今年は忌中のため、お正月は特にお祝いをしないでおこうと思っていたが、やはりスーパーへ行くとお正月用の食材が目に入って、あれこれ買い込んでしまった。
昨日から買い込んだ食材を使ってお正月料理を作っている。
ところで大晦日は、長男が帰ってきて一緒に過ごすという。
帰ってくるのは長男ひとり。
お嫁さんはあちらの実家かな?と思ったら、お嫁さんはその日ボランティアに行くのだそうだ。
そう言えば、前に会った時にお嫁さんが言っていた。
学生時代から家庭的に恵まれない子ども達をサポートする団体でボランティアをしていたそうだ。
卒業後は、それを仕事にしたいと思っていたが、事情があって民間企業に就職したが、ボランティアは続けているという。
「自分は両親も仲が良くて何不自由なく育てられて、これが普通だと思ってきたけど、違うんだというのがわかりました。虐待とか育児放棄とか本当に多いんです」
「できれば、この活動は結婚後も続けたいんです」というお嫁さんに「えらい!頑張ってね」とエールを送り、息子には「できるだけサポートしてあげなさい」と言ったことを思い出した。
というわけで、お嫁さんはお正月に来てくれるそうで、お疲れのお嫁さんにも食べてもらおうとせっせと料理を作る。
でも本当は、料理を作っている一番の理由は、自分が作りたいから作っているんだよね。
これがお嫁さんや長男のために作っていると思ったら(勘違いしたら)、もし食べてくれなかった時にガッカリしたり腹が立ったりするかもしれない。
これは自分が好きで作っているからいいのというような予防線を張るように、ポジティブに考えているのとは違う。
ポジティブに考えるというのは、とても良いことのように思われるけど、実は心のどこかで無理をしているのではないだろうかと、最近よく思うようになった。
だから本当の自分の気持ちが、息子達のために料理を作ったのに、自分が好きで作ったと(ポジティブに)考えるようにすると、食べてもらえなかった時にどこかにネガティブな思いが残る。
今回自分の心の声に耳を澄ますと、息子達に食べさせたい気持ちはもちろんあるが、やはり一番は自分が料理を作りたいと思っているからだ。
ところで、これはほんの些細な事だが、実は日常のいろいろな場面で起きていて、自分の感情に振り回されて怒ったり悲しんだりしている。
周りの人間や環境がどうであれ、それらに自分の感情を振り回されてはいけないと思う。
よく言われるのは、外界の出来事に意味はなく、意味付けをしているのは自分というもの。
だからこそ自分は今どういう気持ちなのかと、自分の感情に注目する事はとても大事だと思う。
とは言え、やりたくない事もしなければいけない時もあるし、嫌なことを言われることもある。
そんな時は「やりたくない、めんどくさい、ムカつく」と自分が思っていることを認めた上で大きな深呼吸をしている。最近、深呼吸が多かったが(笑)
さらに言えば、誰も言ってくれなくても自分が一生懸命やっていることを客観的に楽しめたら上出来なんじゃないかと思う。
さて、では料理の続きを始めますか、、、