善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

鎌倉身辺雑記・空蝉考

2019年08月17日 | 鎌倉


#うつせみ
今年は、セミの数が少ないのか、セミ時雨にはほど遠い状況です。

台風一過でやや騒々しくなりましたが例年より少ない状況です。

梅雨明け宣言の前後に、何匹かのセミの抜け殻を発見し、その後数が増えて来ましたがセミそのもの個体は例年に比べて少ないようです。

(セミの抜け殻1)

当地では通常最初に羽化するのはニイニイ蝉です。

次が油蝉、つぎがミンミン蝉です。ヒグラシはやや遅く、ツクツク法師は秋のとば口に姿を見せます。
現状では、上記の全ての蝉が羽化しています。


蝉の抜け殻はいろいろな場所にあります。

蝉の幼虫が地中から出た場合、出た場所で羽化する草か木を選んで、体力が有るうちに登り始めなければならないという事情があるからででしょう。

登り始めたら途中で引き返すことは出来ないでしょうし、多少不安があっても、ある高さで羽化を開始するしかありません。

(セミの抜け殻2)


(セミの抜け殻3)


(セミの抜け殻4)


(セミの抜け殻5)


(セミの抜け殻6)

羽化したらかなりの時間をその場所で過ごし、十分気力が充実したら飛ぶのでしょうか。飛んでから樹液の有りそうな木を探し樹液を吸うのでしょう。

(羽化後の姿1)


(羽化後の姿2)

地上に出て勇姿を見せる確率はどの程度なのでしょうか?。

蝉をつかまえて虫籠に入れるなんてとんでも無いことです。
蝉の一生をつつがなく送らせてあげたいものです。