ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

鳥の観察

2021-02-25 16:31:01 | 日記

年々庭のエサ台に来る野鳥が減っているような気がする。

今年は昨年よりさらに少なくて、シジュウカラやヤマガラなどの小型の野鳥たちがほとんど来ない。

数が減っているのか、はたまたウチに来ないだけなのか。どこかで元気に繁殖していることを願うのみだが、、、

で、今年来ているのは、ヒヨドリとエゾアカゲラ。

ヒヨドリは毎年来るのだが、エゾアカゲラは今まであまり来ていなかった。

しかし今年から置き始めたお米が気に入ったようで、今はすっかり常連さんになった。

エゾアカゲラはキツツキの仲間で、森の中で木の幹をつついている姿をよく見かける。木の皮に潜む昆虫を食べているのだそうだ。

害虫を食べてくれることによって森の木を守ってくれるのがアカゲラで、ちゃんと地球のために働いていてえらいなあと思う。

あまりエサをやって生態系を壊してはいけないので、エサを置くのは雪解けが始まる頃までにしている。

アカゲラは警戒心が強いので、気づかれないように家の中から息をひそめて、「家政婦は見た」状態になって見ているのだが、これが毎日の楽しみのひとつでもある。(決して野鳥以外は見ていませんが)

ところでウチに新しい鳥がやってきた。

それがこちら↓

おもちゃにしてはよくできているオウムの人形。

長男が「おみやげ」と言ってくれた。

今は亡きオカメインコのPちゃんに似ていたので、私が喜ぶと思って買ってくれたとか。

黄色の頭の毛といい体の大きさといい、Pちゃんにそっくり。

長男が部屋のベンジャミンの木に止まらせてくれたが、まるでPちゃんが止まっているみたいだ。

長男の気持ちはとても嬉しかったが、ちょっと複雑な気持ちもした。

Pちゃんに似ている人形を見ると、Pちゃんを思い出すのではないだろうか。

可愛いくて元気だった頃のPちゃんだけじゃなく、苦しんで亡くなった姿のPちゃんも思い出してしまいそうだ。あれはつらく悲しい出来事だった。

でも、何よりも長男の気持ちがうれしかった。

幾つかあった鳥の中から一番Pちゃんに似ている子を買ったという気持ちが嬉しかった。

というわけで、今はベンジャミンに止まる小鳥を見る度にPちゃんを思い出すことより、長男がわざわざ買って来てくれた事を思い出して嬉しい気持ちになっている。

いつかまた鳥を飼うまで、しばらくは野鳥とPちゃんに似たおもちゃの鳥を愛でていようとするか。

 

 


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映画 めがね

2021-02-22 15:15:02 | 日記

映画「かもめ食堂」が、とても心地良い映画だった。

日々の出来事が淡々と流れていく映画。出ている俳優さん達の会話も淡々として心地よかった。

そこで今度は、かもめ食堂と同じ監督で同じ女優さん小林聡美さん主演の映画「めがね」を観た。

そしたら、やっぱり心地良くて途中で寝てしまいそうになった、、、と言うのは冗談で、観ている間も見終わった後も心地良さは続いている。

こちらの映画は、最初に観たかもめ食堂よりもっと淡々としていて、多少主人公の感情の変化があるものの、映画の中では同じような日常生活が淡々と続いていく。そして劇中の会話もそれほどない。

そんな映画だから観ている方も手に汗握るとか、大笑いするとか、大泣きするとかはほぼ無い。淡々と観ているだけ。

だから、この映画がつまらないと思う人は、たぶん最初の20~30分で寝ると思う。

私はどちらの作品も良かったが、見終わった後に考えさせられたのは「めがね」だった。

まず、なぜ「めがね」という題名だったのか。私は最後までその意味がわからなかった。

ただ登場人物が、みんなめがねを掛けている。

そして、一人を除いて、みんな自分のいる世界に疲れて、小さな海辺の町へやって来たという共通点がある。

「どこか観光する場所はありますか?」と聞く主人公タエコ(小林聡美さん)に、宿屋の主人が「ここには観光する所なんてありませんよ。皆さん、黄昏れ(たそがれ)に来るんですから」と言う。

最初は納得できずにいたタエコだったが、宿に滞在するうちに徐々に黄昏れていき、少しずつ柔らかくなっていくタエコ(小林聡美さん)の表情がとてもよかった。

実はこの映画、ただの観光で海辺の町へやって来た人々ではなく、実は死後の世界に来た人々だったと解釈している方がいてとても納得した。

死を受け入れられず、生きていた頃の煩悩に今も囚われている人たちが、この海辺の町で、成仏を助ける菩薩のサクラ(もたいまさこさん)によって、持っている物(煩悩)を一つずつ手放していくという話だった・・・と知ると、ただ淡々と観ていたものが、がぜん真剣になる。

