むずかしいお年頃

美容院の帰りに実家へ。

父が先日買ったセーターの袖が
やたらと細いらしく、
「おまえにやるわ」と茶色のメンズセーターをもらう。

「これはイタリア製やで」

それだけにしとけばいいのに、
「ユニ○ロとはちゃうで！」と一言。

それに対して、母とワタシが
「最後の一言はいらんのになぁー」と口をあわせると、
それが気に入らんかったのか、
不機嫌モードに突入。

いつもは歩いていく寿司屋に車で行くことになり、
駐車場に着くと、
運転手さんが乗ったままの高級車が二台。

父が停めようとする場所に、
ちょうど邪魔になるところに停めてはるのが、
これまた気に入らんようで、ブツブツ文句を言いながら、
「お前らさっさと降りんかいっ！」ととばっちり。

店に入る前には
「だから今日は来たくなかったんや」と駄々をこねる始末。

カウンターに座り、お店の方が「お飲み物は？」と注文をとりにきはったので、
（今日は車やから）「飲まれへんね」と確認すると、
「いらんこと言わんでえぇねんっ！」とぶち切れ。

母とワタシは「は？なんも悪いこと言ってないけど？？」とどん引き。

そのあとしばらく母と二人でしゃべっていると、
仲間に入れてもらえないことが気に入らんのか、
拗ねてはりました、父、78歳。