しばらく前のことだが、次女ピーチから「風邪を引いたかもしれない。喉が痛くて微熱がある」と電話が来た。
「温かくして寝なさい。あとで病院に行って、帰りに食べられそうなもの多めに買っておいで」
とりあえず、そんなことくらいしか言えない。
ピーチは、家から離れた大学へ行っており一人暮らしをしている。
これまでも何度か風邪をひいたと電話が来たが、すぐに行ける距離ではないので、心配しつつもこまめに電話をかけて様子を聞くしかない。
しかし、今回の風邪はかなり重かったようで、熱は下がらないどころかどんどん高くなり、それと共に声がかすれ始めて、しまいには全く声が出なくなってしまった。
病院からもらった薬を飲んでも熱が続き、何日も声が出ないと言うので、今度は内科ではなく耳鼻咽喉科へ行ってみるようにと言った。
耳鼻科へ行ったピーチによると、気管がかなりの炎症を起こしていたそうで、もしかしたらインフルエンザだったのかもしれないと言われたそうだ。
インフルエンザの流行にはまだ早い時期だったので、最初の病院ではインフルエンザの検査をしなかったそうだ。
今やそれがインフルエンザだったのかどうかは不明だが、とりあえず、それからしばらくすると熱も下がり声も出るようになったと言うので安心した。
ピーチの声がやっと出始めて安心した頃、それと入れ替わるように、なんと今度はオカメインコのP太郎の声がかすれ始めた。
最初にそれに気づいたのは、用事で外泊していて久しぶりに家に戻った長男パインだった。
「あれっ、なんかP太郎の声かすれてない?」とパインに言われて、そういえばそうかも・・・と思った。
最近なんだかP太郎の鳴き声が小さくなったかなとは思っていたが、あまり気にしていなかった。
言われてみると、確かにP太郎の声がかすれているようだったし、P太郎の唄も聞いていない。
機嫌が良い時は、いつも音程の外れた鳩ぽっぽを唄っているのに、しばらく聞いていなかったことに気づいた。
そこで試しに口笛を吹いてみた。
いつものP太郎なら一緒に歌うはずだった。
一瞬、P太郎は歌い始めたのだが、声が出せないようで、かすかに小さな声を出した後はまったく歌わなくなってしまった。
「やっぱり声が出ないんだー!!(真っ青)
何が原因なのだろう?
ご飯はいつものように食べていると思うが、声が出ないって一体どういうことなの?」
こういう場合、ピーチの声が出ないより、P太郎の声が出ないということがずっとずっと心配でオロオロしてしまう。
小鳥は弱いので、ちょっとしたことでも命とりになる。
試しに「声が出ない。オカメインコ」などと検索をしてみると、病名が現れ、すぐに病院へとか、残念ながら昇天してしまったとか、かなり重い内容が書かれていた。
「すぐに病院へ連れて行くか?だけど、一人でP太郎を連れて行くのは無理だ。
誰かが一緒に車に乗って、できるだけ揺れないようにかごを押えてP太郎に声をかけてくれないと、P太郎はパニックを起こす。
下手すると、それで命を落とすかも・・・あ~だめだ、一人で病院へ連れて行くのはできない」
以上のようなことをひとり頭の中で呟いた結果、病院へは行かずにしばらく見守ることにした。
P太郎のかごのそばに座って、P太郎の様子を見ていると、私がずっとそばに居るのが嬉しいようで、P太郎はニコニコ笑いながら寄ってくる。
そして声をかけると、翼を少し広げて嬉しさを表す。
見ている限り、声が出ないと言うこと以外は、普段と様子はあまり変わらないようだった。
・・・が、鳥は具合の悪さを悟られないように、最後まで元気なふりをすると書いてあったので、まだまだ油断はできない。
そうこうして、P太郎の声が出ないという症状は一週間以上続いた。
その間、毎朝P太郎のかごに掛けている布を取る時は、祈るような気持だった。
「どうか生きていてください。間違っても、下に落ちて冷たくなっていないでください」
そう思いながら布を取り、そして生きているP太郎を見た時の嬉しさは、P太郎を飼って10年近くで、初めての気持ちだった。
その祈りが通じたのかどうなのか、なんと再びP太郎の声が出るようになった!
しばらくはまだかすれた声だったが、そのうち徐々に低音が出せるようになり、そして高音も出るようになった。
今はP太郎の18番「鳩ぽっぽ」も問題なく歌えるようになった。
本当に心配したが、元気になってよかったとホッとしている。
それにしても、P太郎が一番なついているピーチと同じ時期にP太郎の声も出なくなるとは、偶然かもしれないが、なんとなく不思議だったなぁと思う。
でも二人とも元気になってくれて、よかったよかった!!