しかし残念ながら、死後の世界の話だったと知ったのは、映画を観終わったあとだったが。

映画の中でドイツ語で詩を暗唱する場面がある。

これがなかなかよい詩だった。以下、転載します。

たくさんの荷物を持っていると、自由がなくなる。

海辺の町へ行ってからではなく、できれば行く前に、すこしでも荷物(執着)をおろしたいと思える映画だった。

 


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玉ねぎの皮茶

2021-02-17 13:41:16 | 健康

作ろうと思っていた料理のために買ってあった卵。急にメニューが変更になって余ってしまった。

賞味期限を確認したらあと3日だったため、大量に卵を消費するシフォンケーキを作った。

21センチの型なので、(幸いにも)卵を大量に使う。

余っていた卵7個を全部使って焼いた。

コロナで家に居ることが多くなったせいか、最近よくお菓子を焼く。

お菓子作りは日常の料理とは違って趣味みたいなもので、作ること自体が楽しい。

泡立て器で一心不乱に卵を泡立てている時なんて、(多分)完全に無の境地になっている。

で、作ったお菓子は当然食べるのだが、この歳になると甘い物の食べ過ぎは身体に良くない。

ちなみに夫は先日受けた健診で、コレステロール値があと少しで治療レベルだとお医者に言われたらしい。

夫はもともとコレステロールが高めだったが、今回は自己最高点を叩き出したため「なんとか下げなければ、、、」と焦っている。(そう言いながらも生クリームをのせたシフォンケーキは食べる)

お菓子は作りたし、作ったお菓子は食べたしなのだが、悪玉コレステロールが心配。

というわけで、コレステロールを下げる効果があるという「玉ねぎの皮茶」を買ってみた。

これは以前テレビで、あるお医者さんが自家製の玉ねぎの皮茶を作って、毎日飲んでいるというのを観て気になっていた。

このお医者さんのように自分で玉ねぎの皮を大量に集めて作るのは難しいため、すでにテイーパックになっているものを煮出して作っている。

味はオニオンスープと麦茶を足して2で割ったような味だろうか。好き好きだと思うが、不味くはない。

朝昼晩と毎日、私も一緒に玉ねぎ茶を飲み、10日あまりが過ぎた。

健診は年に一度なので、果たして夫の悪玉コレステロール値が下がったかどうかはわからないのだが、実は別件で思いがけない効果があった。

なんと、ずっとどうにかしたいと思っていた私の指の痛みが無くなったのだ。

へバーデン結節だと思うが、左の人差し指の第一関節が痛くて、家事をしたり、たまにピアノを弾いても、痛みで中断することがあるくらい痛かった。

へバーデン結節に良いと言われるエクオールやマグネシウムを摂っていたのだけど、劇的に良くなるという感じでもなくて、最近はそれらも止めていたのだが、ここ最近、みるみる痛みが無くなっていくのがわかった。

これは時期的にみても、その間の飲食したものを思い出しても、玉ねぎの皮茶以外考えられない。

調べてみると、玉ねぎの皮茶には関節痛の痛みを緩和させる作用もあるそうだ。

玉ねぎの皮おそるべし。

今は、指のことを忘れているくらい痛みがなくなった。

この分だと、本当に悪玉コレステロールにも効果があるのかもしれないが、結果は来年の健診までのお楽しみだろうか。

 


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嘆願書

2021-02-13 15:19:22 | 日記

玄関のチャイムが鳴ったので出てみると、かなり高齢の男女がお二人立っていた。

「先日、ポストに入れておきました嘆願書を受け取りに来ました」とおっしゃるのを聞いて思い出した。

一週間ほど前、確かにポストに嘆願書が入った封筒が入っていた。

嘆願書というのは、75歳以上の高齢者の医療費の窓口負担2割化に反対するというものだった。

ウチに(私に)は、いつも某野党からチラシや封書が届く。郵便ではなくて個別に届けているようだが、一度も支持した覚えがないのにいつも届くのはどういうわけだと思っていた。

