ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

推し

2024-02-25 18:29:33 | 日記

友人と会った時「今の推しは何?」という話題になった。

友人の推しは、アーティストというものにはまったく疎い私でも知っているKポップのグループなのだという。

「昔はまったく興味がなかったけど、ファンだった友だちに誘われてコンサートに行ってから好きになったの。誘ってくれた友だちは、もうファンじゃなくなったから、今は一人でコンサートに行ってる。ペンライト振って観るコンサートはすっごく楽しいよ」

コンサートは年に一度、本州の大都市だけで開催されるので、そのために航空券とホテルを予約して行くそうだ。

友人によると車でも家でも、一人の時はずっと彼らの音楽を聴いているそうで、目をキラキラさせながら熱く語る姿がまぶしくてうらやましくなってしまった。

友人の推しの話が終わったところで「で、推しは?」と聞かれた。

「推しというほどじゃないけど、健康法みたいなのを試すのが好きかな」と答えた。

友人の熱さに比べたら、私の好きはまだ低温かもしれないが、過去から現在に至るまで試した健康法を披露したらウケてくれた。

特にシルクのふんどしを試した話は大ウケで、かなり興味を持ってくれたようだ。

ふんどしの話はまたいつか書くかもしれないが、友人はネットで調べていたので試してくれるかもしれない、、ふんどし。

ところで最近よく聞く「推し」

これは自分の好きな歌手やスポーツ選手など人物であることが多いそうだが、ペットや食べ物などなど、推しも多様化しているようだ。

「推し」とは、そのことを考えるだけで元気になるようなものだという。

そう言われてみれば、新しい健康法を見つけた時の喜びと湧き上がるパワーは、我ながらすごいものがあると思う。

それに関して調べまくる。そしていいかも、、と思ったらすぐに行動。

必要なものを取り寄せたり、買いに行って準備をするのだが、この時が最も楽しい時間で、思うに新しい健康法を試す前にすでに健康になっているような気がしている。

というわけで、一般的に推しがある人は無い人に比べて、人生が豊かに充足感があると感じる割合が高いそうで、一説には「推しには入浴や睡眠を超えるリカバリー力がある」という結果が出ているとか。

いつまでも興味を失わず、自分だけの「推し」を持つことが、人生を豊かに元気に生きる秘訣なのかもしれない。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

理解不能なこと

2024-02-19 17:16:56 | 日記

これで何度目だろう。

「アレは不思議だった。何だったのか」夫がまた何回目かの同じ話を始めた。

夫が同じ話を繰り返すのは、認知症疑いのせいではない。

説明のつかない不思議な現象にあうことなど、私と結婚するまで皆無だった夫が、今回2度目の不思議現象に出逢って、同じ話を繰り返すほどびっくりしたということだった。

と言っても不思議なことと言えば、これ以上の不思議な事は幾つもある為、今回のアレはさほど気にする様なことではないと思っていた。

でもあまりに夫が「不思議だ」とか「あなたと一緒にいると怖いわー」とか言うので、ちょっと書いてみようと思う。

アレが起こったのは数日前のことだった。

自宅で昼食を済ませてから夫と二人で食卓の椅子に並んで座り、ボーっと宙を見ながら(これは私だけ)、くつろいでいる時だった。

突然、部屋の中で「チーン」という音が鳴った。

それはまるでおりんを鳴らした時のような澄んだきれいな金属音だった。

一瞬の間があってから、私から「今、音鳴ったよね」と言うと「鳴った鳴った!どこで鳴ったんだ?この部屋にはあんな音が鳴るものなんて無いぞ」と夫がその音源を探してキョロキョロしている。

その金属音は外では無く、間違いなく夫と私が居るダイニングで聞こえた

それも背後のすぐ近くから聞こえたような気がして、私は席を立って何が鳴ったのかを探している時だった。

また「チーン」と金属音が鳴った。

今度は場所が移動して、背後ではなくて前方から聞こえてきた。

そして、それは一度目と同じく澄んだきれいな金属音だった。

夫はこの時、全身鳥肌が立っていたそうだが、私はもしもこれが科学で証明されない現象だとしても、悪いものだと思えなかったので特に怖いとは思っていなかった。

もしかすると先祖霊だったのかもと思ったりしていた。

実はこの日、私は昼食を食べながら、毎朝決まってする神棚へのお祀りと先祖供養をやったかどうかということをずっと考えていた。

やったような気もするし、やっていないような気もする、、、

夫より私の方が認知症気味だったりして、、と焦りながら必死に思い出した結果「やっぱりやったよね」という結論に至った。

それを話すと夫から「やったのを忘れるなんて、まだまだ信心が足りないね」と茶化されたが、心の中では「やっぱりやっていなかったかもしれない」という気持ちもあって、二度やってもいいから後でもう一度やろうと思っていた。