ちょっと毛並みが乱れてますが、P太郎、元気です!
「温かくして寝なさい。あとで病院に行って、帰りに食べられそうなもの多めに買っておいで」
とりあえず、そんなことくらいしか言えない。
ピーチは、家から離れた大学へ行っており一人暮らしをしている。
これまでも何度か風邪をひいたと電話が来たが、すぐに行ける距離ではないので、心配しつつもこまめに電話をかけて様子を聞くしかない。
しかし、今回の風邪はかなり重かったようで、熱は下がらないどころかどんどん高くなり、それと共に声がかすれ始めて、しまいには全く声が出なくなってしまった。
病院からもらった薬を飲んでも熱が続き、何日も声が出ないと言うので、今度は内科ではなく耳鼻咽喉科へ行ってみるようにと言った。
耳鼻科へ行ったピーチによると、気管がかなりの炎症を起こしていたそうで、もしかしたらインフルエンザだったのかもしれないと言われたそうだ。
インフルエンザの流行にはまだ早い時期だったので、最初の病院ではインフルエンザの検査をしなかったそうだ。
今やそれがインフルエンザだったのかどうかは不明だが、とりあえず、それからしばらくすると熱も下がり声も出るようになったと言うので安心した。
ピーチの声がやっと出始めて安心した頃、それと入れ替わるように、なんと今度はオカメインコのP太郎の声がかすれ始めた。
最初にそれに気づいたのは、用事で外泊していて久しぶりに家に戻った長男パインだった。
「あれっ、なんかP太郎の声かすれてない?」とパインに言われて、そういえばそうかも・・・と思った。
最近なんだかP太郎の鳴き声が小さくなったかなとは思っていたが、あまり気にしていなかった。
言われてみると、確かにP太郎の声がかすれているようだったし、P太郎の唄も聞いていない。
機嫌が良い時は、いつも音程の外れた鳩ぽっぽを唄っているのに、しばらく聞いていなかったことに気づいた。
そこで試しに口笛を吹いてみた。
いつものP太郎なら一緒に歌うはずだった。
一瞬、P太郎は歌い始めたのだが、声が出せないようで、かすかに小さな声を出した後はまったく歌わなくなってしまった。
「やっぱり声が出ないんだー!!(真っ青)
何が原因なのだろう?
ご飯はいつものように食べていると思うが、声が出ないって一体どういうことなの?」
こういう場合、ピーチの声が出ないより、P太郎の声が出ないということがずっとずっと心配でオロオロしてしまう。
小鳥は弱いので、ちょっとしたことでも命とりになる。
試しに「声が出ない。オカメインコ」などと検索をしてみると、病名が現れ、すぐに病院へとか、残念ながら昇天してしまったとか、かなり重い内容が書かれていた。
「すぐに病院へ連れて行くか?だけど、一人でP太郎を連れて行くのは無理だ。
誰かが一緒に車に乗って、できるだけ揺れないようにかごを押えてP太郎に声をかけてくれないと、P太郎はパニックを起こす。
下手すると、それで命を落とすかも・・・あ~だめだ、一人で病院へ連れて行くのはできない」
以上のようなことをひとり頭の中で呟いた結果、病院へは行かずにしばらく見守ることにした。
P太郎のかごのそばに座って、P太郎の様子を見ていると、私がずっとそばに居るのが嬉しいようで、P太郎はニコニコ笑いながら寄ってくる。
そして声をかけると、翼を少し広げて嬉しさを表す。
見ている限り、声が出ないと言うこと以外は、普段と様子はあまり変わらないようだった。
・・・が、鳥は具合の悪さを悟られないように、最後まで元気なふりをすると書いてあったので、まだまだ油断はできない。
そうこうして、P太郎の声が出ないという症状は一週間以上続いた。
その間、毎朝P太郎のかごに掛けている布を取る時は、祈るような気持だった。
「どうか生きていてください。間違っても、下に落ちて冷たくなっていないでください」
そう思いながら布を取り、そして生きているP太郎を見た時の嬉しさは、P太郎を飼って10年近くで、初めての気持ちだった。
その祈りが通じたのかどうなのか、なんと再びP太郎の声が出るようになった!
しばらくはまだかすれた声だったが、そのうち徐々に低音が出せるようになり、そして高音も出るようになった。
今はP太郎の18番「鳩ぽっぽ」も問題なく歌えるようになった。
本当に心配したが、元気になってよかったとホッとしている。
それにしても、P太郎が一番なついているピーチと同じ時期にP太郎の声も出なくなるとは、偶然かもしれないが、なんとなく不思議だったなぁと思う。
でも二人とも元気になってくれて、よかったよかった!!
ちょっと毛並みが乱れてますが、P太郎、元気です!