昔、引っ越してきたばかりの時に某野党の後援会の人が挨拶に来たことがあったが、考えてみれば封書が届き始めたのはそれからだったかもしれない。

それにしても今日もツルツル路面で危ないのに、こんな高齢者が取りに来るなんて、、、と気の毒になった。

そして気の毒になったのは、これだけではない。

「嘆願書に署名することを拒否します」と伝えなければいけなかった。

2019年12月に発表された政府の全世代型社会保障検討会議中間報告書では、現在の原則1割の75歳以上高齢者の医療費窓口負担について「負担能力に応じたものへと改革していく」と強調し、一定所得以上の人を対象にした「2割負担」を導入することを盛り込んだ。

今後、団塊世代が75歳以上になり始める2022年までに実施できるよう法制上の措置を講じるという。

色々な意見はあるが、これからますます高齢者が増えていく状況で、高齢者の医療費1割負担を維持していくのは無理なのではないかと思っていた。

ましてやこれ以上の負担を若い世代に負わせるのは忍びない。

払える高齢者は払った方がいい。もちろんその時は、私も払うつもりでいる。

、、、ということをお伝えしたら、お二人は驚いた表情でしばらく声が出ないご様子だった。

もしや、嘆願書に署名する方は多いのだろうかとも思った。

「わかりました」と男性が静かにおっしゃって去っていこうとした時、女性の方が「嘆願書に付いていた用紙に書いてあった電話番号、あれは私の電話なんです。もしも何か困ったことがあったら、電話してください」とおっしゃった。

困ったこととは、例えばどういう時なんだろうか、、、と一瞬考えたが、善意そのものでおっしゃっている、おばあちゃんの言葉がちょっと嬉しかった。

滑って危険な道をお二人で支え合いながら帰って行く後ろ姿にすこし心が痛んだ。

 

 


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2021-02-09 22:46:26 | 日記

最近、夜中に何度も目を覚ましたり、起きた時に首が痛い事があったりとどうも枕が合っていないのではないかと思っていた。

もう何年も同じ枕を使っているので、高さが合わなくなったのかもしれない。

ところで長男が枕を新しく変えたら、睡眠の質がたいそう良くなったという。

それを聞いて新しい枕が欲しくなった。

今までは柔らかめが好みという以外は特に気にせず、安い枕を買っていたのだが、「店で試して、自分に合った枕を選んだ方がいいよ」と長男が言うので、まずは長男が買ったという店へ行った。

ところが、お店に並んでいる枕の値段を見て驚いた。枕ってこんなに高かったのかとめまいがした。

長男が「枕にはお金をかけてもいいと思う」と言っていた意味がわかった。

私が持っている枕はせいぜい二千円くらいだが、並んでいる枕はその十倍以上はする。

「お試ししませんか?」とお店の人に言われて、一番安い一万円台の枕を試してみることにした。

早速、店内のベッドで寝てみる。

寝やすいかと言われれば、確かに寝やすいような気はするが、正直よくわからない。二、三日借りて自宅で寝てみたら分かるのだろうけど。。

結局これだけでは決められず、他の枕も見たいので、別のお店にも行ってみた。

二番目に行ったのは、枕の専門店。

こちらはオーダーメイドの枕を作っているそうで、前のお店以上に高価な枕ばかりだった。

一万円台の既製品もあったが、それはたまに来る来客用という位置付けで、普段使う枕としては向かないとお店の人がおっしゃった。

また枕は月に一回くらい調整をした方が良いそうで、そのお店ではずっと無料で調整してくれるそうだ。(なんたって数万円もする枕なので)

しかし調整をして使い続けてもやはり型崩れするので、2〜3年ごとに新しい枕にするのがベストなのだと教えて頂いた。

寝やすい枕を追求していくと、これくらいの品質になるのかと分かったが、なんせ今まで二千円の枕を何年も使い続けていた身、、、せいぜい頑張っても一万円台の枕にしたい。

そんなわけで、最初に行ったお店で買おうかなと思いつつ保留にしていたのだが、ふと思い立って近所のニトリへ行ってみた。

ネットで調べてみると、ニトリの枕は評判が良いらしい。

たくさんの種類がある枕の中から、これがいいんじゃないかと思った枕をお試しさせてもらったら、これがなかなかよかった。

「高さが10箇所調整できる枕」中の詰め物を取って自分好みの枕に調整する事ができるそうだ。値段は5000円をきる4980円。

早速、自分の好みに合うように調整してみたのだが、頭がちょうど良く収まる感じで、そのせいかいつもより寝返りが少なく、目覚める回数もずっと少なくなったと思う。もちろん首も痛くない。