金属音が2回鳴ったのは、そんなことの後だったので、ご先祖さまか何かはわからないが、「やってないよ〜〜〜」と教えてくれたのかも知れないと思う(違うかもしれないが)

その後、やったかやっていなかったか記憶を辿って思い出したのは、やはり朝は、やっていなかったということで、遅くなってしまったが昼食後に行ったのは正しかった。

ではなぜ忘れたのかというと、普段お参りは家事がひと段落したタイミングで行うのだが、この日は家事が終わった時に夫がコーヒーを淹れてくれた。

せっかく淹れてくれたのだから、一口でも飲んでからお参りをしようと椅子に腰掛けてコーヒーを飲んでしまった。

そしてさらにコーヒーを飲みながら、いつもの習慣でネットを見始めたのがいけなかった。

ネットを見始めると時間を忘れて観てしまう。

気がついた時にはお参りのことをすっかり忘れていて、まだまだ信心が足りないねという夫の言葉通りだった。

誘惑にのって大切なことをすっかり忘れてしまうという童話があったような気もするが、まさにその通りのことをしていた。

私にとっては不思議な金属音のことより、こちらの方が気になっていたので、これ以降、コーヒーを飲む前に必ずお参りを終わらせることを決めた。

夫は理解不能な現象にまだ鳥肌を立てているようですが、、、(笑)

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

心のきれいな人

2024-02-14 16:40:30 | 日記

コロナ騒動以来、友人と会う機会がめっきり少なくなり淋しいなぁと思っていたら、ここへきて急激にお誘いが増えてきて、なんだかんだと忙しくも嬉しい毎日。

昨日は何年も会っていなかった友人と会うことになり、二人でなんと四時間半もぶっ通しでおしゃべりしてきた。

還暦前後から急に増えてくる健康の話はもちろんのこと、高齢になった親の話と夫子どもの話。

それから最近の推しの話まで話題は尽きることなく出てくる、出てくる。

長らく会っていなかった間の積もりすぎた話は、四時間半でもまだ足りないくらいだった。

友人の話でちょっと驚いたのが、彼女のご主人の話だった。

「うちの主人、やっと漁師になったの!」と嬉しそうに教えてくれた彼女の言葉に数年前のことを思い出した。

私と同じ歳(63)の彼女のご主人は、若い頃から漁師になるのが夢だったそうだ。

というのは、ご主人の父親が漁師で、父親の姿を見ていずれは自分も漁師になりたいと子どもの頃から思っていたのだが、漁師の父から反対されたのだという。

勉強ができた息子は漁師にはさせたくない。

大学に行って一流企業に入ってもらいたいという父の願いに従って、友人のご主人はその通りの道を進んできたのだが、50代になりあきらめていた漁師になる夢が大きくなってきたそうだ。

そして遂に会社を辞めてしまう。

妻は普通なら、、、いやもしかしたらだが、夫が会社を辞めると言ったら止めるのではないかと思う。

次の仕事のめどが立っているとかならば話は別だが、経験もないのに漁師になるというのは無謀ではないかと思うのだが、、、

しかし友人は違った。ご主人のやりたいことを応援したいと言っていた。

あれから10年近く。ご主人はすぐに漁師にはなれず、いろいろな仕事をしながら時を待っていたようだが、三年前に漁業権と船を買い、晴れて漁師になったそうだ。

「商品として獲ってるのはウニとアワビで、他の魚は自分たちの食料として獲っているかな。でもまだ新米でヘタだからあんまり獲れないの。昨年の総収入は50万円だよー」と明るく笑う友人。

漁業権や船のお金などを支払って、退職金はほぼ無くなったというが、友人からは暗さが微塵もない。

友人が、ご主人の漁師小屋だという写真を見せてくれた。

ご主人が自分でリフォームしたという小屋は、とてもおしゃれで居心地が良さそうだった。

ご主人に会ったことはないが、自分がやりたかった仕事を生き生きとやっているんだろうなぁと思う。

還暦過ぎてもあきらめずに自分の夢を叶えたご主人には、同年齢として勇気や元気をもらえた気がした。

そしてやっぱり偉いのはご主人を支えた友人で「あなたはよく頑張ってる。えらいえらい」と頭を撫ぜてあげたくなってしまった。

この友人は、会った後には必ず心が明るく洗われたような気持ちにさせてくれる人で、こんなに性格が良い人は珍しいのではないだろうかと思う。

ご主人の母と自分の母を引き取って介護し、ちょっぴり泣き言は漏らしても、彼女の口から悪口など聞いたことがない。もちろん他人の悪口も一切言わない。

心がきれいで優しくて、私が男だったら絶対に結婚して欲しいと思うのだが、それは不可能なので、いつも彼女みたいになりたいと思っている。

そして昨日友人と会って帰って来てからずっと、友人と会うといつもそうなるように、今もまだ私の心は喜んでいる。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

