ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

久しぶりに父の話

2017-12-08 14:36:06 | 日記
用事があって妹に電話をかけた。

用件を話し終えて、妹と雑談をした。

妹が言った。
「ところで今朝、とても霊的な夢を見たの。ねぇ霊的な夢って、わりと朝方に見ない?」

そういうので「そういえば、そうかもね」と私は答えた。

三人姉弟の中で、長女の私とすぐ下の弟は子供の頃からいろいろな霊体験をしているのだが、末っ子の妹はそういった体験はほとんどない。

しかし、妹がすごいのは予知能力で、実は父と母の亡くなる月をもう何十年も前から予知していた。
それは妹が子供の頃から分かっていたことで、決まっていることだったそうだ。

妹によると、亡くなる年というのも分かるのだが、それは当たったら怖いので忘れるようにしているのだそうだ。

しかし、3月に母が、そして5月に父が亡くなるということは、やはり当たってしまった。
私も妹からずっと前にそのことを聞いていたので、今年の5月は父の容態がとても心配だった。

ちなみに妹は自分の亡くなる月も分かるのだが、それは絶対に当たらないと思い込むようにしているそうだ。

他にも他愛のないことでは、妹はこの先の角を曲がったら○○さんに会うとか、今、誰それから電話がくることが分かって、数分後には必ずその通りになる。

出会う前や電話が来る前に、もうすでに会ったり話したりしているイメージが、妹にはできているので、突然会ったり電話が来ても驚かず、やっぱりね、といった感じで応対できるので、たまに相手から「わかってたの?」と言われたこともあったとか。

これらのことは、事前にわかった所で特になにも良いことはなく、他人に言えば「変わった人」だとか「なにかの宗教に入っている?」と勘繰られるので、妹も家族以外の他人にこのような話をすることはない。

さて、妹が見た夢とは亡くなった父が出てくる夢だったそうだ。

夢の中で妹が実家にいると、父がいたそうだ。

父に会えた妹は嬉しくて、父の手を握りながら「おとうさん元気だった?向こうでお母さんには会えたの?」と聞いたところ、父は「一度会えたが、お母さんとはずっと一緒に居られないんだ。お母さんは別の場所で暮らしている」と答えたそうだ。

生きている時、仲良く一緒に暮らしていた者同士でも、向こうの世界では別々に暮らすと父は教えてくれたとか。
でもそれを父は寂しがるでもないようだったそうだ。

そして、さらに「お父さんは今どんな所にいるの?」と妹が聞くと、「こんなところだ」と言って、父が妹の脳内にパノラマの映像を見せてくれたそうだ。

そこは空が黄色がかった赤色で、長い雲が何本か筋のように浮かんでいた。
また太陽は雲に隠れているのか見えないが、暗いという感じではなかったという。

「そこはまるで夕方のような世界じゃなかった?」と私が聞くと、妹は「そうそう」と答えた。
(実は、私も同じような世界を見てきたことがある)

それから、妹が父に「仏前に供えているお花や供物はそっちに届いてる?」と聞いたところ、父は「届いているよ。花も見ている」と答えたのだが、「ちょっとお願いがある」と父が言ったそうだ。

「ご飯をもっとたくさん供えてくれないか?ご飯で家を作ったり服を作ったりするんだ」

そう父に言われて「ご飯で家や服を作るの?」と妹は不思議な気持ちになったが、「そういえば最近、仏壇にご飯をあげていなかったなぁ」と気づいたそうだ。

「お父さんがとてもリアルな現れ方で、もっとご飯をあげてくれと頼まれたから、今日はたくさんご飯を炊いて久しぶりにお供えしてきたわ」と妹は電話の向こうで言った。

妹の話を聞きながら、父の言った「ご飯」というのは米のご飯のことではなく、きっと「線香」のことだろうと思った。

お線香の煙が故人に届くと、それが故人の欲しいもの、例えば食べる物や家や洋服に変わると聞いたことがあり、私はそれが正しいだろうと思っている。

妹は実家のそばに住んでいるものの、毎日行ってお線香をあげるということはしていないし、長男である弟は多分していると思うのだが、毎日しているかどうかは分からない。

私は毎日の先祖供養で、3本目のお線香で父を思って手を合わせているが、まだまだ足りていないのかもしれない。

「お線香もあげてね」と妹にお願いすると「たくさんあげてくるから」と言った。

さ~て、私も毎朝、お線香をあげているが、年明け前までにもう一度、実家の掃除とお仏壇へお線香をあげに行ってこようと思っている。





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