ただし、もう少し柔らかい方が好みかも、、、

以前よりずっと眠れるようになったものの、まだ微調整が必要なので追々調整していきたいと思っている。

それにしても枕って奥が深い。。。

 


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温泉

2021-02-06 16:31:38 | 日記

先日、温泉で忘れてきた髪留めがなんと戻ってきた。

受け付けに届いていたそうだ。

嬉しくて、思わず受け付けの人にたくさんありがとうございますを言ってきた。

どなたが届けて下さったのかわからないが、本当に嬉しかった。

今度からは、必ずロッカーの中を確認して帰ろうと思う。

ところで最近の温泉は、いつも混んでいる。

一時期はコロナのせいでガラガラだったのに、今はコロナ前に戻ったみたいだ。

コロナが騒がれてから一年以上経って、みんなコロナに慣れてきたのかもしれない。

それにしても日帰り温泉は混んでいるが、温泉地のホテルは休館しているところも多いそうだ。

そして、それに伴い長女の仕事も休みが続いている。

一月に仕事に出たのは、たった3日。そして二月はまるまる休みで、三月もどうなるかわからない。

休業手当は出ているが、お給料の半分以下なので、出ないよりはマシだが、これで生活をしている人は大変だろうと思う。

サウナでお姉さま達が、コロナのテレビを観ながら話していた。

「感染者はなかなか減らないね」

「もう仕方ないっしょ。私たちにできる事はなんもない」

コロナについては色々と思う事はあるが、とりあえず自分にできるのは医療崩壊を招いてしまわないように、罹らないように気をつけることくらい。

歯がかゆくて仕方がない、、、

 

 


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バランスが大事

2021-02-02 21:21:38 | 日記

一昨日、温泉に行ってロッカーの中に髪留めを忘れて来てしまった。

白いビーズがたくさんついてる華奢な髪留めで、最近、髪を長くしているので、たまに顔の両側の髪を後頭部で留めている。

それはとても軽くて(年々軽さが重要になってきた)、持っている髪留めの中で一番のお気に入りだった。

いつもは最後に必ずロッカーの中を確認して帰るのに、その時だけは「大丈夫だろう」と思って確認しなかった。

一応、次に行った時に聞いてみようと思っているが、もう無いだろうなあと落胆していた。

それで今日は、仕方なく別の髪留めをした。

こちらは金属性で大きくて、いかにも丈夫そうなのだが、なにぶん重いのが嫌であまりつけていなかった。

ところが、この重たい髪留めが幸いした。

なんと今シーズン初めてツルツル路面で転んでしまったのだが、手をつく間もなく、そのまま後ろに転び、後頭部をしこたま打ってしまった。

あまりの痛さにしばらく起き上がれなかったが、痛みがおさまってから起きると、髪留めが外れて落ちていた。

転んだ時にちょうど髪留めの部分を打ったようで、大きな金属の表面には傷がつき留める部分も壊れていて、髪留めはもう使えなくなっていた。

ああ守って頂いたなと思った。

いつもしていたビーズの髪留めでは、この程度では済まなかったかもしれない。

ところで歳を取るごとに、見えない世界の存在を信じるようになった。

心の世界の重要性や見えない世界とのつながり、何か大きな力の存在があることなど、若い頃は考えてもいなかったことを考えるようになった。

不思議な現象に度々遭っていたにも関わらず、若い頃は見えない世界を信じていなかった。

いや信じていなかったというのは違うかな。

本当は信じていたが、それを口にすると親を始め、周りの人に馬鹿にされると思ったから、あえて信じていないフリをしていた。

信じていないフリはいつの間にか本当になり、不思議な現象は起こり続け、自分でも矛盾していると思っていた。

それが、やっと見えない世界と見える世界のバランスが取れるようになり、心の平安を感じるようになったのは、40代後半に出会った先祖供養がきっかけだった。

ところで少し前に20代の息子が見える世界ばかりに欲求が向き、それはそれで若い頃には成長する為に必要なことだとブログに書いた。

しかし歳を取り経験を積み、人生を生きていくにつれて、自分の利益ばかりじゃなく他人のことも考えるようになっていく。(人によるが)

お陰様という言葉が身に染みる。

見えない世界と見える世界のバランスが取れる分岐点が、(人によるが)ちょうど60歳あたりなのだそうだ。

還暦といって60歳からお祝いするようになるが、それは単に長寿を祝うだけではなくて、見えない世界をより実感できる年齢を迎えた幸せに、感謝を示すためでもある、、、と聞いた。

60歳になって早々、見えない世界に感謝する出来事だった。

 


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