12月になって、ある晴れた日のことですが、大船中学校の門前でサクラの木をスケッチする人を見かけました。
何をスケッチしているのかのぞいてみますと、大船中学校の校庭内にあった桜の老木をスケッチしているのです。
地面に大きな画板を敷き、スケッチブックではなく大きな画用紙を広げて、サクラの木の幹だけを描いています。
(スケッチする人1)

了解を取って写真を撮りました。
大船中学校は今年(2016年)の夏に新校舎と新体育館が完成しました。あわせて、校庭の一部を道路沿いに歩道を広げたので、サクラの木は道側に突っ立ています。
大船中学校新築完成の当時のブログ
(スケッチする人2)

(スケッチする人3)

このサクラの老木は、旧体育館の陰で、陽が差さない場所にあっててっぺんだけが陽が差すのか毎年きれいな桜の花を見せていた健気な老木です。新築の際は切られずに残されて今は歩道がわにあります。
(桜の老木1)

樹齢は60年以上でしょうが、幹は常に日陰だったのと、道路が近いせいか、サクラの木の肌が保てず黒くなっています。

今陽光を浴びて、若い女性がわざわざスケッチに来てくれるなど、桜の老木はいったいどう感じているのかとしみじみ思いました。