブで汗をかいて濡れた身体を暖めます。
至福の時間ですね。

 山荘からの下山はアッという間です。
日が落ちる時間との競争でしたが、無事に日没前に降りることができました。

 今日も一日いい時間を過ごすことができました!!  


ちょっと早い秋を訪ねて恵庭岳へ!

2015-09-27 09:37:01 | 札幌近郊の山
 北アルプスから帰ってきて3週間が経ってしまいました。
この間、朝の散歩はしていたものの山からは遠ざかっていました。
これではいけないと思いUcさんに声をかけて恵庭岳に行って見ることにしました。
Otさんも参加して3人での登山となりました。

 恵庭岳にしたのには理由があります。
この山域には昨年秋にゲリラ豪雨が襲い、土石流で駐車場の辺りが流されたと言う情報がありました。
この状況を自分の目で確かめたいと思ったわけです。

  9月13日(日)

 Otさんを乗せてUcさんとは登山口で合流します。
登山口に来るとそこは工事中の標識があり、以前、駐車場だった雑木林はきれいに無くなっていました。
   

 9:05分、とりあえず車は道路脇に止めてスタートします。
登山道が全く見えなくなってしまっていますので、砂防ダム工事の為に作られた作業道を歩きます。
   

 すると砂防ダムが大きく欠けている物があります。
      いったいどれほどの岩がぶつかったのでしょうか?

 登山道がはっきりしないのですが、沢の上流に向かって左側を歩くと2mほど段差のある沢が見えてきます。
      この沢の上は以前の登山道です。

 この先の登山道はそれほど損傷を受けていません。
あとは雑木林の中を気持ちよく歩きます。
何度かの休憩をとりゆっくり登ります。
途中でパラパラと雨が落ちてきましたが、すぐに止んでしまいます。

 登りと降りに分離した登山道を登ると一気に見晴らしが良くなります。
   
   支笏湖がグリーン色に輝いています。

   
   噴気口からは相変わらずの蒸気と一緒にイオウの臭いが流れてきます。

 ここまで来ると急な登りは終わっていますが、さらに山頂を目指して登ります。
8合目を越えるとオコタンペ湖が見えてきます。
   
   この冬にはこの湖面を歩いたことが思い出されます。

 最後の岩場を登ると山頂です。
   
   このルンゼを登り右手を一登りすると山頂です。(上から見ています)

 12:15分、山頂に到着です。
       さんちょうにの手前にあった岩が崩れて無くなっています。

 恵庭岳の山頂部は、溶岩ドームです。
雪や雨水の浸食のよってどんどん姿を変えています。
岩にも大きな亀裂や隙間があり、注意を要します。
   

 さて、山頂にいるとどんどん雲が動き支笏湖の湖面が見えてきます。
   

   

   

 雲と太陽が作り出し、風に吹かれて波立つ湖面が本当にきれいです。
言葉がいらない光景をただただ眺めていました。

 下山はアッという間です。
しかし、登路と下山路を分けてある所の下山路は表土が流されており、降るときには注意が必要です。
あともう1点、5合目辺りの雑木林で1カ所だけ右に曲がらねばいけないところを何となく直進しそうな場所があります。
ここは少し進んだ所で登山道が無くなりますので右へ戻らねばいけません。

 札幌から登山口まで小1時間で行ける山が恵庭岳です。
この山の紅葉はこれからです。
今週末から10月初めが見頃でしょうか。

 みなさん、ぜひ、登ってください!!


   

毒矢峰(どくやほう・885m)に登る!

2015-05-11 15:53:16 | 札幌近郊の山
 Ko氏に誘われて毒矢峰へ行って来ました。
この山は札幌50山にランクされていますが、夏道がありません。
そんなことでスキーで登るか残雪期にツボ足で登ることになります。

 5月1日(金曜日)

 登山口は定山渓から豊羽鉱山跡に向かいます。
天狗小屋の前に着くと数台の車が止まっています。
   
   登山準備をしていると定山渓天狗岳の林道から数人の人が戻ってきました。
手には段ボールの箱やスーパーの袋を持っています。
どうやら山菜取りの人達のようです。
話を聞くと行者ニンニクを取りに行ってきたようです。

 私達も登山準備が出来たので白井川の右股川に沿って延びる林道を歩きます。
林道の上の雪はすでに半分ほど融けています。
30分ほどで二股に着きます。
   
   この橋を渡ると林道が二手に分かれています。
左手に進み、直ぐ横から尾根に取り付きます。
ここからの登りがきつかった!

 急坂が続きます。
雪のあるところを探しながらドンドン登ります。
   
   Ko氏もガンガン登ってきます。
   その横には愛犬のミミちゃんが上に行ったり下に行ったり走り回っています。

 1時間ほど登ると上の方に青空が広がってきます。
やっと急坂を登り終えました。
あとは平坦になった尾根を奥へ向かって歩きます。

   
    左手に定山渓天狗岳が見えます。

 その横でたおやかな姿を見せているのが白井岳です。
   

 約2時間で毒矢峰の山頂に到着です。
   
 
 ここでゆっくり昼食を取ります。
この山は標高こそ低いものの急坂の登りがあり眺望もまあまあです。

 30分ほど休んでから下山します。
降りは雪の上を走るようにして降ります。
すると30分ほどで林道まで降ってしまいました。
あとは林道をゆっくり歩くだけです。

   
   林道のそこここに咲いているカタクリの花です。

      
   エゾエンゴサクの咲いています。

このほか、沢沿いにはエゾノリュウキンカも黄色い花を咲かせていました。

 帰り道、行者ニンニクを探しましたが、上手く見つけられませんでした。
私には山菜取りの才能がにようです。