霊的遺伝子とは

2024-02-06 16:00:05 | 日記

一ヶ月ぶりに長男夫婦が孫を連れて遊びに来てくれた。

毎週のように長男夫婦から孫の写真や動画がたくさん送られてくるので、孫に会っていなくても会ったような気分になっていたが、実際に会うのと写真を見ているだけでは違った。

孫はとても人見知りなのだけど、先月会った時よりもっと人見知りが激しくなっていて、会った途端に泣き出してしまった。

泣き声がもう絶叫に近い、、、

送られてくる写真は笑顔ばかりなので「えっえっ、こんなに泣いちゃうの?」と新米ジジとババは大慌てだった。

しばらく泣いてから、今度は部屋の中や久しぶりに会った私と夫の顔をじーっと観察。

目が合うと泣いてしまうので、なるべく目を合わせないように素知らぬ顔をして、機嫌がなおった頃にそろそろいいかなぁと近づこうものなら、また火がついたように泣き出してしまう。

お嫁さん曰く、人見知りもそうだが(孫は)とても慎重で、新しいおもちゃでも、まずはじーっと観察して大丈夫だと分かってからじゃないと手を出さないのだとか。

人見知りをせず、面白そうなおもちゃがあれば、すぐに手に取った長男とは全然違うなぁと思ったら、実はお嫁さんが人見知りの慎重派で、幼い頃にそっくりと教えてくれたのは、お嫁さんのお母さんだった。

顔形だけじゃなくて、癖や性格まで受け継いでいるなんて面白い。

ところで「霊魂」と聞くと、どのようなものだと想像するだろうか。

なんだか恐ろしいものと思う方もいるかも知れない。

私はなんとなく肉体の中に入っている自分の本体のようなもの、肉体は無くなっても生き続けるものと思っていた。

ところが最近「霊魂」の本当の意味について、秋山眞人さんが書かれている本を読んだ。

本の内容をかいつまんで書きます。

初期の頃、英語で翻訳した人たちが、英語のスピリット(spirit)やソウル(soul)を霊魂と訳した時期がありました。

そのため霊魂を単純に精霊や霊と同じものだと考える向きも出てきましたが、これは間違いです。

霊魂とは「霊的な遺伝子の流れ」であり、肉体の遺伝子とは違います。

遺伝子に刻まれる実際の情報の手前にある霊的な情報で、先祖から子孫へと流れていく霊的な遺伝形質です。

私たちの細胞のなかに生きている守護霊や先祖霊がその仕組みを司っています。

「魂」という字の偏には「伝わる」という意味が込められていて、「目には見えないが、伝わっていくもの」ということを知っていた人たちが、この字を作りました。

日本の神道理論の基礎をつくった人たちは、こうした構造や仕組みをよく理解していたようです。 

私は自称健康オタクなのだけど、私が5歳の時に亡くなった父方の祖母が、健康オタクだったと、亡き母から聞いたことがあった。

5歳だったので祖母の記憶はほとんど無いが、健康オタクを自覚するようになった中年以降、もしかすると祖母とそっくりなことをしているのかもしれないと思った。

祖母から教えてもらった訳でもなく、見て覚えた訳でもないのに伝わっていることに遺伝子の不思議を感じ、これが霊的遺伝子のなせる技なのかと思う。

さてさて、果たして孫にはどんな遺伝子が伝わっているのだろうか。

楽しみのような怖いような(笑)

ところで長男夫婦が孫を連れて「部屋を探検する」遊びをしていた。

仏間に入ったところ、仏壇を見た孫が小さな手を合わせたことに驚いてしまった。

長男夫婦の家や祖父母の家に仏壇はなく、何度か連れて行った曽祖母の家で、曽祖母が仏壇に手を合わせている姿を見たことがあると、お嫁さんが教えてくれた。

いつものようにじーっと見ていて覚えたのかもしれない。

これは霊的遺伝子のなせる技ではないと思うが、先祖供養と神祀り大好きの新米ババにはとても嬉しい発見だった。

ご飯の前にもいただきますの手を合わせる孫の手。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする