近くでダンプカーがぶつかったのかと思ったほどの大きな雷とゲリラ豪雨。
私は神社へ参拝に行った帰りで、ちょうど大型スーパーにいたのだが、雷が鳴った瞬間、店内にどよめきが起こり、その後、一瞬電気が消えた。
また、出先から家に戻ろうと自転車に乗っていた長男パインは、空に稲妻が走ったかと思ったら、下を飛んでいたアオサギが落ちていったのを見たと言った。(たぶん雷に打たれたのだろう)
とにかく市内の広い範囲で、あのすごい雷が聞こえたらしく、その後も雷が鳴り止まなかった。
それまでは晴れたよい天気だったのに、急に雷が鳴り出し豪雨になるというのは、最近よくおきることだ。
本当に変な天気。
だから朝起きて、天気が良いからと言っても、洗濯物を外へ干したままぜったいに外出はできない。
さて、そんなわけで洗濯物はしっかり室内に干し、仕事へ行った帰り道、「今日は絶対に行こう」と決めていた場所があった。
それは「相馬神社」
相馬神社は以前にも書いたことがあるが、→(ちょっと遅い初詣)雰囲気がとても好きな神社なので、自分の神棚にも、夫の神棚にも、この相馬神社の御札がお祭りしてある。
今年1月に行ったきりなので、そろそろ参拝に行きたいと思っていたのだが、うちからは遠いので、行く時は必ず運転手付き(夫ですが・・・)で行くことにしていた。
ところが夫の都合がつかなかったり、天候が悪かったりして、なかなか行くことができなかった。
え~い!こうなりゃ、自分で運転して行こう!
数日前から行くことを決めていたのだが、やはり天候が悪かったり用事ができたりして行くことができなかったが、昨日の午前中は、とても良い天気になった。
相馬神社へ行こうと決めたら楽しみで仕方なく、午前中に入っていた仕事もうきうきしながらやったせいか、いつもより早めに終わらせることができた
さて、いよいよ出発。
思っていたより道路が空いていて順調に相馬神社へ辿り着くことができた。
駐車場に車を停めて上り坂が続く参道を見上げる。
今は前回と違って雪がないので、滑ることなく登って行けた。
坂道の参道を登りきると見えてくるのが、ご神木の栗の木。
いつも思うのだが、今にも動き出しそうに見える。
そして、ご神木の前を通り過ぎると小さな本殿がある。
そういえば相馬神社というのは、もともとは福島県の神社なのだそうだ。
明治35年に北海道の開拓と地域の発展を願って、福島県の相馬太田神社の御分霊をこの地に祭ったとある。
福島と言えば未だに収束していない原発事故。
それどころか、毎日何トンという汚水が海に流れ出しているという。
毎日、毎日、海が汚染され続けていることは、考えただけで胸が苦しくなってくる。
一刻も早く汚染水を止めて欲しいことはもちろんだが、やはり原発というものは一旦事故が起こると、本当に恐ろしいことになるのだとあらためて感じる。
9月からは電気料金が値上げされるそうだが、原発を動かさない結果、値上げになるのならそれも致し方ないと思う。
原発を動かさないという事は、そういうことなのだろう。
しかし、原発の替わりの火力発電も温暖化の原因になったりと、けっして地球環境に適切なものではない。
それにしても一時期、国中で騒いでいた「節電」は、一体どうなっているのだろうか。
最近、ほとんど節電という言葉が聞かれなくなったような気がする。
もちろん家庭でできる節電はしているけど、都会のネオンはギラギラのまま、自動販売機もそこら中に置いてあるし、今までとどこか変わったのだろうか。
それでも、私たちを生かし続けてくれる大いなる地球と大自然に感謝しなければいけない。
そんなことを思いながら、感謝の参拝の後、相馬神社の裏手にある小高い天神山緑地から、市内を眺めていた。
この後、すごい悪天候になるのだが、よく見ると厚い雲が何重にもあったのね。
この時は気づかずでした・・・