善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

山鹿温泉の旅・八千代座

2015年07月05日 | 温泉

(この旅は2014年4月に熊本県菊池温泉と山鹿温泉を旅した時の記録です)

八千代座は100年以上続く芝居小屋で、現存する古い芝居小屋を見事に保存した格好の例です。
ボランティアガイドさんに案内されて、舞台裏、奈落の底、土間席、二階の桟敷席などに移動し、親切な説明を受けました。

この日は公演はなく、県内の小学生が大勢集まり、土間の桟敷席に集まった後、回り舞台で歌を歌い、回る体験をしたりしていました。

(八千代座)

八千代座は第Ⅰ期として、明治43年の初夏に着工され、同年10月17日上棟式、年末に竣工したとのこと。
第Ⅱ期として、大正12年増築工事が完了したとのこと。
その後いろいろと変遷の結果、昭和62年市民の寄付を基に復興が始まり、八千代座組合が八千代座を山鹿市に寄付したとのこと。現状は大正期の姿に復元されています。

(八千代座2)

内部ツアーは舞台裏から始まります。ツアーガイドさんが興味を引くように上手に説明してくれます。

(八千代座の内部ツアー)


(舞台裏)

一方、舞台と土間の桟敷席では、小学生に対していろいろと説明しています。

(舞台では小学生に説明中)


(目を輝かせて聞く小学生)

奈落は、舞台下です。狭い急な階段で下ります。裸電球の照明だけです。

(奈落へ)

舞台が回るのは、下で、大きな回転軸を人力で棒を押すからです。

(廻り舞台の回転)


(回転を伝える太い棒)


(花道下)

重要文化財の指定書はさすがに立派な証書書でした。

(重要文化財指定書)


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