鎌倉に住む人にとって喜びの一つは建長寺と円覚寺で修行する僧坊の若い修行僧が季節ごとに托鉢する姿に接することが出来ることです。
年間数回あります。
そのときによって数人から十人程度になって各町内を巡り一人一人が個別に各家庭の玄関でお経を詠んでくれます。
朝、8時頃屋外で大声が響いてくると、家人が喜捨(お布施)をもって玄関から飛び出します。
(建長寺修行僧1)
喜捨に間に合うと、さらに功徳があるお経が続きます。間に合わない家庭では簡単なお経だけです。
(建長寺修行僧2)
修行僧の一団にはやや年齢を重ねたリーダーがいて、道筋を決め、一軒一軒の軒下にそれぞれ若い僧呂が張り付くよう目配せで差配します。
(建長寺修行僧3)
(建長寺修行僧4)
(建長寺修行僧5)
この修行僧の托鉢姿が季節の変わり目を感じさせてくれます。
(建長寺修行僧6)
編み笠を脱いだりすると青い坊主頭が見えます。素足に草鞋を履いた姿に感動を覚えます。